【初心者向けCK2】遼の耶律一族で遊牧民生活(1)「宗教結社に入信」

2019年12月27日Crusader Kings Ⅱ

中世諸侯の生活や覇権争いを体験できるパラドックスの名作・CK2(Crusader Kings2)。
初心者や未プレイの人にもわかりやすいように解説。

DLCを最新の「Monks and Mystics」まですべて導入したので、ひさしぶりにプレイ。
西欧諸侯しかやったことがないので、遊牧民勢力をつかえるDLC「Horse Lords」は初プレイになります。

というか、このゲームの遊び方自体かなりわすれているので、思いだしながらやっていきます。
以前はDLCをいれないでのプレイ。今回最新DLCまで一気にいれたため、ゲーム自体ほぼ初プレイといってもいいかと。

ゲーム環境ですが、バージョンは2.7.1。
DLCは「Monks and Mystics」まですべて導入。
やりなおしなしのプレイなので、途中で滅びるばあいもありますがご了承ください。


今回プレイする人物は、遼の道宗こと耶律洪基(Khagan Hongji)。

金庸の武侠小説「天龍八部」 を読んだことがある人やドラマを見たことのある人ならなじみ深い人物だと思います。
小説では漢民族を恨んで皆殺しにしたがっている悪役として描かれていますが、じっさいは中国文化に傾倒し、遼史上でもかなり中国かぶれだった人物といわれています。

中国文化を積極的にまなび、詩や絵画に通じているので、小説のイメージとはちがってどちらかといえば文系です。
そのためか、本ゲームでの能力も「外交3/武力8/管理8/謀略3/知識11」と知識(learning)が突出しています。


ゲームスタートは1066年。
遼(Liao)の領土は画像のとおり。見切れています
このゲームは「Crusader Kings2」のタイトルどおり、あくまで西欧諸侯が中心。
遊牧民はおまけ的なあつかいです。
そもそもDLC「Horse Lords」をいれていないとプレイすらできません。

このゲームですが、プレイヤーはあくまで登場人物の1人をプレイするという形。
EU4(Europa Universalis4)のように国家をプレイするわけではありません。
自分の家系を繁栄させるというのが目的です。

ゲーム自体は個人を操作するので、だらだら暮らしてもいいですし 、領土拡張にいそしんだり、一族の者を他国の権力者と結婚させて世界中に一族を繁栄させたり、秘密結社をつくって嫌なやつを暗殺してもいいのです。
領土よりも人間関係がこのゲームの肝です。
しがらみだらけのゲームです。


とりあえずは状況把握。
耶律洪基は34歳。
9歳になる息子の耶律濬(Jun)がいます。

このゲームでは、プレイヤー(ここでは耶律洪基)が死ねば、子など一族の者があとを継ぎます。
あとを継げる人物がいなくなれば家系が途絶えてゲームオーバーです。
息子がいないばあいは結婚して産まなければなりませんが、さいわい最初から息子がいるので、いまのところ安心です。

耶律洪基はモンゴル皇帝の称号ももっています。
それ以外にもこまごまとした称号があります。

このゲームは、おおざっぱにいうと「称号がある=領土をもっている」なので、領土がほしければ他人から称号をうばわなくてはなりません。
その手段は戦争でもいいですし、恐喝して称号をゆずってもらってもいいのです

称号をもった者が亡くなると、跡継ぎが称号を引き継ぎます
長男が総取りしたり、兄弟で分割したりなど、国によって跡継ぎ方法が違います。
プレイヤー的には跡継ぎの総取りが一番おいしいです。継承のたびに領土を減らさなくてすみます。

遼は遊牧民なので定住地はなく、人口(population)が国の規模となります。
しかも各地域内の建築物がないほうが人口が多くなる仕様
つまるところ、他人の領土を占領したら建築物をすべて破壊しろということでしょうか。
まだプレイしたことがないのでよくわかりませんが、概念的にはそんな感じなのかと。

まあ、細かいことはプレイしながらわかっていくと思うので、とにかくプレイを始めます。


耶律洪基は妻がいないので結婚しておきたいところですが、結婚相手が廷臣ばかりで、結婚したばあいに権威が-400とかなりのペナルティ。
そのため側室(concubine)として2人ほど迎え入れることにします。
しかしひさしぶりにやったので、ゲームのインターフェイスがだいぶかわっていて戸惑います。
病気になったときのために宮廷医(Court Physician)も設けられるようなので、それも設定しておきました。


問題が発生しました。
どうやら耶律洪基が死んだばあい、皇帝の称号はその息子ではなく、封臣(Vassal)の1人であるイリェ(Yilie)が継承することになっていました。
こいつは皇帝より多くの称号をもっていて(こちらの直轄地3に対して、向こうは5)、遊牧民人口も皇帝の1.5倍ぐらいあります。

遊牧民の継承システムがよくわからないのですが、どうも一番力のある者があとを継ぐようです。
イリェをどうにかしないと、息子は皇帝になれず、耶律一族は一遊牧勢力として没落します。
領土を拡大してイリェより称号を多くすれば解決するのでしょうか。

息子もまだ成人していませんし、この問題はしばらく置いておきます。


最新DLC「Monks and Mystics」では宗教結社にはいることができます。
耶律洪基は仏教なので、仏教系の結社に入れます。
システムがよくわからないのですが、とりあえず「The Savaka-Sangha」に入信してみましょう。
試してみるのが一番手っ取り早いです。

宗教結社に入ると信心度(Devotion)が上がっていって、一定値をためるとそれを消費してボーナスをアンロックできるようです。
貢献度は毎月自動的に増えます。
また結社の要求するミッションをこなすことで大幅に増やせます。


遼の南西には天山ウイグル王国(Qocho)があります。
君主の称号を見ると公爵までしかもっていないようですが、国力がかなりあります。
こっちの総兵力が500に対して、向こうは4000
月の収入もこっちが+0.28に対して、向こうは+13.61
このゲームではシルクロード上の領土にボーナスがはいるのですが、その恩恵をうけて荒稼ぎしているようです。
戦っても勝てないので機嫌を損ねないよう注意しておきます。


天山ウイグル王国の北にはキルギス(kirghiz)があります。
こちらは総兵力500。
これなら傭兵を雇えば勝てそうです。

第1回はとりあえずここまで。
次回はキルギスに侵攻してみようと思います。
遊牧民での戦争がどんなものかよくわからないので、いろいろためしてみたいと思います。