『剣と魔法と学園クエスト。』評価は「やや不評」 レビューと感想ー操作性に難点【とともの】|Steam

2022年9月14日ゲーム評価RPG, シミュレーション, レビュー

totoquest

気楽に遊べるRTS的なRPG『剣と魔法と学園クエスト。』。

ACQUIREによって、2022年9月8日にSteamで配信されました。PS4/ニンテンドースイッチでもリリースされています。

3DダンジョンものからRTSっぽい何かに変わったのニャ。

ステージによってはタワーディフェンスみたいな感じになりますね。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。【追記】クリアしました。攻略メモをつくったので、クリアできない人はどうぞ。記事の最後にリンクがあります。

 

どんなゲーム?

剣と魔法と学園クエスト。

本作は『剣と魔法と学園もの。』、いわゆる「とともの」シリーズの最新作になります。

過去作では3Dダンジョンだったり、3DRPGっぽいフィールドだったりでしたが、本作ではステージクリア型のRTS(リアルタイムストラテジー)になっています。

形態としてはタワーディフェンス(タワーオフェンス)に近い形ですね。

主人公のアレクはいっさい攻撃できず、HPが0になった時点でゲームオーバーになります。

アレクがタワーディフェンスでいう本拠地なのニャ。

そうですね。

アレクは移動ができ、周辺の一定範囲内に仲間(学園の生徒)を召喚できます。

仲間は勝手に行動し、敵がいれば自動的に攻撃してくれます。

ステージには目的があり、目標の敵を倒したり、一定時間アレクを守ったりと、さまざまです。

ゲーム自体は遊びやすく、なかなか面白いのですが、問題は操作性ですね。

まずマウスが使えない

そしてパッドによる操作が絶望的に煩雑です。

たとえば仲間を召喚するときは、Bボタンで一時停止をして、LB・RBで仲間を選択し、Bボタンで配置し、Aボタンで戻ります。

仲間をつかんで、別の場所に移動させることもできますが、そのときもBボタンで一時停止し、LB・RBで仲間を選択し、Bボタンで配置し、Aボタンで戻るという手順を踏まなければなりません。

アレクの移動はXボタンで画面を止め、移動先でBボタンを押し、Aボタンで戻るという形になります。

移動のたびにたくさんボタンを押すのニャ。

マウスだったらさっと終わることも、パッドだと4回ぐらいボタンを押さないといけないのですね。

この操作をかなりこまめにやらないといけないので、半端ない面倒くささです。慣れるまでが大変でした。

しかもボス戦だと、仲間を出してひっこめてというのを何度もやらないといけないので、操作量がすごいことになります。

今からでもマウス操作のアップデートを入れてほしいですね。

あとキャラのレベルアップが一時停止しておこなえなかったりと、細かい不満が多いです。

キャラメイクですが、種族選ぶぐらいで、あとは3つの特性がランダムであらわれます。変えられるのは名前ぐらいで、キャラメイクというほどのものでもありませんね。

それとマップ内で隠しボタンを探すステージがけっこう多く、これもかなり面倒くさい。マップをしらみつぶしに探していかないといけないため、1ステージに時間がかかるのが難点です。

細かい所での不満点はありますが、ゲーム自体は楽しめる内容になっています。

【追記】ボス戦がとにかく時間かかりますね。範囲攻撃を使ってくるので、そのたびに仲間をひっこめたりしなければなりません。

しかもラスボスはめちゃめちゃ広範囲の一撃死攻撃をしてくるため、よけきれなければその時点でゲームオーバーになります。

操作性のややこしさと相まって、かなり作業感がありますね。根気と折れない心が必要とは思います。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「やや不満(21%、14人中)」になっています。

あまりよくないニャ。

やはり操作性のストレスが高いですしね。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

良かった点

・ストーリーがさくさく進み、レベルもさくさく上がるので遊びやすい。

・キャラクターが可愛い。

・仲間がワチャワチャ自分の意思で動いているのが楽しい。

・気楽にプレイできる。

悪かった点

・マウス操作に対応していない。操作が煩雑。

・ストーリーが子供向け。

・仲間のAIがあまりよくなく、変なところへ行ってしまう。

・キャラクターメイクの自由度が低い。学科も選べない。

・スイッチを探すのが面倒くさい。

操作性への不満も多いですが、キャラクターメイクへの不満も多いですね。ぶっちゃけ変えられるのは名前ぐらいですしね。

ライトな内容になったぶん、カスタマイズ性は低くなったかなとは思います。

 

総評

過去作は筆者もプレイしたことがありますが、今作は「自分好みのパーティをつくる」みたいな感じの内容ではなくなっていますね。

そもそもダンジョンRPGではなくなっている時点で、『ウィザードリィ』的な自由度のあるゲームからは外れてしまっています。

それと、やはりマウス操作を入れてほしいですが、いまから追加されるともあまり思えません。パッド操作に慣れるしかないですね。

過去作のような「カスタマイズゲーム」ではなくなってしまっているので、そのあたりを受け入れられるかどうかで評価が変わってくるとは思います。

あとボス戦は根気がいります。時間がかかるうえに、死んだら最初からやり直しなので、とにかく根気ですね。レベル上げても基本的に一撃死攻撃ですしね。