『信長の野望・新生』武将能力:浅井長政の評価は?【武将評価シリーズ・その20】
『信長の野望・新生』武将評価シリーズ第20回目は、織田信長の妹(お市)の夫・浅井長政(あざいながまさ)です。
「あざい」説が増えてきましたが、「やっぱり「あさい」のほうが合ってるんじゃない?」説もあり、どちらにも根拠があるのでどうともいえないというのが現状です。
本作だと「あざい」ですね。
そんなわけで能力を見ていきましょう。前回の本多忠勝は以下のリンクから。
人物について
浅井長政は天文14年(1545年)、浅井久政の嫡男として生まれました。幼名は猿夜叉丸。
当時の浅井家は、六角氏に臣従している立場でした。
長政が15歳で元服するころ、六角義賢の一字をとって、賢政と名乗りました。これは六角氏に服従しているという証のためですね。
さらには六角氏の家臣・平井定武の娘との婚姻も強制されます。
ここで「さすがにやってられない」となって、六角氏に反旗を翻します。
長政は六角氏の軍を返り討ちし、父・久政を竹生島へ追放。家督を強制的にゆずりうけることとなります。名前も賢政から新九郎にしました。
長政の武勇を知った織田信長は、美濃の斎藤氏を牽制するため、長政と同盟を結びます。信長は妹のお市を結婚相手として送りました。
また名前も、信長から一字もらって「長政」としました。
しかし元亀元年(1570年)4月、長政と友好関係のあった朝倉義景に対し、信長は討伐のために、徳川家康とともに出兵します。
ここで長政は、信長を裏切り、朝倉側に付きました。
信長は挟み撃ちにあって敗れましたが、豊臣秀吉・明智光秀がしんがりをつとめたことで撤退には成功。「金ヶ崎の退き口」と呼ばれました。
同年6月、信長の報復戦である「姉川の戦い」がはじまります。信長はこの戦いに勝ったものの、有力大名たちによる「織田信長包囲網」が形成されてしまいます。
武田信玄も出張ってきて信長を攻めようとしますが、途中で亡くなってしまいました。
そんなこんなでダラダラと攻防を続けているうちに、長政の家臣たちが信長に寝返っていきます。
やがて小谷城に追い詰められ、長政は自害しました。享年29歳でした。
お市やその娘たちは信長のもとへと返されました。
お市の娘ですが、長女の茶々は豊臣秀吉の側室となって豊臣秀頼を生みました。
次女の初は京極高次の正室に、江は徳川秀忠(江戸幕府2代目将軍)と結婚し、徳川家光(江戸幕府3代目将軍)を生んでいます。
基本ステータスについて
統率:84
武勇:83
知略:76
政務:53
主義:保守
統率・武勇が80台なので、戦闘能力は問題ないでしょう。内政が苦手みたいなキャラになっていますね。
戦法・特性について
(戦法)
激励:自部隊の攻撃上昇。
(特性)
一所懸命:同一城に属す全郡で領内行動の集落掌握速度が上昇。
反攻:城が強攻されたときに攻城部隊へのダメージ増加。
地の利:合戦で積極的に要所を襲撃。
決め手に欠ける感じはありますね。
ただ戦闘パラメータ自体は一般武将よりは高めですし、戦闘では活躍できるとは思います。
総評
信長などの一線級の大名と比べると見劣りしますが、統率・武勇が80台など、能力的には悪くはありません。
ゲームとしては、戦闘向きの部下が少なめなので、信長とやり合うのはかなり厳しいことになるとは思います。
藤堂高虎や磯野員昌が部下にいますが、忠誠が低いのでこのあたりも注意したほうがいいでしょう。
次回は柴田勝家です。【追記】次回出来ました。以下のリンクから。