『三國志14』武将能力:夏侯令女の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その216】|三国志14

2020年8月16日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

kakoureizyo

『三國志14』三国志武将評価シリーズの第216回目は、烈女として名高い夏侯令女(かこうれいじょ)についてお届けします。前回の賈逵は以下のリンクから。

 

人物について

夏侯令女は、譙郡の夏侯文寧の娘です。

曹爽の従弟である曹文叔に嫁ぎましたが、曹文叔は早くに亡くなってしまいました。

夏侯令女には子どもがおらず、また年が若かったことから、「実家は再婚させるだろう」と思い、髪を切ってそうしない意思を示しました。

しかし実家はやはり再婚させようとしたため、夏侯令女は即座に刀で両耳を切り落としてしまいました。

やりすぎニャ。というか、怖すぎるニャ。イラストは髪を切ったあたりで止めてるのニャ。

以降、夏侯令女は曹爽のもとに身を寄せて生活していました。

司馬懿のクーデターによって曹爽が処刑されてしまうと、夏侯令女の叔父は曹氏との婚姻関係を破棄し、夏侯令女を家で引き取りました。

夏侯令女の父・夏侯文寧は梁国の相でしたが、まだ若い娘が操を立てて再婚しないのを可哀想に思い、人をやってそれとなく再婚をすすめました。

すると夏侯令女は涙を流し、

「私もそう思います。そうするのが正しいのでしょう」

と答えました。

家族の者たちは、夏侯令女が承知したものと思い込み、警戒を解きました。

すると夏侯令女はこっそり寝室に入り、刀で鼻を削ぎ落しました。

もうこれホラー話ニャ。

母が呼びかけても寝室から出てこないので、入ってみると夏侯令女は布団をかぶっていました。

布団をとると、寝台は血まみれになっており、夏侯令女はそこに横たわっています。

他の家の者も駆け付け、夏侯令女の姿を見て悲しみました。

ある人が夏侯令女に、

「もうご主人の一族は処刑されてしまって、誰も残っていないのです。なぜ操を守ろうとするのですか」

と聞くと、夏侯令女は、

「仁者は盛衰によって節義を変えず、義人は存亡によって心を変えないといいます。曹氏が滅亡したからといって、どうして見捨てることができましょう」

と答えました。

だからといって、鼻を削ぎ落さなくてもいいのニャ。

当時の価値観からすると、夫に操を立てることは立派とされていましたからね。まあ、当時でもやり過ぎ感はありますが。だから歴史に残ったのでしょうけど。

司馬懿はこの話を聞いて感動し、養子をもらって曹氏の跡継ぎにすることを許しました。

こうして夏侯令女の名声は天下に鳴り響いたといいます。

歴史に残るぐらいのセンセーショナルな事件だったのニャ。男女平等のいまだと、こんな事件があったらいろいろな団体から批判されそうニャ。

今回はそんな夏侯令女の能力を見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率:19
武力:10
知力:71
政治:62
魅力:73
主義:礼教
政策:政令徹底(Lv2)(命令書が増加)

下手な文官より能力高いニャ。

知力・魅力が70台で、政治60台だと、普通に文官としての能力は高いですね。孔融ですら知力72ですしね。

正直、耳や鼻を削ぐあたり、知力の高い人とは思えないのニャ。感情的すぎるのニャ。

シリーズ初登場は『三國志11』で知力・政治は70台、魅力は80台が続きました。むしろ本作で能力が落ちたといえますね。

謎の政治力があるのニャ。

 

個性について

寡欲:自身の俸禄が減少。

寡欲」だけなのニャ。

「名声」「直情」あたりはあってもいいかもしれませんね。

「短慮」もニャ。

 

陣形と戦法

陣形

方円

かなりアグレッシブな人だとは思うのニャ。「鋒矢」のほうが似合いそうニャ。

文官タイプですし、統率・武力は低いですからね。

戦法

鎮静:状態異常解消。

勢いで鼻を削ぎ落す前に「鎮静」しておくべきなのニャ。

「鎮静」というタイプではない気もしますね。「攪乱」あたりがよいのではないかという気もします。

 

総評

夏侯令女は文官タイプの武将です。政治は60台、知力・魅力は70台と、そこそこ能力は高くなっています。

ただ個性は「寡欲」のみ、戦法は「鎮静」のみと、スキルにたいしたものがないので、サポート的な役割となるでしょう。

統率・武力10台で、陣形も「方円」のみなので、内政に従事させておくのがいいかと思います。

人手が足りない場所の内政をさせるのニャ。

次回は伊籍です。