『三國志14』武将能力:呂拠の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その243】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第243回目は、呂範の息子の呂拠(りょきょ)についてお届けします。前回の呂範は以下のリンクから。
人物について
呂拠、字は世議(せいぎ)。呂範の次男です。
前回の話の続きになりますが、呂範の長男は早くして亡くなったことから、次男の呂拠がその跡継ぎとなりました。
呂範の病気が重くなると、呂拠は副軍校尉となり、父の補佐として軍務の処理をおこないます。呂範が死去すると、安軍中郎将に任じられました。
それからは、山越討伐などで功績をあげます。
朱異が樊城を攻撃したときには、これを補佐して戦果をあげ、偏将軍となりました。のちに宮廷に入って馬閑右部督となり、越騎校尉に昇進します。
太元元年(251年)、長江が反乱して城門が水浸しになったとき、呂拠は皆を指示して船をつなぎとめ、被害が大きくなるのを防ぎました。これを見ていた孫権はよろこび、呂拠に盪魏将軍の位を授けます。
孫権の病が重くなると、呂拠は太子右部督に任じられ、諸葛恪らとともに後事を託されます。太子の孫亮が即位したときには右将軍に任命されました。
魏が呉の東興へ攻め込んできたときには、呂拠はこれを防いで手柄を立てます。
翌年、孫峻がクーデターを起こし、諸葛恪を殺害しました。孫峻は呂拠を驃騎将軍に昇進させ、西宮の諸事を任せます。
孫峻が急死すると、従弟の孫綝が勝手に権力を握りました。
遠征中であった呂拠はこれに憤り、滕胤を丞相にするよう働きかけます。
しかし孫綝は、遠征軍に従っていた文欽らに呂拠を取り押さえるよう命じ、一方で討伐軍も向かわせました。
呂拠は側近からは「魏へ下るよう」すすめられましたが、呂拠は「逆臣になるわけにはいかぬ」として、自殺をしてしまいました。
その後、一族は皆殺しにされてしまったとのことです。
今回はそんな呂拠の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:73
武力:62
知力:71
政治:62
魅力:64
主義:覇道
政策:軍制改革(Lv3)(部隊、都市の士気上限が上昇)
父親:呂範
親愛武将:朱異
嫌悪武将:孫綝
政治力に関しては10ぐらいの差がありますが、それ以外はあまり変わりませんね。全体的には武官寄りのバランス型といえるでしょう。
初登場は案外に遅く、『三國志8』からです。パラメータ自体は似たようなものが続いて、現在に至っています。
個性について
森戦:森、密林で自ユニットの全能力が上昇。
怒髪:自ユニットを除く特定範囲内の味方ユニットが壊滅すると、自ユニットの士気が上昇。
操舵:艦船のばあい、ZOC無視。
武官としての活躍が多いですしね。「操舵」があるのは父親とおなじで、戦法でも水軍戦法が2つあります。
陣形と戦法
雁行、長蛇、投石
「森戦」があるので、「長蛇」と組み合わせて相乗効果を狙うこともできます。
連弩:ダメージ+「足止」付与。対拠点可。
投石:耐久ダメージ+ダメージ。対拠点可。
駆逐:ダメージ。
強襲:ダメージ+「混乱」付与。
「火矢」が「連弩」に、「井闌」が「投石」になっていますね。また水軍戦法もおなじように2つあります。活躍できる場面は多いでしょう。
総評
呂拠はバランス型の武将です。全体の能力は父親の呂範より低いですが、それでも60~70台はあります。
「森戦」「長蛇」があるので、森などの地形で戦わせるといいでしょう。また水軍戦法もあるので、水上戦にも参加させたいところです。
際立った部分はありませんが、とくに大きな欠点もないので使いやすい武将かと思います。
次回は閻行です。