『三國志14』武将能力:秦朗の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その176】|三国志14

2020年7月7日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

sinrou

『三國志14』三国志武将評価シリーズの第176回目は、曹操の養子となった秦朗しんろう)についてお届けします。前回の何晏は以下のリンクから。

 

人物について

秦朗、字は元明(げんめい)。并州新興郡の人です。父は呂布の部下の秦宜禄、母は杜氏

曹操劉備らとともに呂布のいる徐州を攻めたとき、関羽は「杜氏をもらいたい」と曹操に頼んでいました。

しかしいくさに勝ったさい、曹操は杜氏が美しいと知ると、そのまま自分の側室にしていまいます。これによって、秦朗は曹操の養子となりました。

このあたりの顛末は、動画「ゆっくり三国志劇場:正史「関羽伝」」にもあるので参照してください。

前回の何晏も曹操の養子だったのでともに育てられていましたが、性格はまったくの真逆。

自由奔放な何晏に対し、秦朗は慎み深く慎重な性格だったといいます。

何晏はフリーダムでナルシストニャ。

ちなみに杜氏と曹操の娘・金郷公主は、何晏に嫁いでいます。秦朗にとっては異父妹にあたりますね。

曹操は秦朗をたいそう可愛がり、集まりの席では賓客らに、

「わたしほど妻の連れ子を可愛がる者はいないだろう」

といっていました。

秦朗は諸侯のあいだを遊び歩いていましたが、曹操・曹丕の時代において咎められることはありませんでした。

何晏は曹丕に嫌われていたニャ。

曹叡が即位すると驃騎将軍・給事中に任じられます。曹叡が出掛けるたびに、そのお供をしました。

当初、曹叡は犯罪の摘発に興味を持ち、ささいな罪でたびたび死刑にしていました。

秦朗は諫めることもなく、人材を推挙することもありませんでした。

しかしそのことから曹叡に寵愛され、幼名の阿蘇で呼ばれていました。また金品を下賜したり、大きな屋敷を立ててもらったりしました。

なにもしない人ニャ。なにもしないのに、うまく取り入っていたのニャ。

世間では、秦朗が無能であることは知れ渡っていましたが、天子(曹叡)と親しいということで、たくさんの賄賂が送られていました。

このことから、秦朗の富は公侯と並ぶぐらいになっていたといいます。

本質的には何晏と変わらない気がするニャ。何晏のほうが文化事業をしていただけ意味があるニャ。

いちおう武官の仕事はしてますね。諸葛亮が北伐をおこなったさい、2万の兵を引き連れて司馬懿の援軍にあたっています。

『三国演義』だと、諸葛亮との戦いで戦死してしまっています。正史のほうだと、どうやって亡くなったのかは不明ですね。

めざましい活躍みたいなのはなかったのニャ。

鮮卑の軻比能歩度根を討伐したというぐらいでしょうか。

『魏略』では、天子に媚びへつらう佞臣として「佞倖篇」に収録されています。

あまり評価はよくないのニャ。

今回はそんな秦朗の能力を見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率:58
武力:70
知力:35
政治:15
魅力:39
主義:覇道
政策:長蛇強化(Lv3)(長蛇陣形の効果が上昇)
親愛武将:何晏、夏侯献、曹宇、曹叡
嫌悪武将:孫資、馬鈞、劉放

能力は低いけど、武力が70あるニャ。

鮮卑討伐が評価されているのでしょう。シリーズでも武力は70台を保っていますね。武官タイプの武将です。

 

個性について

親鮮:所属都市に所在していると鮮卑が出現せず、計略「埋伏の毒」で鮮卑が出現する。

功名:命令設定で、追撃「不可」、事後命令「退却」が選択不可。

直情:敵勢力の罠から受ける被害が増大。

強欲:自身の俸禄が増加。

何晏とおなじく、バッド個性が3つもあるニャ。

慎重な性格のわりに、「直情」持ちだったりしますね。『三国演義』では、孔明の罠で戦死させられていますしね。

「親鮮」持ちなのは利点なので、鮮卑が出てきそうな地域に配置するのがいいでしょう。

 

陣形と戦法

陣形

長蛇、錐行

機動力重視ニャ。

使える場所が限定されるのがつらいですね。

戦法

奮戦:ダメージ。

激励:味方の士気+攻軍アップ。対拠点可。

うーん……なんか適当に決めた感じニャ。

まあ、状況に合わせてといったところでしょうか。

 

総評

秦朗は武官タイプの武将ですが、武力は70、統率は58と微妙なバランスです。

また陣形が「長蛇」「錐行」しかないため、使えるシチュエーションが限定されるかと思います。

親鮮」があるので、出現する場所に配置して防いでもらうのがいいかと思います。

活躍の場が限定される感じニャ。

次回は秦朗の父、秦宜禄を予定しています。【追記】次回出来ました。