『Starfield』vs『No Man’s Sky』vs『アウターワールド』どれが一番面白い?

ゲーム評価RPG, SF, レビュー

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『Starfield』発売からしばらくたちました。

「『アウターワールド』や『No Man’s Sky』と比べてどっちが面白い?」

みたいな質問もよくいただきます。

パッと見、似たような感じなのニャ。

今回は『Starfield』『No Man’s Sky』『アウターワールド』の3作品の特徴と、それらを筆者の独断と偏見で比較していきます。

 

3作品の特徴

それでは3作品の特徴を軽く見ていきましょう。

『Starfield』

『スカイリム』『Fallout4』などのオープンワールドRPGで知られるべゼスダの新作。2023年9月6日にリリースされました。

ぶっちゃけ舞台を宇宙に移した『スカイリム』や『Fallout4』的な内容で、「いつものべゼスダ」的なゲームになっています。

会話量が多いあれなのニャ。

惑星間は宇宙船で移動するのですが、基本的にはファストトラベルで近くまでいく形です。ゲームの舞台は惑星上が中心になっており、『X』シリーズのように宇宙空間をまったりさまようというのではありません。

ただ宇宙船によるシューターバトルはあります。シールドやエンジンなどの出力を切り替えたりと、最初はちょっとややこしく感じるでしょう。

各惑星ですが、行動できるフィールドはかなり広いですが、広大な荒野のような味気ない風景も多い。

あと宇宙人とかも出てこなくて、人種は人間のみになっています。『スカイリム』のようなファンタジックで多様性のある世界観と比べると地味さがありますね。

ゲームのボリュームもべゼスダ作品過去最大で多く、じっくりとプレイしたい人には向いているでしょう。

『No Man’s Sky』

2016年8月13日にリリースされた当時は、あまりにすっからかんな内容で悪評だらけという状態でした。しかしそのあと、開発が頑張ってアップデートを繰り返したことで評価が上がっています。

挽回できた良い例なのニャ。

こちらはどちらかといえば、「宇宙を舞台にしたサバイバルゲーム」ですね。

ストーリーもとってつけたようなものがありますが、基本的には惑星で物資を集めて自宅をつくったりなど、『SF版マインクラフト』的な内容になっています。

そのため『Starfield』とは完全にジャンルが違う作品です。単純に比較することは難しいでしょう。

アドベンチャーゲーム的な部分はほとんどないため、『マインクラフト』のように建設を楽しめるかどうかで評価が変わってくるとは思います。

サンドボックス系が苦手な人には合わなそうニャ。

『アウターワールド』

『Fallout New Vegas』などを開発したObsidianの作品。2020年10月23日にリリースされました。

『Fallout』的な内容で、惑星間を移動しながらクエストをこなしていきます。基本的には『Starfield』と似たようなもので、コンパクトにした感じですね。

ゲーム自体はそれほど長くなく、20時間もあればじゅうぶんにクリアできてしまうでしょう。

筆者的にはよくまとまっている作品なので、だらだらと長いゲームをプレイするより本作をプレイするほうがいいとは思います。

 

けっきょくどれがいいの?

3作品ですが、どれも特徴があるため、合うかどうかで見ていきます。

『Starfield』が合う人

・ハードコアなSFをがっつりとプレイしたい。

・今後登場するさまざまなMODを導入したい。

・オープンワールドRPGが好き。

・膨大なテキストを読むのが好き。

『No Man’s Sky』が合う人

・『マインクラフト』のようなサンドボックス系が好き。

・長いストーリーとかいらない。とにかく宇宙に拠点を置きたい。

・自宅をデザインしたり、資源集めをしたりが楽しい。

・脳内で自分オリジナルのストーリーを考えることができる。

『アウターワールド』が合う人

・『Starfield』が長すぎてやってられない。

・コンパクトにまとまった準オープンワールド作品が遊びたい。

・サクサクと物語を進めていきたい。

・あまり難易度の高いゲームをしたくない。

 

まとめと独断と偏見

筆者の独断と偏見でいうと、個人的には『No Man’s Sky』が楽しいですね。

というのもストーリーを追うより、自分のペースで適当に建築したり探索したりといったほうが気軽で楽しいというのがあります。

『No Man’s Sky』はストーリーがないぶん、自分でいろいろ妄想したりもできます。それに宇宙人もいますので、なんとなくSF感はあります。

『マインクラフト』好きには『No Man’s Sky』が合うのニャ。

次点で『アウターワールド』でしょうか。むだも少なく、ストーリーや惑星のコンパクトさがちょうどいいですね。

そして『Starfield』ですが、悪くはないのですが、やはり長いのがネックですね。

日常が忙しいと、ストーリーの途中で「どういう内容だったっけ」みたいなことが発生してしまい、あるていどまとまった時間がないと続けにくいというのはあります。

おっさんになるとあまり長くて複雑なゲームはやりたくなくなるのニャ。

気軽にプレイしたい人は『No Man’s Sky』や『アウターワールド』、がっつりプレイしたい人は『Starfield』というのがいいとは思います。