『三國志14』アップデート「Ver1.0.3」をわかりやすく解説:新シナリオも追加【2月13日】|三国志14

2020年4月30日三國志14三国志14アップデート, 三國志

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2月13日、「三國志」シリーズ最新作『三國志14』にアップデートVer1.0.3)が入りました。

けっこう頑張ってるニャ。

1.0.1(1月16日)、1.0.2(1月30日)と続いて、配信後3回目のアップデートですね。今回はその内容についてわかりやすく解説していきます。

【追記】2020年3月19日にアップデート(Ver1.0.4)が配信されました。この記事の最後に特集記事のリンクを掲載しています。

 

機能拡張/調整

ifシナリオ「曹家分裂」を追加

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新シナリオ「曹家分裂」が追加されました。今回のアップデートの一番の目玉ですね。

赤壁で曹操が死んだという設定で、その跡継ぎ問題で曹家四兄弟の曹丕、曹彰、曹植、曹熊が争うことになります。

なかなか面白そうニャ。

登場君主が多くて楽しそうなシナリオです。シナリオの詳しい解説は、べつの記事でおこないたいと思います。【追記】「『三國志14』シナリオの5段階評価とおすすめ勢力」の記事に本シナリオを追加しました。

 

プレイヤー勢力は第1軍団以外の配下武将にも「褒賞」コマンドが実行できるよう改善

これも助かりますね。これまでは他の軍団の武将に褒賞をあたえられなかったので、いつの間にか忠誠度が落ちて離反されたみたいなことになっていました。

これでAIまかせの天下統一もやりやすくなります。

 

陣形「方円」であれば一騎討ちに巻き込まれないよう変更

文官が一騎討ちを受ける」ことに対する返答みたいなものでしょうか。文官などの弱い武将は、方円にして守りを固めておけということなのでしょう。

 

「敵接近時」の設定が「攻撃」の部隊は、建物よりも敵部隊への攻撃を優先するよう改善

これも良い変更です。敵がいるのにひたすら建物を殴って、いつの間にか全滅しているみたいなことにならなくなるでしょう。

 

「華佗」による傷病を回復するイベントにおいて、勢力内の全武将に効果が出るよう改善

全武将を治せるというのは便利ですね。領土が広くなったときに助かります。

 

忠誠の下がり方を緩和するよう調整

これまで忠誠度の下がりが速かったので、人数が増えると毎ターンだれかに褒賞をあげないといけないみたいなことにもなっていました。

しかしゲームがぬるくなってしまう可能性もあるため、独立心の強い武将は下がりが速くてもいいかなという気はします。

 

計略コマンド「駆虎呑狼」のバランスを調整

これまでは忠誠の低い武将が太守になると、「駆虎呑狼」であっという間に都市を乗っ取られてしまっていました。

逆にこちらから仕掛けて、攻略を容易にしたりもできたのですが、さすがに強すぎた気はします。おそらく弱体化のほうにバランス変更されているかと思います。

 

CPUが処断を行う頻度を調整

この手のゲームで、武将がどんどん減っていくとゲーム的にもつまらなくなってしまいますしね。頻度は落としたほうがいいかと思います。

 

軍師を変更した次のターンに入る際の処理を高速化

軍師変更後の処理が遅くなっていたということなのでしょう。筆者はあまり軍師を変えないので、気にはなりませんでした。

 

戦略フェイズ終了後の待ち時間を短縮

処理の高速化ですね。こういうめだたない地味なところを最適化してくれるあたり、メーカー側の本気度が伺えます。

 

戦法「白馬鉄騎」の威力を下方修正し、拠点を攻撃できるよう変更

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「白馬鉄騎」は龐徳の戦法ですね。弱くなったぶん、都市などの拠点を攻撃可能になりました。ダメージ以外に敵の防御を落とす効果もあります。

 

歴史イベント「偽帝僭称」では同盟を解除せず、外交感情を減少させるよう変更

袁術のイベントで、結んでいた同盟解除することなく、外交感情が減るだけになりました。袁術使いには良い修正かもしれません。

使い手が少なそうニャ。

 

計略コマンドのAIを調整、兵器への迎撃AIを強化

本作では都市攻撃のときに兵器がいるのといないのとでは、かかる時間がかなり違います。やっかいな兵器を優先的に潰すなどの修正かと思われます。

 

DLCシナリオにも難易度ごとの一言コメントを追加

シナリオで君主を選ぶときの難易度の星マークの下に、コメントがひとこと付け加えられています。

たとえば先ほどの新シナリオの曹丕は、「戦力は高いが敵に囲まれ苦戦必至」のコメントがついています。

 

スイッチャブル・グラフィックス対応PCでハイパフォーマンスGPUが選ばれるよう改善(Windows®版)

これはいわゆる「動作カクカク問題」をソフト側で対処する修正ですね。

これまでは、PCによってはグラフィックボードでなく、オンボードを選んでしまうことで、動作が遅くなっていました。配信後、ユーザーからの不満が多かった部分でもあります。

 

フォーカスカーソルの移動アニメーションを追加(PS4®版)

PS4版はプレイしていないのでよくわかりませんが、フォーカスカーソルにアニメーションが追加されたのでしょう。

そのままニャ。

 

修正された不具合

修正された不具合は以下のとおりです。

  • 特定の状況下で部隊のデータが不正な状態になり、ゲームが停止する場合がある不具合を修正
  • 外交交渉において、使者が持参した金や兵糧が加味されずに「承諾」できない場合がある不具合を修正
  • 新武将作成、新武将配置において、正しくデータが設定されない不具合を修正
  • DLCシナリオのクリア状況が正しく保存されない不具合を修正
  • 複数の部隊が同じ土地で重なり、攻撃目標に設定できない場合がある不具合を修正
  • 一部の個性による能力増減が出陣部隊設定の画面に反映されていない不具合を修正
  • 「勢力選択」に表示される「兵士」の値に関所の兵士が含まれていない不具合を修正
  • 「官職」コマンドで意図せず武将の忠誠が減少する不具合を修正
  • イベント発生後の武将や部隊などの状態が、意図しない設定や状況になる不具合を修正
  • 部隊の所属拠点が他勢力の支配下になった際、その部隊の所属が意図しない拠点に変更される場合がある不具合を修正
  • 戦法「衝車」「投石」「陥陣営」の耐久ダメージが正しく発揮されない不具合を修正
  • 計略コマンド「二虎競食」の目標勢力が選べない状態でも「目標勢力」ボタンが押せてしまう不具合を修正
  • 「勢力詳細」の「武将」ボタン押下で表示される一覧に、捕虜になった武将が表示されない不具合を修正
  • 「官職」コマンドで官職に任命している武将を変更する際、前任の武将を選べてしまう不具合を修正
  • 武将が寿命間近なのを知らせる演出が、寿命の設定「長寿」を考慮していない不具合を修正
  • シナリオ「正始政変」にて同じ官職を持つ武将がいる不具合を修正
  • 特定の操作により、複数の箇所でフォーカスしている対象がずれてしまう不具合を修正
  • イベントの条件で土地の占領率を判定する際、表示上は条件を満たしているのに達成済みにならない場合がある不具合を修正
  • カメラの拡縮により、意図しない情報が表示される不具合を修正
  • 「官職」コマンドで「統率」や「武力」などのソートが正しく機能しない不具合を修正
  • 「環境設定」の「ムービー音量」を変更する操作において、いくつかの不具合を修正
  • 成人前、あるいは死亡後の武将が「配偶者」や「義兄弟」などに表示される場合がある不具合を修正
  • チュートリアル「国力向上の基本」にて、関羽が兵舎以外の担当官のまま進めることができる不具合を修正
  • 誤字などメッセージの不備を修正
  • 特定の操作を行うと環境設定「画面端スクロール」が正しく機能しない不具合を修正(Windows®版)
  • 特定の環境において、ゲームが断続的に停止する不具合を修正(Windows®版)
  • 右クリック押下時のいくつかの不具合を修正(Windows®版)
  • マップ上で「Alt」キーと左クリックを続けて入力すると、カメラ視点が意図せず移動する不具合を修正(Windows®版)
  • 画面下部で敵武将を選択した際に、ボタンが画面外に表示される場合がある不具合を修正(Windows®版)
  • 進行後のオートセーブ中に特定の操作を行い、進行中に報告が届くとゲームが停止する不具合を修正(PS4®版)
  • ヘルプの「操作」において、L3ボタンとR3ボタンのガイドが表示されていない不具合を修正(PS4®版)
  • いくつかのエフェクトが正しく表示されない不具合の修正(PS4®版)

この中で筆者的にありがたいのは、「特定の環境において、ゲームが断続的に停止する不具合を修正(Windows®版)」ですね。

ムービーなどが3秒に1秒ぐらいピタピタ止まっていたのですが、現在ではその不具合がなくなり、ムービーがスムーズに再生されるようになりました。

また、「「勢力詳細」の「武将」ボタン押下で表示される一覧に、捕虜になった武将が表示されない不具合を修正」も地味にありがたいです。

 

総評

筆者が直してほしいと思っていた部分は、今回のアップデートでだいたい直りましたね。

とくにムービーでピタピタ止まらなくなったのは大きいです。

ゲームに対する実害はなかったのですが、やはり気になりますしね。

新シナリオも追加されましたし、満足のいくアップデートでした。