『三國志14』攻略:楽して簡単に天下統一する方法【面倒くさがり用プレイレポート】|三国志14

2020年4月7日三國志14三國志

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コーエーテクモゲームスより1月16日にSteamで配信された「三國志」シリーズの最新作『三國志14』。すでにクリアされている方も多いかと思います。

しかし「三国志は好きだけど、シミュレーションゲームは苦手」「ちまちましたことをやるのが面倒くさい」という人もいるでしょう。筆者もマイクロマネジメントはあまり好きではありません。

今回はそんな「戦争するのも面倒くさい。内政も面倒くさい。息を吸うのも面倒くさい」というハートさま気質な人用の攻略プレイレポートをお届けします。

そこまでいくとゲームをやる必要ないニャ。

それでもクリアしたいという人もいるでしょう。クリアすれば隠しシナリオ「英雄集結」がプレイできますしね。シナリオクリアごとに古武将もアンロックされます。今回は初プレイの人でもクリアできる方法です。

シナリオ評価やおすすめ勢力については以下のリンクを参照してください。

 

シナリオ選択と前準備

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圧倒的に有利な大勢力であればどのシナリオでもいいのですが、ここは「黄巾の乱」シナリオでハートさま大将軍・何進に登場してもらいましょう。

ちなみに「圧倒的に有利な大勢力」とは部下が優秀という意味ではなく、国力がある(=国が多い)勢力のことです。劉備は部下が優秀でも国力がないので弱いです。国の数=兵力です。国力で相手を押しつぶすゲームだと思ってください。人材も数が多いほうがいいです。

何進ですが、正史では屠殺業を営んでいました。腹違いの妹が霊帝に嫁いだのを機に、何進自身も郎中として取り立てられました。やがて妹は皇后となり、何進も権力を得ることになります。黄巾賊の乱においては大将軍の位を与えられました。

コネで出世したタイプニャ。実力はどうなのニャ?

シナリオスタート時は「統率42、武力41、知力8、政治43」です。じっさい政治力はありそうな気がしますけどね。

平均以下の能力ニャ。

ただ部下の人数は多いですし、国力もあります。本作では領土の数が多ければ、それだけ多くの兵を送り込めます。

ゲーム開始時に、チュートリアルでもらえる優秀な古武将も全員加えておけば、人材的には問題がないでしょう。

何進プレイなら、古武将は「鄴以外」の都市に全員入れておいてください。あとで委任するためです。「洛陽」にでも全員放り込んでおけばいいでしょう。

自分で武将を作るのもいいですが、面倒くさい人用のプレイレポートです。作るのも面倒なので省きます。

部下に曹操もいるニャ。

曹操袁紹の扱いですが、気を付けないと面倒なことになります。

あと古武将では呉起に注意が必要です。これは後述します。

ポイント:シナリオ内の大勢力(=国力が高い)を選ぶ。古武将を加えると有利になる。何進プレイなら、古武将は「鄴以外」に全員入れる(「洛陽」おすすめ)。

 

ゲーム開始時の設定

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ゲームが始まったら、まずやることは何進を鄴へ移動させることです。武将の配置とかは考えなくていいです。面倒なので。移動だけしてください。

それが済んだら、つぎは軍団編成です。「任免」から「軍団編成」を選び、第2軍団に「鄴以外」の都市(「長安」「洛陽」「陳留」)をすべて任せましょう

軍団長は誰でもいいです。筆者は古武将の楽毅を選びました。

領土が固まっているほうが、AIは輸送やユニット移動がしやすくなります。それと北部の丁原と劉焉は同盟国なので攻めることができません。鄴に兵力を割かれても困るので、他の3都市を任せるのがいいかと思います。

それと最初は「全委任」でOKです。勝手に周辺の空白地を取ってくれます。武将の配置も勝手にやってくれます。

楽ニャ。

ポイント:何進を鄴に移動。残りの3都市を第2軍団に押し付けて全委任。

 

ゲームシステムに慣れておこう

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南のほうは第2軍団にまかせて放っておきます。ただ自分も暇になると思うので、適当に武将を出陣させて周辺の土地を塗りつぶしておきましょう。

初プレイであれば、ここでゲームシステムに慣れておくといいかと思います。管理するのも1都市だけですしね。ついでに東にある黄巾賊の都市「平原」に攻めてもいいでしょう。同盟国の劉焉が北にいるので、黄巾賊も簡単には動けません。

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東の「平原」を攻めつづけていたら占領できてしまいました。北から黄巾賊の援軍が来ましたが、補給線を切ってやったので動けなくなっています。

ここは本当に良い練習場所になるので、初プレイにはおすすめです。

ポイント:鄴を利用して占領や戦争、人材登用などのゲームシステムに慣れてしまおう。面倒ならやらなくてもいいが、やっておくと天下統一の時間節約にもなる。南のほうはAIが勝手にやってくれる。

 

敵の独立を狙え

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黄巾賊の2都市で、太守が独立しました。本作の委任AIは優秀で、隙あらば独立をそそのかす「駆虎呑狼」の計を仕掛けてくれます。とくにこちらには優秀な古武将がいますので、委任AIはうまく使ってくれています。

前述したように「国の数=強さ」なので、1国になってしまった勢力など物の数ではありません。

放っておいても委任AIは勝手に弱い勢力を潰してくれます。急ぎたいばあいは、第2軍団に対する委任方針を、「全委任」から「勢力攻略」に変更して、独立した勢力を指定しましょう。すぐに兵を繰り出して潰してくれます。

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しばらく待っているだけで、委任AIはどんどん領土を広げてくれます。人材が多いことから空白地も取ってくれますね。筆者は鄴で適当にいろいろコマンドを試したりして遊んでいるだけです。

本作は情報収集目的で発売前にテスト配信をおこない、AIを強化しました。

しかしAIを鍛えて有利になるのは、敵だけではないのです。

逆に利用されてるニャ。

ポイント:「駆虎呑狼」の計は優秀。敵太守を独立させて、都市を孤立化させよう。優秀な古武将がいれば、基本的には委任AIが全部やってくれる。自分で仕掛けてもOK。

 

引き籠りプレイの始まり

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暇すぎたので平原の北の「南皮」も攻め落としました。武将は捜索や登用で増やしていったものです。初期シナリオなので優秀な人材はいくらでも見つかります。

これで北部の黄巾賊領土はすべて占領したことになります。ここは本当に、初心者には絶好の練習場所です。

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ここからは完全なる引き籠りプレイに入ります。欲しいのはマップの西、馬騰の領土です。

委任方針の「勢力攻略」を使って、まず馬騰の手前にいる「董卓」を指定して潰してもらい、そのつぎに「馬騰」を指定して潰してもらいます。

そして都市「武威」に何進を移動させます。

移動後は「武威以外のすべての都市」を第2軍団に引き渡します。

これで完全に引き籠り状態になりました。

あとは委任AIに潰してほしい勢力を指定するだけです。

暇ニャ。

暇なら捜索や人材登用をしたり、周囲の土地を塗りつぶしたり、計略を仕掛けて遊んだりしましょう。それと忠誠度の低い武将に褒美を上げたりなど、けっこうやることはありますよ。

ポイント:馬騰から武威を奪って引き籠り、残りの都市はすべて委任AIに任せてしまおう。

 

武将の独立に注意

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とくに何もせずに現在の状況。北の劉焉とは同盟関係なので(向こうから申し出てきた)、面倒なので放っておいています。

それと途中、太守だった曹操が独立してしまいました。

曹操や袁紹、古武将の呉起などは、忠誠度が高くても、太守にすると独立する可能性が高いです。優秀な人材は太守になってしまうため、よくこういうことが起こります。これが委任AIの弱点ともいえます。

しょせん1国なのですぐに潰せますが、毎回やられるとけっこう面倒です。

基本的に独立しやすい武将は、再度太守にしてもまたすぐ独立します。

曹操や袁紹などは委任AIに渡さず、武威に呼び寄せて一緒に引き籠ってもらいましょう。人材登用などで活躍してもらいます。

ポイント:独立しやすい武将は委任AIに渡さず、直接自分の手下にしておこう。

 

ラストスパート

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もはや小国だらけで、中盤からはほぼ消化試合の状態です。適当に潰したい勢力を指定して、委任AIに攻撃してもらいましょう。暇だったら武威の兵や米を前線に送ってやるといいです。

劉焉のもとには関羽張飛呂布といった猛将がそろっているので、あえて最後に残しておきます。ラスボス戦という楽しみがあったほうがいいですしね。

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中国の南をすべて平定し、残るは劉焉のみ。最後も委任AIにやってもらいましょう。呂布や関羽は硬くて強いですが、押し寄せる数の暴力にはかないません。

ちなみにこちらには趙雲馬超夏侯惇夏侯淵など名だたる武将がそろっています。もはや劉焉に勝ち目はありません。

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劉焉が滅びて天下統一です。GG(Good Game)。

委任AIがほぼすべてをやってくれて、何進は武威で引き籠っていただけですが。

初心者はこの方法で一度通してプレイし、ゲームシステムを学ぶのがいいかと思います。またこれで隠しシナリオ「英雄集結」もプレイできますし、シナリオ「黄巾の乱」クリアによって古武将「劉邦」も使えます。

ポイント:委任AIは優秀。味方として利用しよう。

 

まとめ

「三國志」はシリーズを重ねるごとにAIが優秀になっていくので、委任するとプレイヤー以上に働いてくれたりします。『信長の野望・大志』でも委任AIは優秀ですね。

今回のプレイでは攻撃する勢力を指定するだけで、あとはぜんぶ委任AIがやってくれました。

筆者は自分でマイクロマネジメントをするよりも、大雑把な指示だけあたえてあとはやってもらうという監督プレイのほうが好みです。「三國志」シリーズの中でも、『三國志6』『三國9』が好きでした。

『三國志14』では委任プレイがやりやすいので、けっこう気に入っています。ただ優秀すぎるので、あるていどまで行くとほぼ消化試合になってしまいますね。

「三國志」シリーズの問題点でもありますが、消化試合になるとゲームが作業になってしまうのが難点です。敵が連合を作って対抗してくることはありますが、しょせん小勢力の集まりです。

『信長の野望・創造』だと、条件を満たせば「惣無事令」ですぐクリアということができます。「三國志」シリーズでもそういうシステムがあるといいかなとは思いました。【追記】アップデート1.0.4で全部占領しなくてもクリアになる「中間エンディング」が追加されました。