『三國志14』シナリオ「漢忠臣ここにあり」のレビューと感想、評価|三国志14

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『三國志14』の新シナリオ「漢忠臣ここにあり」が、コーエーテクモゲームスによって2020年4月30日のアップデート1.0.7とともに配信されました。

張飛が君主ニャ。

アップデート1.0.7の記事でもちょっと説明しましたが、劉備馬騰が亡くなったという仮想シナリオです。

献帝曹操から救うべく、董承馬騰劉備と共に献帝を許昌から逃がした。

しかし、脱出時の攻防で馬騰と劉備が戦死する。

馬騰軍は馬超が継ぐも韓遂に離反され、劉備軍は献帝に随行するも張飛の行方は知れなかった。

今回は本シナリオのレビューと感想、評価をお届けします。前回のシナリオレビューは以下のリンクから。

 

各勢力の状況

スタートは199年11月。勢力は14あり、以下のとおりです。

曹操都市5、武将66人、兵士78000人

孫策都市5、武将41人、兵士53000人

袁紹都市7、武将54人、兵士174000人

劉表都市4、武将39人、兵士37000人

馬超都市1、武将8人、兵士15000人

劉璋都市3、武将34人、兵士34000人

張魯都市1、武将7人、兵士21000人

公孫度都市1、武将5人、兵士19000人

陳登都市1、武将5人、兵士12000人

張繍都市1、武将3人、兵士18000人

董承都市1、武将13人、兵士23000人

士燮都市2、武将8人、兵士21000人

韓遂都市2、武将11人、兵士16000人

張飛都市1、武将10人、兵士7000人

袁紹が圧倒的ニャ。

ゲーム開始ととも、そのまま南下して曹操を押しつぶしていけば、勝利はほぼ確定みたいなものですね。

逆に主人公(?)である張飛は1国しかなく、兵力も7000のみと、かなり苦しい戦いを強いられるでしょう。

 

勢力ごとの攻略と評価

張飛(難易度5)

本シナリオの主人公ですが、国力は低く、初期の金4000、兵糧15000、兵力7000という、かなり厳しい状態になっています。

しかも周辺を曹操、孫策、劉表などの大勢力に囲まれているという状態。

救いはないのかニャ?

曹操とは「敵視」状態なので、孫策・劉表と手を結んで対抗するのがいいでしょう。

袁紹がうまく南下してくれれば、そこで火事場泥棒的に領土をかすめとっていくのがいいかもしれません。

ちなみに配下武将は誰がいるのかニャ?

趙雲、陳到、劉壁、周倉、田豫、簡雍、廖化、龔都、裴元紹の9人です。

ほとんど黄巾賊の残党たちニャ。

この中でもっとも知力・政治が高いのが田豫(知力81、政治79)です。次点で趙雲簡雍なので、この3人が内政の要となるでしょう。

ほかの者たちは基本脳筋みたいなのばかりなので、内政のできる人材を早めに確保しておきたいところです。

厳しい戦いになりそうニャ。

とにかく「隙があったら攻め込む」が基本戦略ですね。

劉備のかたきを取るのは難しそうニャ。

 

曹操(難易度2)

武将も多く、兵力も袁紹に次ぐ2位です。

ただし袁紹は曹操の2倍以上の兵力を持っています。押しつぶされないように注意。

董承、張繍、張飛、陳登などの小勢力が周辺にありますので、これらをさくっと平らげてから人材と国力を充実させ、袁紹に対抗していくのがいいかと思います。

武将も充実していて強いニャ。

 

孫策(難易度2)

兵力は53000と、曹操に次ぐ兵力を持っています。

北の陳登張飛を平らげつつ、西に進んで劉表・士燮に攻め込むのがいいでしょう。

そののちは劉璋を倒して蜀を取り、天下の南半分を制圧する形にしてから曹操・袁紹に対抗していくのがいいかと思います。

地理的には国力をたくわえられる位置ニャ。

 

袁紹(難易度1)

兵力174000、金63400、兵糧381000という圧倒的な国力を持っています。

北東の公孫度を平らげて後方の憂いを無くしてから、そのまま南下して曹操を潰してしまいましょう。それが終われば、あとは消化試合です。

普通にプレイすれば、問題なく天下統一はできるでしょう。

圧倒的な名門パワーニャ。

 

劉表(難易度3)

北方の張飛・張繍や南方の士燮を平らげ、そののちは孫策劉璋に攻め込むのがいいでしょう。

開始時の兵力が37000と少なめなので、できるかぎり行動を早くして国力拡大につとめましょう。

天下の真ん中に位置してるから、狙われやすいニャ。

 

馬超(難易度4)

張飛ほどではないにしても、武将も馬超を含めて8人しかおらず、厳しい状況です。

董承とは同盟関係になってしまっているので、張繍・張魯あたりに攻め込んで領土を増やし、そのまま西へ進んで韓遂を潰すといいでしょう。

劉璋とは友好関係ですが、蜀取りをしておかないと他勢力に対抗するのは難しいかと思います。

蜀をとったのちは東へと進んで劉表・士燮・孫策を平らげ、曹操・袁紹に備えましょう。

小勢力を吸収していくニャ。

 

劉璋(難易度2)

地理にもめぐまれており、前線に兵力を集中させることができます。

土地塗りつぶしで領土拡大をして国力をたくわえる一方、張魯・韓遂・馬超・張繍・董承といった周辺の小勢力を潰していくといいでしょう。

そののちは劉表・孫策を倒し、曹操・袁紹と戦うのがいいかと思います。

蜀の地の利点を生かすニャ。

 

董承(難易度4)

関羽がいることが救いですが、朝廷勢だけあってそれ以外が文弱武将ばかりです。

関羽の次に武力が高いのが麋芳(武力61)、統率が高いのは徐璆(統率68)と、どちらも70以上がいません。

文弱、文弱ゥ!ニャ。

馬超とは同盟関係なので、張繍・張魯を潰して領土拡大と人材確保につとめましょう。

文官が多いから、武官を確保しておきたいニャ。

 

韓遂(難易度4)

一番端の領土ということで、ワンチャンありそうな君主です。

張魯、馬超、張繍、董承といった小勢力を潰しつつ国力と人材を蓄え、劉璋に向かうのがいいでしょう。

蜀取り後は劉表、士燮、孫策を平定していき、曹操・袁紹と一戦を交えましょう。

地理的に、前線に兵力を集められるニャ。

 

張魯、士燮(難易度4)

各君主とも兵力はそこそこあるのですが、人材不足で攻め手に欠けます。

国力を蓄えつつ、火事場泥棒的なチャンスをうかがっていくのがいいでしょう。

士燮はまだ地理的な安全性が確保できるニャ。

 

公孫度、陳登、張繍(難易度5)

武将数も少なく、厳しいですね。とくに袁紹と領土を面している公孫度はノーフューチャーもいいところです。

陳登と張繍はひたすら耐えることで、ワンチャン(があるかどうかはわかりませんが)を狙っていきあしょう。

あまり未来はなさそうニャ。

 

総評

袁紹が圧倒的に強いですね。

さっさとクリアしてしまいたい人は、袁紹を使うといいでしょう。普通にプレイすれば勝てるとは思います。

主人公の張飛ですが、かなり苦しいことになっています。「7000の兵力でどうしろと」状態ですね。

曹操と袁紹が戦いはじめたときに、隙をついてなんとかするのがいいかもしれません。なにかのチャンスで関羽が味方についてくれれば、戦力の大幅アップが見込めます。

それでも苦しそうニャ。

そのぶん、クリアできたときの達成感は大きなものとなるでしょう。