『三國志14』武将能力：張任の評価はいかに？【三国志武将評価シリーズ・その136】｜三国志14

2020年5月27日2020年6月4日三国志武将能力評価三国志, 三國志14武将評価シリーズ

『三國志14』三国志武将評価シリーズの第136回目は、張任（ちょうじん）についてお届けします。前回の厳顔は以下のリンクから。

 

人物について

張任は益州・蜀郡の人で、代々貧しい家系でした。

しかし若いころから勇敢で強い意志を持っていたため、益州の役所で従事をつとめることができました。

劉備が成都をめざして攻め込んできたとき、劉璋は張任や劉璝、冷苞、鄧賢を涪（ふ）城に派遣して迎え撃たせました。

しかし張任は劉備に敗れて退却。劉璋の子の劉循とともに雒（らく）城を守ります。

張任は雁橋（金雁橋）に出陣して戦いましたが、ふたたび敗れて生け捕りにされました。

劉備は張任が忠義の士だと聞いていたので、軍を降伏させるように命じました。

しかし張任は、

「老臣は二君にはけっして仕えない」

といい処刑されたといいます。

『三国演義』だと前回の厳顔が老臣になっていますが、正史だと張任が老臣になっていますね。正史の厳顔はそもそも年齢がわかりません。

混ざったのかもしれませんし、現在に伝わっていないだけで、厳顔を老将にしたのはなにか根拠があったのかもしれません。

とにかく正史だと張任は老臣であり、登場はこれで終わりです。

『三国演義』のほうだと、活躍の場は多くなります。また老臣という記述はありませんね。

劉備を蜀に迎え入れるときに、張任は反対しましたが、劉璋に聞き入れられませんでした。

やがて劉備が蜀へやってきます。龐統は宴会の席で魏延に剣舞をおこなわせ、それにかこつけて劉璋を暗殺しようとしました。

それに気づいた張任は、おなじく剣舞をおこなってこれを防いでいます。

劉備が成都へ攻め込んできたときには、雒城への道（落鳳坡）に伏せ、白馬にまたがる龐統を劉備と勘違いして射殺しました。

雒城の戦いでは、張飛・諸葛亮とたたかうも敗北。捕らえられ、降伏しなかったことで処刑されました。

『三国演義』のほうだと、張任の名誉のために処刑したほうがいいと諸葛亮がいっていますね。

今回はそんな張任の能力を見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率・武力は80を超えていますし、知力・魅力も70台ですね。

シリーズの1のころは武力が92ありました。それ以降も好ステータスを保っています。『三國志7』以外は。

『三國志7』だと武力75・知力62と、がっつり落とされています。

正史だと活躍場面もとくにないので、正史基準になっているのかもしれませんね。

 

個性について

とくに地形効果の個性が多いですね。「山戦」「森戦」は「地利」との相乗効果が期待できます。

「剛将」もあるので、味方をサポートしていけるでしょう。

 

陣形と戦法

「魚鱗」か「長蛇」でいいかと。「長蛇」を使って山や森で戦えば、さきほどの「山戦」「森戦」「地利」との相乗効果が期待できます。

「天辺必殺」は味方へのバフと敵へのデバフを同時におこない、さらに拠点に対しても効果があります。都市攻めのときには効果を発揮するでしょう。

それ以外の戦法は、厳顔のものとだいたいおなじですね。

 

総評

張任はバランス型の武将です。統率・武力は80以上あり、知力・魅力も70以上あります。

また「地利」「山戦」「森戦」といった地形効果によるバフもあり、「長蛇」と組み合わせてさらなる相乗効果を狙うこともできます。

「天辺必殺」といった固有戦法もあり、劉璋配下の武官の中ではトップレベルの強さを誇っているでしょう。劉璋でプレイするばあいは上手く使っていきたい武将です。

次回は李厳を予定しています。【追記】次回出来ました。