「スタンディングデスク」を一カ月試した結果:立ってゲームや執筆

2020年5月26日ゲーム解説

座り過ぎの現代人の味方「スタンディングデスク」。

立ちながら作業したりゲームをしたりすると、

・作業効率が上がる
・眠気がなくなる
・腰痛が良くなる

などのメリットがあるらしいので一カ月ほど試してみました。

そのときのレポートをお届けします。

 

スタンディングデスクの設置

まずはスタンディングデスクを入手しなくてはなりません。

ただ専用デスクを買っても、使わなくなってゴミになる可能性もあります。たぶんその可能性はきわめて高いです。

いきなり金銭的な投資をするより、まずは家にあるものを代替物として使ったほうがいいでしょう。

そこで家になにがあるかを調べてみると、子供用のミニテーブルがありました。

ためしに机の上に置いてみると、運よく高さと広さがちょうどいい。

というか、もう専用デスク買わなくいいレベルです。

運がいいニャ。

それで一カ月ほど試してみましたが、結果を先にいうと立って作業は微妙でした。

少なくとも世間で言われているような「劇的に作業効率が上がった」というのは感じられなかったです。

ただ良い点もあるので、それについても書いていきます。

 

初日

自家製スタンディングテーブルにモニタとキーボードを置いて執筆していましたが、想像以上に足が疲れて考えることに集中できない

「血液が脳に回らず、に回っているんじゃないか」という感じです。

慣れの問題かと思って我慢することにしました。

その日の夜ですが、

・ふくらはぎがあきらかに太くなった。

・朝起きようとしたときにこむら返りが発生。

日頃の運動不足もあると思いますが、正直しんどかったです。

 

2日目以降

だんだん慣れてきました。

ふくらはぎもパンパンになってきています。

ただ、やはり立った状態で物を考えるのは厳しい。これが一番の問題です。

簡単なことを考えるのは可能なのですが、キーボードを打ちながら長考するのが難しいです。

作業効率が落ちては本末転倒なので、

・執筆のときだけ座る。

・ゲームを遊ぶときや簡単な作業(書く内容が決まっているもの)、読書のときは立つ。

で使い分けました。

ゲームをだらだらと遊ばないためには、立って遊んだほうがいいと思ったからです。

ただ、そのたびにデスクの上のミニテーブルをとっぱらうのは少々面倒でしたが。

それと突っ立っているよりは、足を動かしたり運動したりしたほうが疲れないですみます。

そもそも同じ姿勢を取っていれば、立っていようと座っていようと体や腰が痛くなるかと。

血液の流れをよくするためにも、定期的に運動したり姿勢を変えたりすることは重要ですね。

 

立ってゲームするのは結構良い

執筆に関しては立った状態では厳しいものがありますが、ゲームをするのには適していました。

メリットは、

・だらだら遊ばなくなった。

・いつでもスパッとやめられる。中毒状態にならない。

・アクションゲームが上手くなる(気がする)。

ゲームのようなその場その場で判断が必要なものだとたしかに集中力は上がりました

ただシミュレーションゲームやストラテジーゲームは長考が必要なので、立って遊ぶのには適していなかったです。

とくにPC上で遊ぶボードゲームとは相性が悪かったです。要はターン制のものですね。

子供にゲームを遊ばせるときは、「立って遊ぶのだったら許可する」みたいにすると、だらだら長時間遊ばなくなるんじゃないかと思います。

 

メリット・デメリットのまとめ

スタンディングデスクのメリットとデメリットを以下に述べていきます。

メリット

・すぐに判断する必要がある作業やゲームでは集中力や効率が上がる。

・座りっぱなしによる足の筋力の衰えを防げる。

・眠くならない(というか立ったまま眠れない)。

集中力自体は上がるのですが、あくまで短期的な作業での集中力ですね。

デメリット

・長考が必要な作業やゲームには不向き。

・じっくり考えたいときに足の疲れが気になる。

・ずっと立ったままというのも体に悪い。

・ボードゲームとの相性は悪い。

じっくり考えるのにはあまり適していないかと思います。慣れの問題もあるかもしれません。

 

結論

結論としては、短時間で処理しなければならない作業のときは立って、じっくり考えなければならないときは座るというように使い分けるのが一番かと思います。

あとは立っていようと座っていようとおなじ姿勢を取り続けないことですね。

定期的に立ったり座ったりするのがいいです。

作業スタイルは個人個人で違いますので、スタンディングデスクを万能のものと見るよりも、作業する方法の一つぐらいにとらえたほうがいいかと。

ずっと座ったままのほうが効率がいいという人は、もうそれでいいんじゃないかと。

「絶対この方法が正しい!」とするのではなく、自分にとって一番効率のいい方法を模索するのが良いのではないかと思います。