「Tagger」機能の導入と使い方をわかりやすく解説ー一般画像からプロンプトを抜き出せる【Stable Diffusion】
AIお絵描き「Stable Diffusion」において、「画像のプロンプト(要素)が知りたい」というときに便利な機能が「Tagger」です。自動で要素を解析してくれます。

そうですね。
「このキャラの服装とか装飾の名前がわからん」とか「このシチュエーションはどうやってつくったらいいのか」みたいなときに解析してもらって、プロンプトを打ち込むときの補助にできます。
自分でLoRAを作成するのにも使えますね。
今回は「Tagger」の導入方法と使い方をわかりやすく解説していきます。
「Tagger」の導入方法
「Extensions」タブ→「Install from URL」タブで、「URL for extension’s git repository」の欄に
https://github.com/toriato/stable-diffusion-webui-wd14-tagger.git
を貼り付けて、下の「Install」ボタンをクリックします。「Install」ボタンの下に文字が出てくるまでしばらく待ってください。
そののち、「installed」タブの一覧に「stable-diffusion-webui-wd14-tagger」があるのを確認したら、「Apply and restart UI」 ボタンを押して再起動します。
これでインストール終了です。

「Tagger」の使用方法
タブに「Tagger」が追加されているので、それをクリックします。もし「Tagger」タブがなければ、いったん「Stable Diffusion」を終了させて、再起動してください。
使い方は簡単で、画像欄に解析したい画像を放り込むだけです。ボタンを押す必要もなく、勝手に解析をはじめます(初回だけ必要ファイルのダウンロードがあるので時間がかかります)。
解析が終わると、画像の右側にプロンプト(要素)が出力されるので、文字列を手動でコピーするなり、「Send to txt2img」ボタンを押して「txt2img」に送るなりして利用するとよいでしょう(出力されるのはポジティブプロンプトのみです)。
あとはそのプロンプトを利用して、自分で編集するなりなんなりで、新しいものが生み出せると思います。
ゲームキャラの要素を調べてもらって、LoRAと組み合わせて「txt2img」でそれっぽいキャラをつくったりもできますね。
まとめー「reference only」で力を発揮
簡単ながら「Tagger」の使い方についてさくっと説明しました。普段使いならとくにパラメータはいじらなくていいとは思います。
結果を見て、「「Stable Diffusion」はこういうふうに画像を見ているんだな」というのが理解できるかと思います。またどんなプロンプトの単語を使っているのかがわかって面白いですね。

「Tagger」は自分で画像からLoRAを作成するときや、「ControlNET」の「reference only」という機能を使うときに力を発揮します。キャラクターをそのままに、衣装を変えるということができます。以下の記事を参照にしてください。