『三國志14』武将能力:蔡瑁の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その218】|三国志14

2020年8月20日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

saibou

『三國志14』三国志武将評価シリーズの第218回目は、荊州の豪族である蔡瑁(さいぼう)についてお届けします。前回の伊籍は以下のリンクから。

 

人物について

蔡瑁は襄陽郡の人です。

地元の豪族で、一番上の姉は黄承彦に嫁ぎました。

黄承彦の娘の黄月英諸葛亮に嫁いだので、蔡瑁と諸葛亮は親族関係になります。

また二番目の姉・蔡氏は、劉表の後妻となりました。

『三国演義』では次男の劉琮を生んだことから、異母兄である長男・劉琦との跡継ぎ問題へと発展していきます。正史では蔡瑁の姪が劉琮に嫁いだことで、蔡家が劉琮を支持する動きに出ていますね。

このあたりは『三国演義』でも山場になってるのニャ。

劉表と蔡氏は劉琮を可愛がっており、跡継ぎにしようと考えていました。

そこで蔡瑁は張允と謀って、長男の劉琦を江夏太守に任じて外へ追い出します。

しかし劉表の病が重くなると、親孝行の劉琦は見舞いのために戻ってきました。

蔡瑁らは劉表が心変わりをするのを恐れ、やってきた劉琦に、

「江夏の守りは重要な任務です。いまそれを放り出して戻ってきたのなら、きっと主君は立腹なさるでしょう。

親を怒らせ、病を重くさせるのは、親孝行ではありませぬ」

といって、劉表と会わせませんでした。

劉琦は涙ながらに引き返したといいます。

なんか可哀想ニャ。

劉表の死後に曹操が南下をすると、跡継ぎとなった劉琮は全面降伏をします。

蔡瑁もそのまま曹操に仕え、やがて出世して漢陽亭侯に封じられました。亡くなった時期は不明です。

『三国演義』とは違って、普通に一生を終えてるのニャ。

『三国演義』では、悪役的なポジションとして登場し、荊州に身を寄せた劉備と対立しますね。

前回の伊籍でも書きましたが、劉備を暗殺しようとしたりします。

また赤壁の戦いにおいては、曹操が水軍の指揮官に蔡瑁を任じました。

しかし周瑜の計によって曹操は蔡瑁らを疑い、張允ともども処刑してしまいました。

劉備の荊州時代を盛り上げるための悪役なのニャ。

今回はそんな蔡瑁の能力を見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率:77
武力:68
知力:77
政治:73
魅力:59
主義:名利
政策:水軍育成(Lv4)(Lvで艦船解放)
親愛武将:蔡氏、張允、劉琮
嫌悪武将:劉琦、劉備

全体的に能力は高いニャ。バランス型ニャ。

統率・武力・知力は60~70台ですし、政治も70台ありますので、内政・戦闘にと使うことができるでしょう。

ちなみにシリーズ通しても70前後のステータスなので、使いやすい武将といえます。

 

個性について

操舵:艦船のばあい、ZOC無視。

人脈:登用、探索にかかる日数が減少。

小心:命令設定で、敵接近時「攻撃」、自主退却「不可」、追撃「許可」が選択不可。

動転:自ユニットの士気が低下しやすい。

バッド個性が2つあるニャ。

陸戦用の個性はありませんが、登用に便利な「人脈」があるので使っていきましょう。

 

陣形と戦法

陣形

雁行、鶴翼

陣形的にはサポート型ですね。「鶴翼」で土地塗りつぶしをするのもいいかと思います。

戦法

火矢:発火。対拠点可。

罵声:敵の士気+攻軍ダウン。対拠点可。

駆逐:ダメージ。

矢嵐:ダメージ。

半分が水軍戦法ニャ。

できれば水上戦で活躍させたところですね。

火矢」「罵声」もあるので、拠点攻撃でも活躍させられるでしょう。

 

総評

蔡瑁はバランス型の武将です。魅力以外は70前後と、使い勝手のよい能力値になっています。

個性には「小心」「動転」といったバッド個性があるため、出陣時には注意しておきましょう。「人脈」があるので、登用にどんどん使っていくのがいいかと。

水軍戦法や「操舵」もあるので、水上での戦いに参加させていくのがいいかと思います。ただ兵站切りには注意しましょう。

水軍系のバランス型武将ニャ。

次回は劉琦です。