【EU4初心者向け講座#1】陸軍(歩兵/騎兵/砲兵)の最適な比率は?
急に『Europa Universalis IV』熱が上がってきたので、ゲームをやっていて気になる部分を、ゲーム初心者にもわかりやすいように解説していきます。第1回目は陸軍の比率です。
今回はそのことについて述べていきます。
陸軍(歩兵/騎兵/砲兵)の最適な比率は?
さて、陸軍(歩兵/騎兵/砲兵)の比率をどうするかという問題ですが、結論からいいますと時代や状況によって変わってしまいます。
たとえば敵国を攻めるとき、主力部隊以外に、占領のために1Kの歩兵をばらまくという方法を取ることもあるでしょう。
そのためここでは主力部隊について話をしていきます。
戦闘の基本を理解しておこう
まず戦闘ですが、前列と後列があります。
前列に歩兵とその左右に騎兵、後列に砲兵が配置されます。
後列より前列のほうが多くないと、後列の砲兵が前へ出てしまうため、基本的には前列>後列と、前列を多くします。
戦列の幅は「戦闘幅」で決定され、それ以上の歩兵などがいた場合は控えになって戦場には出てきません。
次に戦闘の順番ですが、
1:射撃フェイズを3日行う
2:白兵フェイズを3日行う
を繰り返す形になります。
ここで重要なのは、射撃フェイズから始まるということですね。
ゲーム開始時の年代は砲兵がいない状態・いても弱い状態なので、射撃フェイズでのダメージはほとんどなく、重要なのはそのあとの白兵フェイズになります。
この白兵戦で強いのは騎兵ですので、ゲーム前半は騎兵が強いです。
ところが時代が進むにしたがって、歩兵は射撃力を持つようになり、砲兵も登場します。
射撃フェイズから始まるという性質上、射撃力の強い歩兵・砲兵が優勢になり、騎馬は相対的に弱くなります。
・歩兵(射撃△・白兵△)
・騎兵(射撃×・白兵〇)
・砲兵(射撃〇・白兵×)
と覚えておくといいでしょう。
ここで時代ごとに比率を考えてみましょう。
ゲーム前半(15~16世紀ごろ)
ゲームスタート時(1444年)からだと、基本的には歩兵と騎兵で構成します。
歩兵は攻撃範囲が正面と左右1マスずつですが、騎兵は正面と左右2マスずつと広くなっています。
ただ騎兵は歩兵の列の左右にくっつく形なので、2~4いれば十分でしょう。
そのため、比率としては、
歩兵80%:騎兵20%
もしくは騎兵が強い国家なら
歩兵60%:騎兵40%
ぐらいがいいとは思います。
具体的に10kの部隊をつくるとしたら、「歩兵8k:騎兵2k」もしくは「歩兵6k:騎兵4k」といった比率ですね。歩兵の左右に騎兵が1k~2kずつくっつくことになります。
ゲーム中盤(17世紀ごろ)
ゲーム中盤になると、歩兵や砲兵の射撃力が増してきます。
砲兵の効果ですが、射撃以外にも
・前列にいる味方の防御力に、自身の防御力の半分を与える。
・砲兵が前列にいると、受けるダメージは2倍
というのがあります。
そのため、砲兵の数ですが、歩兵とおなじ(例えば歩兵10:砲兵10)だと、歩兵が倒れると砲兵が前へ押し出されてしまいます。
これを避けるために、歩兵のほうがちょっと多いぐらいにしておいたほうが安全です。
またこの時期はまだまだ騎兵が活躍できますので、比率としては、
歩兵60%:騎兵20%:砲兵20%
を基本にして、砲兵が強くなれば、
歩兵60%:騎兵10%:砲兵30%
↓
歩兵50%:騎兵10%:砲兵40%
と徐々に砲兵比率を増やしていけばいいでしょう。
具体的には、20kの部隊をつくる場合、
歩兵12k:騎兵4k:砲兵4k
↓
歩兵12k:騎兵2k:砲兵6k
↓
歩兵10k:騎兵2k:砲兵8k
と時代が進むにつれて比率を変えていくといいとは思います。
ゲーム後半(18世紀ごろ)
後半になれば砲兵の力は強いので、
歩兵50%:騎兵10%:砲兵40%
の比率を使いたいところです。
40kの部隊なら「歩兵20k:騎兵4k:砲兵16k」ですね。
軍隊を編成するときはDLC「Art of War」の編成テンプレート機能をうまく活用しましょう。
汎用部隊
占領専門の5kの歩兵部隊をつくり、戦争がはじまったら1kずつ切り離して、砦の無い敵地にばらまいてやるのがいいでしょう。
その間に主力部隊は砦の占領に向かいます。
主力部隊と占領部隊を組み合わせることで、効率よく各地を占領することができます。
まとめ
そんなわけで、時代ごとの軍隊の比率でした。
基本的に前半は射撃力が弱いので騎兵が強く、後半は射撃力が強くなるので砲兵が強いと覚えておくといいでしょう。
ただ騎兵は歩兵の左右にくっつく形になるので、どんな大部隊でも基本的に2k~4kいれば十分とは思います。
それと歩兵をちょっと多めにしてやることで、砲兵が前線に出なくてすみます。
あとは占領用に5kほどの歩兵部隊を用意し、1kずつばらまくのがいいですね。
そんなわけで今回はここまで。次回の講座でまたお会いしましょう。