緊迫したシチュエーションを切り抜けるコマンド型戦略ゲーム「Gods Will Be Watching」レビューと感想
さまざまな緊迫したシチュエーションが提示され、キャラに指示をだすことで切り抜けていくコマンド型ゲーム「Gods Will Be Watching」(steamリンク)。
ステージによってシチュエーションがかわっていって、それをいろいろな方法で解決しないといけません。
アドベンチャーゲームといってもいいのですが、指令をだす順番を考えなければいけないので、一般的なテキストアドベンチャーとは違います。
ステージ1は、4人の人質をとって立てこもるテロリストに指示をだし、データのハッキングがおわるまで、特殊部隊の突入を防ぎ、人質に逃げられないようにするシチュエーション。
中央ちょっと右にいる黒シャツの男が主人公。
自分以外のキャラをクリックするとコマンドがあわられるので、これで指令をだすことができます。
このSHAMANという男は仲間で、データハッキングをサポートする役割。
ハッキングブーストをかけさせたり、セキュリティを修復したりなどのコマンドがだせます。
ハッキングブーストが一定値たまったら、実行することでハッキングの進捗を加速させることができます。
ゲームはリアルタイムではありません。
文字にカーソルをあてたときに赤色になったら、「それを選択すると時間(ターン)が1つすすむ」の意味。緑色は時間がすすまない。
赤色コマンドを実行しないかぎりは時間(ターン)はすすまないので、ゆっくり考えて指令をだしましょう。
画面右からは特殊部隊がどんどん近づいてきます。
Jackに指令をだして食いとめましょう。敵を説得するか、それとも銃を撃って敵をさがらせるかをえらべます。
ただ銃を撃つと人質がおびえます。
人質の恐怖があるレベルまで達すると、死を覚悟で逃げだすので注意。
人質が4人ともいなくなったらゲームオーバー。
4人の人質。
こわがらせすぎても逃げだすし、リラックスさせすぎても逃げだします。
リラックスしてきたらおどしてみたり、さきほどのJackに銃を撃たせたりしましょう。
こわがりすぎたら話しかけたり、左にある休憩室におくってリラックスさせましょう。リラックスさせすぎには注意。逃げてしまいますので、適度によびもどしましょう。
人質を1人開放するかわりに、こちらのハッキングセキュリティをしばらく安定させたり、特殊部隊にうしろにさがるよう命じたりと、とりひき材料にもつかえます。
画面の中央の左モニタに、ハッキングの進捗が表示されます。
これが100%になればクリア。
右のモニタはさきほどのSHAMANのハッキング補助の状況。
上のセキュリティが低くなるとハッキング作業が中断されるので、こまめに指示をだして回復しましょう。
下のハッキングブーストは、一定量たまったら実行するとハッキング進捗が大幅に増加します。
たまる量がブーストの成功率なので、成功させたければ80%以上はほしいところです。
ステージ2は尋問。
いかに2人に口を割らせないか(尋問最終日まで生き残るか)というシチュエーション。
右側で縛られているのが1ステージで特殊部隊の相手をしていたJack。
物語自体はつながっていて、過去の話をしているという状況です。
ちなみにステージ2は1回でクリアできたので、難易度はステージ1のほうが高いと思います。
総評ですが、緊迫した状況が提示され、指示をだしてそれをどう解決するか(生き残るか)というのを考えるのが楽しいです。
ステージごとにいろんなシチュエーションがあるので飽きないようになっています。
日本語がないのがほんとうにもったいないゲームです。
ゲームの難易度は高く、何度もゲームオーバーになるとは思いますが、そのたびに「あのときはこうすればよかった」のようなことを考えて再トライをしていく、いわゆる「死にゲー」でもあります。
コマンドを実行しないかぎりは時間がすすまないので、アクションが苦手でじっくりプレイしたい人にもおすすめです。
ちなみにウィンドウモードでプレイしたい場合は 「ALT + ENTER」。