【バトルテック攻略#1】世界観と勢力をわかりやすく解説|BATTLETECH
ターン制戦略ゲーム『バトルテック(BATTLETECH)』はHarebrained Schemesが開発し、Paradox Interactiveによって2018年4月25日にSteamで配信されました。
日本語化MODもあるので、できるだけ多くの人に遊んでほしいところですが、『EU4』や『HOI4』など他のパラドゲーに比べて知名度はいまいちといったところ。
今回はこの『バトルテック』の世界観をわかりやすく嚙み砕いて解説していきます。ゲーム背景がわかれば、ゲームがかなり楽しめるようになるでしょう。
またゲーム開始時に出身を聞かれるので、背景知識があればロールプレイしやすくなるとは思います。
『BATTLETECH』の世界
本作はもともとテーブルトークRPGとして人気がありましたが、マク〇スとかダ〇ラムとかをパクったようなメカデザインによって版権的にいろいろありました。
ただ世界観のほうは完全にオリジナルで、歌で宇宙を救ったりはしません。泥臭い権力闘争が繰り広げられています。
そして傭兵の力をも借りて、この権力闘争を制しようとします。
今回はこの背景と、勢力について語っていきます。
世界観
生活圏を地球から宇宙へと移していった人類は、各星間で国家をつくりました。基本的には中央集権国家ですね。
そのうち、最大勢力であった地球帝国は、周囲の国家を次々と征服し、やがて星間連盟という巨大国家となります。
ところが内乱や辺境国家の反乱によって、5つの継承国家(ドラコ連合・自由世界同盟・恒星連邦・ライラ共和国・カペラ大連邦国)に分裂してしまいました。
地球を中心とした周囲500光年の範囲を「中心領域」といいますが(中心領域の外は「辺境」)、この五大継承国が分割統治をしています。
そしてこの5つの大国が継承権をかけて戦い合ってるのがバトルテックの世界です。
各継承国家は常備軍よりも傭兵を主体とした中世的な国家で、その傭兵の一人がプレイヤーということになりますね。
未来の話ですが、世界観はほぼ中世ですね。『CK3』とかの世界観です。
五大継承国家
5つの継承国家は以下のようになります。
ドラコ連合(クリタ家)
モデル国家は大日本帝国。バトルテックの悪役キャラでもあるクリタ家のタカシ・クリタよって支配されている。
苛烈な軍事国家で、結束力があります。侍の国ですね。
自由世界同盟(マーリック家)
公平と平等を重んじる民主主義的な多民族国家。
ただし実態は小貴族による広域な連合国家で、内乱が多い。
基本的にリーダーはマーリック家から選ばれる。
恒星連邦(ダヴィオン家)
モデル国家はアメリカ。
表向きは「自由と民主主義と人権の擁護者」だが、実際のところはダヴィオン家が統治する立憲君主国。
高度な軍事力と科学力を持ち、五大継承国の中では最大勢力。
ライラ共和国(シュタイナー家)
欧州連合(EU)にソ連を加えたような国家。ドイツ的なシュタイナー家が世襲している。
継承権戦争では負けまくっており、軍事力は低めだが、経済力は五大継承国トップ。
正確にいえばシュタイナー家の経済力が全体を支えているような感じで、これも現在のドイツみたいな立場になっている。
カペラ大連邦国(リャオ家)
モデル国家は中国。
リャオ家の支配する社会主義的な警察国家。
勢力は五大国家最弱で、経済力も弱い。
ただ国内は安定しており、これから巻き返しをはかろうとしている。
コムスター
高度な技術を有する中立的な宗教団体。星間通信を独占している。
辺境国家
五大継承国の争っている中心領域の外に位置する辺境。治安が悪く、海賊がヒャッハーしているような世界です。
ここにも独立した小国家がいくつもあり、そのうちの大勢力としてカノープス統一政体、タウラス協定、オーリガン連合があります。
カノープス統一政体(セントレラ家)
辺境における最大国。ただ五大継承国ほぼの規模はない。
母権社会で、個人の自由を尊重した民主主義的国家。リーダー(長官)は女性から選ばれる。
ただ実際のところはセントレラ家が牛耳っており、リーダーもセントレラ家の女性から選ばれる。ゲーム中ではカイアラ・セントレラ。
タウラス協定(カルデロン家)
辺境における最強の軍事大国。
立憲君主制をとっており、カルデロン家が支配している。
星間連盟よりも以前から存在しており、現存する人類文明の中では最古のものの一つ。
兵役が義務付けられているかわり、個人には自由と平等があたえられている。
オーリガン連合(アラノ家)
ゲームのスタート地点であるオーリガン領域というのがここ。
2ダースの星系群で構成されており、アラノ家が支配している。
ゲーム中では、最初のムービーでも登場するカメア・アラノが王位継承者。
深辺境
辺境のさらに外には「深辺境」があります。無人ではないこと以外、ほとんど知られていません。
星間連盟の摂政であったアレクサンドル・ケレンスキーが、星間連合の没落後、星間連盟防衛軍の残党を率いて深辺境へと向かったといわれています。
まとめ
そんなわけで、各勢力をざっくりと説明していきました。
ゲーム開始時に出身を聞かれるので、背景を知っていれば選びやすくなるとは思います。
ただプレイするだけではなく、世界観を知ることで、ゲームの深みが増していくでしょう。