バンドルの闇Indiegala「Mystery Rain Bundle」ゲームレビューとバンドル評価【読んで楽しむバンドルレビュー】
クソゲーマイナーゲームの宝庫ともいえるIndiegalaバンドル。今回は「Mystery Rain Bundle」が配信されました。6本で3.99ドルです。
正直なところ、IndiegalaのバンドルはHumbleBundleやFanaticalとは違って、ゲームの質があまり考慮されていない気がします。
とにかくインディーゲームを寄せ集めて提供しているという印象で、あきらかに評価の低いゲームまで混ざっているのは難点でしょう。
ただ本サイトはマイナーゲームサイトなので、本バンドルのゲームレビューと感想・評価を追度と消します。
買う予定がない人は、読み物として楽しんでください。基本的にバンドル紹介を利用してマイナーゲームのレビューをしているようなものなので。
バンドルの闇なのか、それとも良バンドルなのかを考察していきます。
Rainswept
Rainswept(2019年2月2日、1,220円、非常に好評(92%、75人)、日本語無し)
味のあるグラフィックのアドベンチャーゲーム。主人公は探偵で、小さな町で起こった殺人事件を解き明かすというミステリーものの内容です。
アドベンチャーゲームといっても立ち絵方式のものではなく、キャラクターたちが動き回るタイプのものになっています。緊迫したタイプのものではなく、まったりとしたグラフィックとBGMのなかで探偵小説を楽しむような感覚でプレイができます。
日本語サポートされていませんが、高校レベルの英語なら読める程度の内容です。雰囲気はとても良いので、ミステリー好きな人にはおすすめです。このバンドルの目玉作品でもあります。
Killer Chambers
Killer Chambers(2019年4月6日、1,220円、好評(87%、24人)、日本語無し)
ドット絵で描かれたジャンプアクション死にゲー。トラップだらけの狭い部屋の中で、上下左右から飛んでくる槍などを制限時間までひたすらかわすといった内容です。
飛んでくるもののパターンをあるていど(死にながら)覚えておくとクリアしやすくなるでしょう。トラップの種類は500を超えるとのことです。
カジュアルゲーム的なものなので、短時間でさくっと遊ぶには適しているかと思います。逆に死にゲーが苦手な人には、ひたすらいらいらするゲームになるかもしれません。日本語サポートはありませんが、アクションゲームなのでプレイに支障はないかと思われます。
Egress
Egress(2019年10月24日、1,520円、ほぼ好評(70%、117人)、日本語有り)
いわゆる「ラブクラフトもの」のPvP型3D対戦アクションゲームです。ラブクラフトファンならおなじみのインスマスの地で、ダークソウルっぽい操作性でオンライン対戦をします。
使用できるキャラクターは13人で、それぞれ武器に特徴があります。ゲームモードは1対1の対戦から、多人数でのバトルなどが用意されています。アイテムなども
ラブクラフトということもあり、街の雰囲気などは良いのですが、一番の問題は対戦相手が少ないことでしょうか。日本語対応されているだけあってもったいないです。
Dynasty Feud
Dynasty Feud(2017年5月23日、1,480円、好評(82%、41人)、日本語無し)
いわゆるスマブラ型の対戦パーティゲーム。オンラインで2~4人までプレイすることができます。
登場キャラクターは40人とやけに多く用意されています。バトルでは一人が5人をピックして1チームを作ります。対戦時は1人しか使用できませんが、1撃で死にますので、そうなったら控えのキャラクターが登場します。
チームが全滅したら負け。最後まで生き残ったチームの勝ちです。
けっこう気軽に遊べてパーティゲームにはもってこいの内容なのですが、やはり先ほどと同様、対戦相手が少ないという問題があります。ゲーム自体は楽しいのですけどね。
DooM in the Dark 2
DooM in the Dark 2(2019年11月21日、820円、評価不能(3人)、日本語無し)
indie_games_studioというそのままな名前のデベロッパーが開発したFPS。名前を考えるのも面倒くさかったのでしょうか。小遣い稼ぎ臭がすごくします。デベロッパーもロシアっぽいですね。
現在のところストアページのレビューは3件だけで、すべて不評になっています。ゲーム画面が暗かったり、当たり判定がおかしかったりと、適当に作られた感はありますね。
2と書いているには1があるのですが、そちらも手抜き作品の烙印を押されています。UE4の練習作品のような感じのゲームです。ある意味、Indiegalaバンドルの本領発揮といったところでしょうか。
Zombie Claus
Zombie Claus(2020年1月2日、620円、評価不能(9人)、日本語無し)
タイトルからして「ゾンビ化したサンタクロースが襲ってくる」ようなB級映画臭が漂いますが、そのままな内容です。ゾンビクロースの攻撃をかわしながら、家の中にあるアイテムを探すというものです。それと家がアセットでよく使われているものですね。
その時点でまともではない気はします。
そして開発元ですが、やはりというかなんというかindie_games_studioです。
出だしで紹介したゲームが良作だっただけに、一気にバンドルの闇が深まってしまいました。
まとめ
本作ですが、案外良作は混ざってます。
ぶっちゃけindie_games_studioの2作以外は良作といえるでしょう。予想外に、闇はそれほど深くはありませんでした。
ただ『Dynasty Feud』『Egress』の2作は対戦相手がいないとそもそもプレイが成り立たないため、遊べるゲームは実質『Rainswept』『Killer Chambers』の2作品ということになります。
これらが欲しいかどうかで購入を決めるのがいいでしょう。
Indiegalaのバンドルはたまにいいものもあるのですが、小遣い稼ぎのゲームを混ぜてくるようなのも多いので、手を出しにくいというのがあります。
今後もバンドル情報を利用したマイナーゲームレビューをおこないたいと思います。