『三國志14』武将能力:邢道栄の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その232】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第232回目は、零陵の大斧使い・邢道栄(けいどうえい)についてお届けします。前回の劉度は以下のリンクから。
人物について
邢道栄は零陵太守・劉度の配下の武将で、『三国演義』に登場する架空の武将です。
赤壁の戦いののち、馬良が劉備に「韓玄・金旋・劉度・趙範の守る荊州南部の4郡を取ること」を提案しました。
劉備はそれに従い、手はじめに零陵の劉度を攻めます。諸葛亮・趙雲・張飛らとともに、1万5千の兵を率いて出陣しました。
零陵では、劉備らが攻めてくることを知った劉度は、息子の劉賢(嘉靖本・李卓吾本では劉延)とどうすべきか相談しました。
ここで劉賢は、
「敵に張飛・趙雲あれど、恐れるに足りませぬ。我が方の邢道栄は万夫不当の勇者で、60斤ある大斧を使います。彼に敵を防がせましょう」
といい、邢道栄を呼び寄せて、「廉頗・李牧にも劣らない武将」だと自慢しました。
劉賢と邢道栄は1万の兵を率いて出陣し、諸葛亮の軍とぶつかります。
邢道栄は張飛と戦いましたが、数合も打ち合えず、逃げ出してしまいました。
その行く手を防ぐのは趙雲。もはや勝ち目がないと知り、邢道栄は降伏してしまいます。
劉備は邢道栄を斬ろうとしましたが、諸葛亮はそれを止め、邢道栄に、
「劉賢を捕らえてくれば許してやろう」
といいます。
邢道栄は承諾し、「夜襲すれば内応する」と約束しました。
しかし邢道栄は城に戻ると劉賢に、
「諸葛亮が夜襲に来るので、伏兵を用意して待ち構えましょう」
といいました。
当然、諸葛亮はお見通しで、劉賢らは逆に罠に嵌められてしまいます。
そして戦いの中、邢道栄は趙雲の槍のひと突きで倒されてしまいました。劉賢は張飛に生け捕られ、劉度とともに降伏することとなりました。
今回はそんな邢道栄の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:60
武力:80
知力:41
政治:16
魅力:12
主義:割拠
政策:魚鱗強化(Lv4)(魚鱗陣形の効果が上昇)
親愛武将:劉賢
ある程度強くないと、趙雲らの強さが際立ちませんしね。
シリーズでも武力は70~80台をキープしています。ただ統率はあまり高くないですね。
個性について
豪傑:一騎討ちが発生しやすい。
粉砕:障害物を攻撃したさい、耐久を大きく減らす。
猪突:命令設定で、敵接近時「無視」、自主退却「許可」が選択不可。
短慮:自ユニット、太守として所在する拠点が異常状態にかかっている期間を延長。
武力80ですし、強い武将と当たってしまうと面倒ですね。
バッド個性も2つありますし、出陣のリスクは大きいかもしれません。
陣形と戦法
魚鱗、鋒矢
「魚鱗」でいいとは思います。
奮戦:ダメージ。
鯨波:味方の破城アップ+敵の攻軍ダウン。対拠点可。
いちおう「鯨波」もあるので、城攻めもできるでしょう。
総評
邢道栄は武官タイプの武将です。武力は80ありますが、統率は60とそれほど高くはありません。
また個性に一騎討ちの発生しやすい「豪傑」がありますが、一騎討ちをする武将は概して武力が高いので、武力80ぐらいですとデメリットになることも多いでしょう。
主力にはなりませんが、適当に戦闘のサポートをさせておくのがいいかと思います。
次回は南荊州四天王の最後の一人、趙範です。