「Political Animals」レビューと感想・評価:選挙戦をたたかう動物たち

2020年5月27日ゲーム評価シミュレーション

動物たちが選挙戦をたたかいぬくボードゲーム感覚のゲーム「Political Animals」(steamリンク)。
ゲームは敵対候補との1対1の対戦。各地区で支持基盤をつくっていき、最後の投票日に当選すれば勝利。


ゲームスタート時に候補者選び。
各動物には特性がありますが、カスタマイズできるので、どれをえらんでも問題ありません。
自分のプレイスタイルに合わせた特性をえらびましょう。
とりあえずネズミを選んで、特性はランダムにしました。


このあとに、本部のある地域やスタッフ(3人)、得意とする分野などを選んでいきます。
本部は人口の多い地域がいいかと。
それ以外はぜんぶランダムに。


ゲーム開始。自分+3人のスタッフを各地域に移動させ、演説やキャンペーンなどをおこなって支持率をあげていきます。
1キャラクタにつき1回の行動しかとれません。
またコマンド実行にはロジステックポイントを消費します。ロジスティックポイントがたりないと、コマンドが実行できません。
ターン制のゲームなので、できることがなくなったら次のターンへのボタンを押します。
ゲーム期間を30日にしたので、今回は終了まで30ターン。

ゲーム中にできることは、
1、政策についての感心を上げる。
2、キャンペーンをおこなって支持率をあげる。
3、パトロンにギフト(お金)をおくる。
4、賄賂をおくる。
5、地域から寄付を募る。
6、べつの地域に移動。
7、特殊スキルの発動

なので、ゲームとしてはわかりやすくなっています。


各地域には3人のパトロンがいます。画像右に3人ならんでいるのがパトロン。
ギフト(ようするにお金)をおくればパトロンの好感度が上がります。
100ある好感度を対立候補とうばいあう形になります。画像は本拠地があるところなので、全員100。
パトロンの好感度をあげると、演説や集金率の上昇、ロジスティックの消費減少などのボーナス効果をもたらします。


イベント発生。
イベントは次のターンに進む前に、かならずこなさなくてはなりません
メリット・デメリットを考えて選択しましょう。


各地域で支持率が相手よりかなり高くなれば、その地域が自分の色になります(プレイヤーは青)。
あっちこっち移動するより、まず支持基盤になる地域をつくっていきましょう。


賄賂をおくったり、イベントであれな選択をしたりすると、各地域でスキャンダル値がたまっていきます。マップ上では、その地域に爆弾マークが表示されます。
多くなると発覚の確率が高くなり、発覚するとその地域の支持率が落ちます。


ゲームものこすところあと5日。
画面左上の青と赤のバーが自分とCPUの支持者の数。
支持者数で負けているし、支持基盤をつくられた地域も相手のほうが多いので、ちょっときびしいかもしれません。


最終日。各地域で投票がおこなわれます。
かなり拮抗した状態ですが、ぎりぎりの勝利。


票差は2万6千票。ほんとうにぎりぎり。
開票前の支持者数自体はCPUのほうが多かったのですが、浮遊票をうまくとりこめたようです。

総評としては、対戦型ボードゲームのようなターン制ゲームで、むだなコマンドや複雑なパラメータもなく、手軽でわかりやすいのがいいかと。ちょっとした時間で遊べるのもいい点です。
また動物を候補者につかっているので、本格的な政治ゲームよりカジュアルさがあり、とっつきやすくなっています。

問題点としては、やはり日本語がないことでしょうか。
ただやり方さえわかっていれば英語力はとくに必要ない気もします。イベントも、選択後に数字がどううごくかが書いてあるので、だいたい理解できるかと。
ゲーム自体は対人戦向けにつくられているので、フレンドがいればネット対戦するのもいいかもしれません。