『三國志14』武将能力:孫亮の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その256】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第256回目は、呉の2代目天子である孫亮(そんりょう)についてお届けします。前回の孫綝は以下のリンクから。
人物について
孫亮、字は子明。孫権の7番目の子で、母は潘氏です。
もともと孫権の跡継ぎは孫和だったのですが、その母親の王夫人と仲の悪かった孫魯班は、母子ともども陥れようと讒言した結果、孫権は孫和を疎むようになりました。
孫権は孫和の代わりに、孫覇を寵愛しました。
そして呉は、孫和派と孫覇派に分かれての、国内分裂の危機を迎えることとなります。これを「二宮事件」と言います。
最終的には、孫権は両者とも跡継ぎにせず、可愛がっていた末っ子の孫亮を太子に立てました。
こうして孫亮は、孫権が亡くなったのちに天子となったのです。
しかし孫亮はまだ十にも満たない年で、実際の政治は諸葛恪が中心となっておこなっていました。
諸葛恪が孫峻に殺害されると、今度は孫峻が丞相となって実権を握るようになります。
孫峻が急死したのち、今度は孫綝が権力を握ることとなります。
やがて孫亮は、孫綝の専横に嫌気が刺し、全尚・劉丞らとともに孫綝の誅殺を謀ります。
しかしこのくわだては露呈し、孫亮は天子を廃され、会稽王に落とされることとなりました。
このとき孫亮は16歳だったといいます。
孫亮のあとを継いで天子になったのは、異母兄の孫休です。
孫休は孫綝を誅殺し、政権を奪還しました。
しかしそののち、
「孫亮が都に戻って天子になるであろう」
という流言があり、さらに
「孫亮が巫女に祈祷を行わせ、呪いを発している」
との告発まであったことから、孫休は孫亮を危険視。侯官侯に降格させ、任地に向かわせました。
孫亮は任地へ向かう途中、自殺をして亡くなったとのことです。一説では、孫休が孫亮を毒殺したともいわれています。
今回はそんな孫亮の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:21
武力:10
知力:70
政治:76
魅力:70
主義:王道
政策:軍制改革(Lv4)(部隊、都市の士気上限が上昇)
父親:孫権
母親:潘氏
親愛武将:全紀、全尚、孫魯班、劉丞
孫亮が孫権の跡継ぎになることで、孫覇派だったのに鞍替えして孫亮に取り入っていましたからね。
個性について
改修:所属都市に所在していると、回復量が増加。
16歳で天子を廃されていますし、とくにこれといったこともしてませんしね。
陣形と戦法
雁行、鶴翼
混乱:「混乱」付与。対拠点可。
駆逐:ダメージ。
矢嵐:ダメージ。
その割に、水軍系の個性が無いのが使いづらいですね。
そもそも統率・武力が低いので、出陣させる必要はないとは思います。「鶴翼」があるので土地塗りつぶしに使うぐらいでしょう。
総評
孫亮は文官タイプの武将です。知力・政治・魅力は70台で、そこそこ内政はできるでしょう。
一方、統率・武力は10~20台と低く、取り立てて良い個性も無いため、戦闘で使うのには適していないかと。
基本的には内政をさせ、手が空いたときにでも「鶴翼」で土地塗りつぶしをさせておけばいいとは思います。
次回は孫亮の母の潘氏です。