『Company of Heroes 3』評価は「賛否両論」 レビューと感想ー戦略マップもあるシリーズ新作【Steam】日本語化可能

ゲーム評価シミュレーション, レビュー

COH3

名作ミリタリーRTSシリーズの最新作『Company of Heroes 3』(以下『CoH3』)。

Relic Entertainmentが開発し、SEGAによって2023年2月24日にSteamで配信されました。

SEGA……ニャ。

日本語サポートされていますので大丈夫かと。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。

 

どんなゲーム?

Company of Heroes 3

本作は人気RTS『Company of Heroes』シリーズの最新作です。

1作目がリリースされたのが2006年で、筆者はけっこうやり込んでいました。最終ステージの防衛ミッションがかなりきつかったですね。

ただゲーム自体の完成度は、1作目ですでに完成しているといっても過言ではないほどに完成度の高い作品でした。2は1のバージョンアップ版といった感じでしたね。

いまプレイしても名作なのニャ。

最新作である本作ですが、2のバージョンアップ版といった感じです。もとの完成度が高いことから、大幅に変わる感じではないですね。

それでグラフィックですが、実写的な旧作と比べて、こちらは全体的に色合いが明るくなってイラスト的な感じになっています。過去作プレイヤーはこのあたりに違和感を感じるかもしれませんね。

戦場が明るい感じなのニャ。

それと初心者でもプレイしやすいように、キャンペーンでは「フル・タクティカル・ポーズ機能」を採用。ようするに盤面をいったん止めて操作できるポーズ機能があるので、「RTSは忙しすぎて厳しい」という方も、ポーズしてゆっくりと操作すればいいでしょう。

これはけっこういい機能ニャ。マウスさばきに自信が無い人でもまったり遊べるのニャ。

あと『トータルウォー』みたいにターン制の戦略マップもあります。補給線の概念があるため、とにかく前進というわけにはいかず、部隊の進め方を考えていかなければなりません。要所で敵にぶつかると、いつもの戦術マップモードになります。

本作で重要に感じたのは、やはり「偵察」ですね。偵察ユニットを使ってマップ探索をし、敵の動きをチェックしておく必要があります。『Halo Wars』でワートホグを走らせまくったのを思い出しました。

『Halo Wars』を遊んでいる人がどれぐらいいるのかわからんのニャ。

また敵に即座に対応するため、機動力のある軽装甲ユニットも重要になってきます。過去作のような「重装甲至上主義」みたいにならなくなって、いろいろなユニットを試しやすくなったとは思います(いまのところは)。

全体的にはちょっとカジュアル寄りかなという気はしますね。UIの情報量が少ないのは、家庭用機を標準にしたつくりになっているのかもしれません。

新ユーザーを取り込むため、昔のままというわけにもいかないのニャ。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「賛否両論(56%、1716人中)」になっています。

あまり評判よくないのニャ。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

良かった点

・機動性も重要になったので、軽車両も活躍できる。

・2よりもバランスは好くなった。2のアップグレードという感じ。

・キャンペーンが楽しい。

・陣営ごとの特徴が際立っていて良い。

悪かった点

・カラフルなグラフィックがなんか安っぽい。

・ターン制の戦略マップがあまり面白くないし、ゲームのテンポを悪くする。

・AIの頭が悪い。

・エフェクト音がモバイルゲームっぽい。

全体的には、過去作をやり込んでいるユーザーからの評価があまり良くない感じですね。

とくにグラフィックが明るい感じなので「フォートナイトっぽい」みたいな意見も多く見られました。

期待しすぎな部分もあるかもしれないのニャ。

 

総評

本作は名作RTSの新作ということもあり、やはりユーザーの期待値がかなり高かったとは思います。

とくに過去作をやり慣れていると、カラフルなグラフィックに違和感を覚えてしまうかもしれませんね。

ただ戦術マップでのプレイ自体は、慣れたら悪くはないかなとは思います。『CoH2』もローンチ時はボロクソに叩かれていたので、基本的に慣れの問題かもしれません。

今後もアップデートも期待しておくのニャ。