「Stellaris: Federations」評価は「ほぼ好評」:外交システムを強化したDLC【新作レビュー】

2020年5月27日Paradoxゲーム, ゲーム評価dlc, SF, Stellaris, シミュレーション, レビュー

stellaris

『Stellaris』の外交システムを強化した新DLC「Federations」。Paradox Development Studioが開発し、Paradox Interactiveによって2020年3月17日にSteamで配信されました。

この前『Hearts of Iron IV』DLC「La Résistance」が出たばかりニャ。

パラドゲーは時間がかかりますから、複数のゲームをやろうとするとかなり厳しいですね。「La Résistance」のレビューと評価については以下のリンクを参照してください。

今回は本DLCのレビューと感想、評価をお届けします。他のDLCについてと、前回のレビュー記事は以下のリンクから。

 

どんなDLC?

Federations

前回のDLC「MegaCorp」は経済システムを強化するものでしたが、本DLCは外交システムを強化するものとなります。

これまで『Stellaris』は権威主義的な国は軍事面でボーナスが付いたりするので強かったのですが、本DLCにおいては平和的な国にも勝利の道筋をあたえるものになります。いわゆる外交勝利ですね。

「シヴィライゼーション」シリーズではおなじみニャ。

本DLCではそれに近い形で、外交的に銀河を支配することができるようになります。

国連ならぬ銀河議会においては、自分の種族に有利な決議を通したり、議会に背くものたちに制裁を加えたりといったことができます。投票を有利にするための取引なども可能です。

それと「起源」システムというのがあり、自分の帝国の生い立ちをカスタムすることで、開始条件を変更することもできるようになりました。国家に対する愛着も増すでしょう。

また移動可能な巨大惑星基地「Juggernaut」や、艦隊を高速で量産できる超巨大構造物「Mega Shipyard」などの新建造物も追加されています。

筆者的には、外交関係が弱かった本作が強化されたのは良かったと思います。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「ほぼ好評(73%、131人中)」になっています。

評価が悪くなっている理由としては、中国語でプレイするとバグが発生することに対する不評ですね。それを抜かせば、おおむね好評だとは思います。

なんで日本語がないニャ。

日本語は有志の方たちが優秀なので心配することはないかと(たぶん)。

本作の良かった点については以下のとおりです。

良かった点

・「起源」システムが気に入った。これだけで買う価値がある。

・外交インターフェイスがクール。

・ゲームに新しい可能性が導入された。

「起源」システムは評判がいいですね。自国の起源を作ることで、ストーリーに厚みができるのは良い点だと思います。

一方、悪かった点については以下のとおりです。

悪かった点

・新建造物や外交にバグがある。

・言語によって文字化けが発生する。

バグなどはシステム的な問題なので、パッチで修正されるとは思います。

全体的には評価のよいDLCです。

 

総評

筆者としては、必須とまではいきませんが、買っても損はしないDLCだとは思います。

これまでの軍事国家有利のようなバランスに、新たな可能性を生み出したDLCといえるでしょう。

また「起源」システムはロールプレイを深める意味でも導入するのがいいでしょう。

問題は、やはり値段が高いことですね。割引もありませんし。

「『HOI4』で忙しい」という方は、セールまで待ってもいいとは思います。

↓次回のレビュー記事。