『三國志14』武将能力:袁譚の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その128】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第128回目は、袁紹の長男である袁譚(えんたん)についてお届けします。前回の袁尚は以下のリンクから。
人物について
袁譚、字は顕思(けんし)。汝南郡・汝陽県の人です。
袁紹の長男で、弟に袁煕と袁尚がいます。
袁紹が公孫瓚を撃破したのち、袁譚に青州の統治をまかせていました。また次男の袁煕には幽州を、甥の高幹には并州を治めさせました。
この措置に沮授は、
「いずれお家騒動のもとになるでしょう」
と袁紹を諫めましたが、聞き入れられませんでした。
三男の袁尚ですが、容姿が美しかったことから、袁紹に寵愛されていました。
袁紹は、袁尚を後継者にしたいと思っていました。しかしそれを公にしないうちに亡くなってしまいます。
こうしてお家騒動が始まったのは、前回も述べたとおりです。
青州を治めていた袁譚ですが、土地は荒廃しており、税の収入も少ないといった状況でした。
一方の袁尚は、袁紹の拠点である冀州の鄴にいたため、審配・逢紀が遺言を偽造したことにより、袁紹の死後、すぐにその跡継ぎとして立つことができました。
これを知った袁譚は、急いで鄴へと向かいます。しかし袁尚が後継者を宣言してしまったため、自身は黎陽に陣を敷いて車騎将軍を名乗りました。
このときに、曹操が黎陽に攻め込んできました。
袁譚は応戦する一方で、袁尚に援軍を要請します。
しかし袁尚は兵をあまり派遣せず、しかも目付け役として逢紀を送ってくる始末です。
再度援軍要請をするも断られたため、袁譚は怒って逢紀を処刑してしまいました。
袁尚は派兵しないわけにはいかなくなりましたが、兵を袁譚に取られたくないという一心から、みずから出陣して曹操に当たります。
曹操は袁譚・袁尚を討ち破るも、荊州の劉表に対抗するため、いったん許昌へと引き返しました。
この休戦期間において、恨みが積もりに積もった袁譚は、袁尚を攻撃します
しかし返り討ちにあってしまいました。
平原まで敗走するも、袁尚は追い討ちをかけてきました。
そこで袁譚は、曹操と手を組んでこの危機を逃れようとします。
曹操は引き受けて袁尚と戦いますが、そのあいだに袁譚は手薄になった各郡を奪い取り、兵を集めて軍を強化しました。
曹操は体よく利用されたことに腹を立て、袁譚を攻撃します。南皮の城を包囲するも、袁譚が出撃してきたことで、曹操軍に大きな被害が出ました。
曹操は退却をしようとしましたが、曹仁の弟の曹純が、
「ここで退けば威光を失うことになります。敵は勝利で付け上がっており、こちらは敗北で慎重になっています。慎重さをもって、付け上がっている敵を攻撃するのですから、かならず勝利が得られましょう」
といいました。
曹操は曹純の意見を汲み取り、攻撃を続行して袁譚を撃破します。
袁譚は敗走し、逃げる途中で曹純に追いつかれ、斬り殺されてしまいました。
今回はそんな袁譚の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:60
武力:69
知力:30
政治:37
魅力:59
主義:我道
父親:袁紹
政策:軍制改革(Lv3)(部隊、都市の士気上限が上昇)
親愛武将:袁紹、劉備
嫌悪武将:袁尚
パラメータ的には武官寄りですね。1では魅力が94ありました。袁尚とおなじく、『三國志2』以降からは凡将になります。
劉備が曹操のもとから逃げたときに、袁譚は迎え入れました。父・袁紹とともに、敬意をもって劉備をあつかっていたといいます。
個性について
動員:官職に加えて、指揮兵士が1000増加。
粉砕:障害物を攻撃したさい、耐久を大きく減らす。
功名:命令設定で、追撃「不可」、事後命令「退却」が選択不可。
直情:敵勢力の罠から受ける被害が増大。
「直情」があるので、罠には気を付けたほうがいいでしょう。
それとアップデート1.0.4で新個性の「粉砕」が追加されていますね。
陣形と戦法
鋒矢、雁行
戦闘の補助ぐらいのポジションなので、どちらでもいいかと。
奮戦:ダメージ。
足止:「足止」付与。
罵声:敵の士気+攻軍ダウン。対拠点可。
「奮戦」や「罵声」を使っていけばいいとは思います。
総評
袁譚は武官型の平凡な将です。能力的には前回の袁尚よりも劣ります。
戦闘ユニットとしては「粉砕」があるので、邪魔な障害物があれば出陣して壊しておくのもいいでしょう。
「高慢」「浪費」などのバッド個性はないため、出陣させるリスクはそれほど大きくないかと思います。
次回は袁紹の甥の高幹を予定しています。【追記】次回出来ました。