「Hive」のルール・遊び方(拡張版込み)ー相手の女王バチを囲めば勝ちの昆虫ボードゲーム
蜘蛛やバッタ、蟻などの昆虫をつかって相手の女王バチを囲むボードゲーム「Hive(ハイブ)」。
基本的には変則将棋なのですが、これがなかなか面白い。
ただ基本セットだけだとコマが少ないので、拡張によってダンゴムシ、テントウムシ、蚊を入れておくのがいいでしょう。
将棋といっても盤面はなく、コマどうしがかならず連結していなければならないというルール。それが盤面になります。
最終的にはこの形にして、昆虫で相手の女王バチを囲んだら勝ち(味方のコマも含む)。
逆に囲まれたら負けです。
ゲーム開始時には、たがいに好きな昆虫のコマを置いていきます。
ただしかならずコマどうしが連結していなければなりません。
最初に相手がコマを置いたら、自分はその相手のコマに隣接する位置に置きます。
ただし2ターン目以降からはかならず自分のコマのとなりで、かつ敵のコマに接しないところにおかなければなりません(図参照)。
またもう一つのルールとして、コマどうしがかならずつながっていないといけません(敵味方問わず)。
図のばあい、バッタを置いたら蟻は動けなくなります(蟻が動いたらバッタの連結が切れるから)。
ターンが来たら、コマを動かすか、コマを配置するかのどちらかを選んでプレイします。
<各コマの動かし方>
女王バチはゲーム開始後、4ターン以内にどこかに置かなければなりません。
また女王バチを置くまで、配置したコマは移動することができません。
女王バチは、空いている隣接マスに一歩動けます。
女王バチが囲まれたら負けです。
相手の女王バチへの対処ですが、動くと連結が切れてしまうような位置に自分のコマを配置し、相手を動けなくしてしまいましょう。
コマどうしの連結を切らしてはならないというルールを上手く使い、相手の動きを制限するのがこのゲームのコツです。
クワガタも女王バチとおなじく1マス動けます。
また相手のコマの上に移動して相手を動けなくすることができます。
女王バチを囲むときに、逃げられないようにクワガタで押さえつけておくのがいいでしょう。
バッタは間にコマがあったばあい、その向こうにジャンプすることができます。
間にあるコマはいくつあってもかまいません。
ジャンプ以外の方法では動くことができません。
蜘蛛は3マス動くことができますが、かならず3マス動かなくてはなりません。
1マス、2マスだけの移動はだめです。
兵隊蟻はコマと隣接する位置ならどこにでも動くことができます。
このゲームの最強移動ユニットともいえます。
ゲームの要になるでしょう。
<拡張版のコマ>
以下は拡張版で追加されるダンゴムシ、テントウムシ、蚊についてです。
基本セットだけだと戦略性に乏しいので入れることをおすすめします。
ダンゴムシは一マス移動することができます。
またどんなユニットでもダンゴムシの上を通って向かいに着地することができます。
自分の女王バチのそばに配置しておけば、いざというときに女王バチを逃がすことが可能です。
テントウムシは特殊な移動方法です。
3マス移動することができますが、まず2つのコマの上を通って、3マス目で隣接する空白のマスに着地しなければなりません。
図の白い空白がテントウムシの移動できる場所です。
一見使いにくそうですが、勝利への決め手になることが多々あります。
蚊は隣接するコマの移動能力をそのまま使うことができます。
図ではクワガタと蜘蛛に隣接しているので、このいずれかの移動方法を使うことができます。
ただしコマの上にのぼったばあいは、クワガタ同様一歩ずつしか動けなくなり、どこかに降りるまでコピー能力は使えません。
なかなかに楽しい昆虫将棋。
実物の場合は、将棋のような盤面は不要なので、旅行先にも持ち運び便利。
拡張コマを加えてプレイすることをおすすめします。
Steam版は日本語がありませんが、非言語ゲームなので英語ができなくてもまったく問題はありません。