『Sengoku Dynasty』評価は「賛否両論」 レビューと感想ー雰囲気は良い戦国サバイバル【Steam】
封建制の日本を舞台にした3Dサバイバルゲーム『Sengoku Dynasty』。
Superkamiが開発し、Toplitz Productionsによって2023年8月10日にSteamで早期アクセス版が配信されました。
パブリッシャーはおなじですが、開発は違いますね。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作は封建制の日本を舞台にしたサバイバルRPGです。
プレイヤーは名もなき一回の農民として、飢餓に苦しむ村を発展させていくことが目的です。
ゲームの流れ自体はよくあるサバイバルゲームで、木を伐採したり、岩を砕いたりでリソースを集めていき、建物などを建設します。
また作物を育てたり、料理や武器をつくったりなどもできます。
ただ内容としてはRPG寄りになっていて、クエストを進めていく形で建物などがアンロックされていきます。
前半はお使いが多いですね。MMORPGを遊んでいるような感じです。
建設も自由に家がつくれるというわけではなく、設計図どおりのものができるという形ですね。
いちおう敵として盗賊なども出てきますが、そんなに強くはありません。サバイバルゲームとしてはかなりぬるいとは思います。
問題点として、日本語表記の難や揺れがあるので、クエストで提示されているものと実際につくるものの名称が違っている場合があります。
あとは最適化不足の問題ですね。
多くのサバイバルゲームでもそうですが、やはりメモリ占有率がけっこうでかいです。長時間プレイするとどんどん動きが遅くなっていく感じがあります。
ただ、ゲーム自体はけっこうオーソドックスなつくりですし、日本が舞台という面白さもあるので、今後のアップデート次第で化けそうではあります。
いま買う場合は、早期アクセスということを理解して購入したほうがよいでしょう。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「賛否両論(67%、681人中)」になっています。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・封建時代の日本という独特の雰囲気。
・難易度が高くないので初心者でもプレイしやすい。
・そこそこ日本を研究してつくられている。
・村づくりの楽しさがある。
・最適化不足で動作が重くなることがある。
・日本語翻訳が微妙。もう少しブラッシュアップしてほしい。
・UIがわかりにくいし使いづらい。
・ところどころで細かいバグ(進行不能など)に出くわす。
大きな可能性を秘めているものの、現状はバグや最適化不足など、ゲームの細かいアラが目立ちますね。
総評
「封建時代の日本を舞台にしたサバイバルゲーム」というだけで、けっこう大きなポテンシャルを秘めているとは思います。
ゲームの雰囲気も悪くなく、オーソドックスで遊びやすい作品にはなっていますので、本当に今後次第ですね。
ただ現状、やはり最適化不足やバグなどのこまごまとしたことが目立ちます。気になる方は、しばらく待ってからのほうがいいでしょう。