『三國志14』武将能力:歩練師の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その195】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第195回目は、孫権に寵愛された側室の歩練師(ほれんし)についてお届けします。前回の黄権は以下のリンクから。
人物について
『三国演義』のほうには登場しませんしね。
歩練師は孫権の側室で、臨淮郡・淮陰県の人です。正史「三国志」では「孫権歩夫人伝」として伝が立てられています。歩隲とは同族にあたります。
容姿が美しかったことから、後宮では孫権の寵愛を一番得ていました。
2人の娘を生み、上の孫魯班は周瑜の息子の周循に嫁ぎ、そののち全琮の妻となりました。
下の孫魯育は朱拠に嫁ぎ、そののちに劉纂に嫁いでいます。
歩練師は嫉妬を知らず、後宮の女性たちを助けていたので、そのことも孫権から評価されていました。
孫権が帝位につくと、歩練師を皇后にしようとしましたが、群臣たちの反対があってうやむやになり、そのまま10余年が過ぎました。
しかし宮中では皆、歩練師のことを皇后と呼んでいました。
歩練師が亡くなると、臣下たちは孫権の意向を受け、正式に皇后の位が追贈されました。また孫権とおなじ陵に葬られたといいます。
後宮の女性にも慕われていましたし、本人の人徳といったところでしょう。
今回は歩練師の能力について見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:17
武力:10
知力:64
政治:68
魅力:87
主義:王道
政策:鶴翼強化(Lv4)(鶴翼陣形の効果が上昇)
配偶者:孫権
親愛武将:孫権
知力・政治も60台でそこそこありますし、内政に使うことができますね。
ちなみに初登場は『三國志12』からなので、新登場武将ともいえます。
個性について
応援:自ユニットを除く特定範囲内の味方ユニット(男)の全能力が上昇。
寡欲:自身の俸禄が減少。
仁政:太守として所在する拠点に所属する武将の忠誠の自然現象を防ぐ。
ただ統率・武力が低いので、出陣させるのはリスクが大きいですね。
「仁政」があるので、忠誠度の下がりやすい武将の管理に使うといいかと思います。
陣形と戦法
鶴翼
政策もなぜか「鶴翼強化」で、なにかこだわりが感じられます。
治療:負傷兵回復。対拠点可。
駆逐:ダメージ。
水軍戦法ですし、呉の武将といったところでしょう。
総評
歩練師は文官タイプの武将です。知力・政治は60台ですが、魅力は87あります。
個性には味方(男)の全能力を上げる「応援」や、忠誠度低下を防ぐ「仁政」があります。統率・武力は10台なので出陣させにくいため、武将の忠誠度管理に使うのがいいかもしれません。
全体的な能力は高くないものの、内政面でサポートできる武将です。
次回は歩練師の長女の孫魯班です。