Steamで遊べるおすすめローグライク!「不思議のダンジョン」タイプ中心に

ゲーム評価レビュー, ローグライク

roguelike

前回、「Steamのおすすめデッキ構築ローグライト!」の記事を書きましたが、今回はおすすめローグライクです。

ここでいう「ローグライク」は、いわゆるもとの意味での『ローグ』のようなゲームですね。

『ローグ』がすでに一般的でなくなってしまったので、現代のゲーマーにわかりやすくいいかえれば「不思議のダンジョン」みたいなゲームになります。「ローグライクとローグライトの違い」については以下の記事を参照してください。

それでは紹介していきましょう!今後気になるものがあれば追加していきます。

 

おすすめローグライク!

*タイトル名をクリックするとストアページにとびます。

1:不思議の幻想郷TOD -RELOADED-(4,000円)

Steamで一番長く売れているんじゃないかと思う「不思議のダンジョン」形式ローグライク。「東方Project」のキャラクターを題材にした作品ですが、東方を一切知らなくてもプレイできます(筆者もよくわかりません)。

ゲームボリュームは多く、ストーリーダンジョンにかぎっては装備やアイテムを失うことがないので、初心者にもプレイしやすい作品になっています。逆に上級者向けには「持ち込み不可未識別ダンジョン」も用意されていますので、自分のレベル合わせてプレイするといいでしょう。

2:DragonFangZ(2,570円)

竜と人間のハーフである竜人ロゼが主人公のローグライク。ゲームの特徴としては、倒したモンスターの牙「ファング」を装着して、そのモンスターの能力を自分のものにすることができます。

また「ブレイブシステム」というのがあり、周囲8マスに障害物が無い状態で戦うとパワーアップします。これはローグライク定番の戦術である「狭い通路で戦うことで一対一の状況をつくる」ということへのアンチテーゼになっています。キャラクターも可愛く、初心者でも遊びやすい作品です。ちなみにオンラインの「DragonFang」はサービス終了しました。

3:妖談寺(509円)

ファミコン調のドット絵がいい雰囲気を出しているローグライク。ゲーム開始時に操作する妖怪を選べます(ゲーム進行で妖怪の種類が増えていきます)。

内容はかなりオーソドックスで、死んだら終わりの伝統的なシステムになっています。また装備品も、能力にバフをあたえるお守りのみなので、シンプルでわかりやすい構成。ストーリーをだらだら読まされることもありませんし、1周も短いので、さくっとローグライクを遊びたい人にはちょうどいい作品とは思います。定価も安くてよいですね(逆にいえば値段相応の内容です)。

4:片道勇者(350円)

フリーゲーム『片道勇者』のSteam版。タイトルどおり、画面の左側がどんどん消えていくので、敵と戦ったり、アイテムを取ったりしながら、ひたすら右へ右へと進んでいく内容です。1周30分ほどなので、短時間でプレイできるのも良いですね。

DLCを追加購入することで、追加要素のある『片道勇者プラス』にすることができます。ショートカット機能、加速機能、自動振り向き機能、敵発見時の一時停止機能などシステム面が改善され大幅に遊びやすく、大規模なバランス調整もおこなわれていますので、これから遊ぶ人は最初からDLCとセットで購入してしまったほうがいいでしょう。

5:Desktop Dungeons(1,499円)

さくっと遊べる変則的なダンジョンローグライク。1フロアだけのダンジョンを探索し、アイテムをとったりレベルを上げたりしつつ、最終的にボスを倒すことが目的です。敵の方からは襲ってこないので、どういう手順で取っていくいくかを考えるあたりはパズルゲームの要素が強いともいえます。

このゲームの上手いところは、未踏のマスに踏み込むとHPMP回復するという点。つまりダンジョンの全容を知った上で敵を倒していくという方法でやるのか、回復のために未踏部分を残しておくのかといったジレンマがあります。日本語サポートはありませんが、有志の日本語化MODがあります。

6:Quest of Dungeons(580円)

前述した『妖談寺』がファミコンだと、こちらはスーパーファミコン版のドット絵といったところですね。内容も極めてシンプルで、王道なローグライクから空腹度など面倒なシステムを省いた形になっています。『妖談寺』同様、ちょっとした時間に遊ぶのに最適ですね。値段も安いのが魅力です。

7:Shattered Planet(1,700円)

SFを題材としたオーソドックスなローグライク。ただ他のローグライクのように足踏みすることによるHPの回復が本作にはありません。回復アイテムを使うしかないのですね。

本拠地との行き来でパワーアップしていく形で、レベルアップとかもありませんアイテムを駆使することが重要。そのため敵との戦闘は極力避けたほうがよく、コップで足元のタイルを破壊して敵を落とすなど、ユニークな戦い方もできます。有志の日本語化MODあり。

8:Sword of the Stars: The Pit(1,200円)

一時期けっこう大ヒットしていたSFシミュレーションゲーム『Sword of the Stars』を舞台にしたローグライク。現在では単体購入はできず、DLCとバンドルになった「OSMIUM EDITION」が1,200円で購入できます。

本作はSFだけあって、を中心にした戦闘が特徴。コンピューターから食料や装備品のレシピを得て、それでパワーアップしていきます。レシピが集まっていくとだんだん面白くなってきますね。リリースが2013年ですが、アップデートにアップデートを重ねて、現在ではかなり遊びやすい作品となっています。SFが好きな人はぜひ!

8:不思議の大冒険 チルノ見参!(無料)

東方Project」のキャラクターであるチルノを主人公としたローグライク的ダンジョン探索RPG。無料なのがいいですね。基本的な部分は「不思議なダンジョン」シリーズと似たようなものですが、手に入れたカードを武器や防具に装備して強化するという独特のシステムを採用しています。『風来のシレン』のパロディがけっこうあるので、それらが好きな人にも良いかと。

9:Tangledeep(1,480円)

スーパーファミコン調の16bitスタイルローグライク。難易度調整をかなり細かくいじれるので、レベルを上げてハクスラをしてアイテムを集めていくというRPG的な遊び方もできます。初心者でも安心な、間口のひろい作品ともいえます。

一番の特徴は、やはりペットシステムですね。ペットをダンジョンに連れていって戦わせたり、ペット同士を組み合わせて子供をつくったり、ペット牧場を運営したりなど、やり込み要素が多く用意されています。ペットが戦力になるので、『ウルティマオンライン』でテイマーをやっている感じというとわかるでしょうか。長く遊べるおすすめ作品です。

10:Low Magic Age(1,700円)

テーブルトークRPG的なオープンワールドタクティクスRPG「不思議のダンジョン」というよりも『ルナティックドーン』のほうが近い内容です。最大6人パーティを編成して、ターン制バトルで戦っていきます。

ゲームモードは「アリーナ」と「アドベンチャー」の2つ。「アリーナ」ではひたすら戦闘を続けていきます。「アドベンチャー」はオープンワールドの世界を探索しつつ、依頼を受けたりしながら自由に旅を楽しめます。内容は悪くないものの、2017年リリースなのにいまだに早期アクセスというのは正直どうなのかと。何とか完成させてほしいという思いを込めての紹介です。

11:Moonring(無料)

無料で遊べる正統派ローグライク。課金要素もありませんが、クオリティはかなり高く、Steamの評価は「圧倒的に好評」になっています。「無料で遊んでいいのか?」みたいな感じですね。

ストーリー重視なので英語が読めないと詰まるところがありますが、チュートリアルも丁寧で、遊びやすくつくられています。レトロ調のグラフィックも良い味を出していますね。それと開発者は現在2の開発に取り組んでいます。無料なのでとりあえず遊んでみるのがいいでしょう。

12:ゆらぎ荘の幽奈さん 湯けむり迷宮 極み(3,520円)

週刊ジャンプで連載されていた漫画「ゆらぎ荘の幽奈さん」のキャラクターをつかったローグライク。基本的にはファンゲームですが、原作をまったく知らなくても問題なくプレイできます(筆者もまったくわかりません)。

内容的には「不思議のダンジョン」なので、意外と普通に遊べます。それなりに難易度もあるので、この手のゲームの初心者にはいいんじゃないかとは思います。キャラクターが好きな人はどうぞ。

13:風来のシレン6(5,980円)

『風来のシレン5』のほうはセールで何度も紹介しているので省きます。「風来のシレン」シリーズ新作の本作ですが、5のときのような理不尽さは減って、初心者にも遊びやすくなっています。歩いたルートがミニマップ上に表示されたり、「風来救助」で他のユーザーに助けを求めることも可能。

UIも前作に比べてかなり洗練されており、ショートカットキーや、ゲーム内で情報確認ができるようになりました。これがけっこう便利で、プレイ中のストレスがかなり減りますね。5が合わなかったという方、「風来のシレン」シリーズのどれかを遊びたいという方は、本作をプレイすることをおすすめします。

14:不思議の幻想郷 -ロータスラビリンスR-(3,800円)

『不思議の幻想郷』にパーティシステムを導入したローグライク。一般のローグライクは1人で探索しますが、本作ではチームとして多人数をつれてダンジョンに乗り込むことができます(一人も可能)。

最大で6人×4チームが編成できます。大勢でわちゃちゃ戦っているのを観るのが好きな人には刺さるかもしれません。ただしチームリーダーがやられた時点で、他の仲間もやられたことになるので、リーダーを交代したりなど、戦略を練っていく必要があります。にぎやかなローグライクが好きな人向けの作品です。

15:不思議の幻想郷 -FORESIGHT-(4,400円)

「不思議の幻想郷」シリーズの最新作。ストーリーダンジョンでは、途中で死んでも所持しているアイテムやレベルがそのまま継続されます。さらに通過した途中の特定場所までファストトラベルも可能と、初心者サポートは至れり尽くせりとなっています。

幻想郷の住人との交流で基礎能力を上げたり、拠点である神社をグレードアップさせたりなど、RPG的な育成要素が強めの作品となっています。ローグライク的なものを求めるのであれば、『不思議の幻想郷TOD -RELOADED-』をプレイしたほうがいいかなとは思います。

16:Crown Trick(2,050円)

「不思議のダンジョン」シリーズから空腹度などの面倒な要素を差っ引いたローグライク。装備は1つしか持つことができず、アイテムも個数管理なのでリソース管理が楽なのが特徴です。

マップ上にはギミックもあり、それを使うことで楽に敵を倒せたりします。装備品もストーリーを進めればアンロックされていきますので、とにかく面倒がないですね。無料DLCもありますし、キャラクターも可愛く、ストレスをためたくない初心者向けの作品とは思います。

17:Crypt of the NecroDancer(1,700円)

人気のリズムゲーム型ローグライクノリのよいビートに合わせて敵が動き、自分も動くという、まさにタイトルにあるようにダンス感覚の作品です。しかもリズムに合わせながらダンジョン攻略も考えないといけないという、けっこう脳の負荷が高い忙しいゲームです。

ちょっとしたミスから崩れていってしまうこともあるので、難易度自体は高め。ただ中毒性があり、リトライも気楽にでき、キーボードなら片手で操作も可能なので、リズムゲームが好きな人にはおすすめです。

18:Dragon Fin Soup(1,980円)

クラフト要素のあるローグライク。レシピ総数は500以上あります。村を拠点としてダンジョンに潜って素材を入手し、それを使ってクラフトでアイテムをつくっていくという流れですね。村で依頼を受けたりなど、RPG的な要素強めの内容になっています。

日本人受けしそうな可愛いキャラクターで、日本語サポートもされています。ダンジョン内でセーブができるなど、初心者に配慮したシステムになっていますが、それでも全体的にシステムが複雑になっています。RPG寄りのローグライクをプレイしたい人向けの作品でしょう。

19:魔法の女子高生(A Magical High School Girl)(1,200円)

オリジナルの魔法を作成してたたかうローグライク。本作はMPがHPも兼ねていて、魔法を使っても敵の攻撃を食らってもMPが減ります。MPがなくなればゲームオーバー。

本作の大きな特徴としては、ダンジョン(といっても一般の町中ですが)で拾うことのできる「マ石」に名前を付けることで、オリジナルの魔法をつくりだすことができます。その名前に合ったような魔法が出てくると嬉しいですね。ちなみに初見クリアできるぐらい難易度も低めなので、ローグライク初心者にもおすすめです。

20:Popup Dungeon(2,570円)

ユーザーがダンジョンをつくることもできるクリエイトツール要素のあるローグライクRPG。D&D的なターン制ストラテジーで、テーブルトークRPGをプレイしているような感じです。

本作の肝は、やはりカスタマイズ性の高さ。自キャラだけでなく、敵キャラやストーリーに至るまですべて自分で作成可能になっています。ゲーム本体を楽しむというよりも、ユーザーどうしが自作のものを持ち合って楽しむというのが本来の遊び方になるでしょう。

20:オメガラビリンス ライフ(8,580円)

定価はかなり強気美少女ローグライク。お色気要素が前面に出されていますが、「不思議のダンジョン」シリーズのプログラムを担当していたMatrixの開発なので、ゲーム自体はそれ相応に遊べます。

花を育てるガーデニングの要素もあり、ゲーム自体もぬるめなので、ローグライク初心者でも遊びやすいとは思います。ただ武器をロストすると取り返しはけっこう大変ですね。セール時でも値段がそこそこしますし、イラストが気に入った人向けとなります。

 

まとめ

『ローグ』をプレイした人がすでにあまりいないことから、いわゆる本来の意味での「ローグライク」がつかわれることは少なく、「パーマデスがあればローグライク」ぐらいが現在のローグライクの定義だとは思います。

それに対抗するような形で「ローグライト」という言葉が提唱されましたが、正直まだまだ一般的とはいいがたいです。

今回は、いわゆる本来の意味での「ローグライク」っぽいもの、いいかたを変えると「不思議のダンジョン」タイプのものをおとどけしました。

現代人には「不思議のダンジョンライク」といったほうがわかりやすいのニャ。

他にも気になる作品があれば、随時追加していく予定です。