『コロナウイルスシミュレーター』がSteamに登場:新型コロナウイルスになって人類を滅ぼす不謹慎ゲーム?
新型コロナウイルスが世界的に流行している現在、それを題材にしたゲーム『コロナウイルスシミュレーター』がSteamストアに登場しました。開発元はEvil Scientists, Reptilians、パブリッシャーはUzbekistan Bears, Putin Teamです。
Steam的にOKなのかどうかはわかりません。あとリリース日が2020年2月22日になっていますが、とっくに過ぎていますね。
どんなゲームなのか、Steamストアページの画像から解析してみます。前回のゲームレビュー記事は以下のリンクから。
どんなゲーム?
ゲームの目的ですが、コロナウイルスになって人類を滅ぼすというものです。
良いか悪いかはSteamの決めることなので、どうともいえません。
記事の一番上の画像を見ると、スタートする国が選べますね。画像では「China」になっています。
ゲーム画面がこちら。感染人数やDNAフラグメント(たぶん通貨のようなもの)、ワクチンの開発が始まったか、パニック状態かどうか、などの表示があります。画面の地域は武漢(WUHAN)ですね。
それとウイルスの拡散率で「30PPL/Click」とありますけど、クリッカーゲームみたいなものなのでしょうか。
DNAストア。DNAフラグメントを支払って(たぶん)、コウモリやヘビ、郵便物を介して広めたりすることができるものと思われます。
「科学者を雇って、みんなに「問題ない」と伝える」というのがありますね。
「マスク製造工場を買い取って、(マスクの)価格を吊り上げる」というのもあります。
この画像ではウイルスの形が変わっています。変異したのでしょうか。背景はラスベガスですね。
なんか人の顔になっています。背景はロシアのチェリャビンスクです。
総評
いつものごとく、ロシアのデベロッパーによる小遣い稼ぎゲームのような気がします。
Steamは1万円払えばゲームを配信することができるため、小遣い稼ぎ目的のクオリティの低いゲームも多くなっています。
ところがSteamには「トレーディングカード」システムがあって、ゲームを遊ぶと数枚のトレーディングカード(デジタル上の)が手に入ります。
これを集めているマニアが少なからずいて、クオリティの低いゲームでも買ってしまうのです。
それと開発者はSteamキーを量産できることから、それを利用して大量のボットが管理するアカウントに配布し、トレーディングカードで利益を得ることができます。
そして本作も例に漏れず、トレーディングカードが付くことが告知されています。あきらかに小遣い稼ぎを狙ったものですね。
さらにサポート言語が29カ国語。機械翻訳で適当にやっているやつです。対応言語がやたらと多いのは低クオリティゲームの特徴です。
ジャンルを見てみると、「 アクション, アドベンチャー, カジュアル, インディ, RPG, シミュレーション, ストラテジー」と手あたり次第。ひと昔前のSEO対策みたいな感じになっています。
配信されるかは知りませんが、低クオリティ系の小遣い稼ぎゲームだとは思いますね。