『三國志14』武将能力:皇甫嵩の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その182】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第182回目は、黄巾賊討伐に功があった皇甫嵩(こうほすう)についてお届けします。前回の曹熊は以下のリンクから。
人物について
皇甫嵩、字は義真。安定郡・朝那県の人です。
若いころから文武に優れており、孝簾で郎中に任命されました。しかし亡くなった父親の喪に服すため、出仕しませんでした。霊帝に車で招聘されてから、やっとのことで仕官を決めたのです。
皇甫嵩の名が高まったのは、やはり黄巾の乱でしょう。
皇甫嵩は、軍を率いて黄巾賊討伐へ向かいました。黄巾軍の波才と戦い、一時は劣勢でしたが、火計をつかって敵を混乱させ、さらには朱儁・曹操の援軍があったことによって勝利を収めました。
冀州のほうでは、董卓と盧植が黄巾軍を相手に戦って苦戦してしたため、皇甫嵩が援軍に向かうこととなります。張角の弟・張梁を討ち取り、病死した張角の首をとりました。さらには張角の弟の張宝も討ち取って、黄巾の乱を収めたのです。この功績で冀州の牧となりました。
皇甫嵩は冀州において善政を敷いており、民に感謝されていました。
韓遂らが涼州で反乱を起こすと、皇甫嵩は董卓とともに鎮圧に向かいました。しかし宦官・張譲の賄賂要求を拒否したことから讒言され、左車騎将軍と食邑6千戸を取り上げられてしまいます。
また涼州の反乱鎮圧において、董卓の策を採用せずに勝利したことから、董卓に恨まれるようになります。朝廷から軍権を皇甫嵩に返すよう命令が下されても、董卓は従いませんでした。
董卓が都で権力を握ると、皇甫嵩を呼び出して殺害しようとしました。しかし子の皇甫堅寿が叩頭して泣き、助命を懇願したことから許され、皇甫嵩は議郎・御史中丞に任じられます。
董卓が太師となったとき、御史中丞以下の官吏は平伏しましたが、皇甫嵩だけが頭を下げませんでした。董卓が「嵩はまだかな?」と聞くと、皇甫嵩は謝罪しました。
董卓が殺されたのち、太尉にまで昇進します。しかし李傕らの反乱のときに病を患い、亡くなってしまいました。
今回はそんな皇甫嵩の能力を見ていきましょう。ちなみに最古の三国志白話文学といわれる『三国志平話』でも、皇甫嵩は登場しますね。
基本ステータスについて
統率:90
武力:61
知力:73
政治:51
魅力:75
主義:覇道
政策:施設開発(Lv5)(LVで施設開放)
親愛武将:射援、朱儁、曹操、盧植
嫌悪武将:董卓
統率ランキングでは曹仁、馬超、羊祜と並んで10位にランクインしています。
ただシリーズ前半では武力・統率は60~70台と、それほど評価されていませんでした。統率が始めて90を超えたのは、『三國志10』からですね。
個性について
督将:自ユニットを除く特定範囲内の味方ユニットの破城が上昇(艦船、兵器以外)。
崩壁:自ユニットの破城が上昇(艦船、兵器以外)。
火攻:自ユニット、太守として所在する都市への火の被害が減少。「火計」の成功確率が上昇。
節約:自ユニットの兵糧消費が減少。
寡欲:自身の俸禄が減少。
「督将」+「崩壁」で、味方も自分も破城アップというのがいいですね。
また黄巾の乱のときに火計を使ったことから、「火攻」の個性も持っています。
「節約」もあるので、土地塗りつぶしに出陣させてもいいでしょう。
使い勝手のいい個性がそろっています。
陣形と戦法
雁行、鶴翼、衝車、投石
土地塗りつぶしにもいい「鶴翼」もありますし、兵器も2つあるので、なかなかバランスがいい形です。
火矢:発火。対拠点可。
鯨波:味方の破城アップ+敵の攻軍ダウン。対拠点可。
業火:発火。対拠点可。
衝車:耐久ダメージ。対拠点可。
投石:耐久ダメージ+ダメージ。対拠点可。
兵器戦術もありますし、野戦用陣形でも「崩壁」で破城がアップしますので、状況に合わせて使い分けるといいでしょう。
総評
皇甫嵩は武官タイプの武将です。統率が90あり、本作中でも上位の能力です。
個性には味方ユニットの破城を上げる「督将」と、自ユニットの破壊を上げる「崩壁」がそろっており、都市攻略には有効なユニットになるでしょう。また兵器も2つあるので、状況に応じて使い分けることができます。
政治は50台ですが、知力・魅力は70台あるので、内政でもそこそこ役に立つとは思います。
次回は朱儁を予定しています。【追記】次回出来ました。