『三國志14』武将能力:文醜の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その99】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第99回目は、顔良とともに袁紹を支えた猛将・文醜(ぶんしゅう)についてお届けします。前回の顔良は以下のリンクから。
人物について
文醜は、前回の顔良とともに袁紹に仕えた猛将です。顔良とおなじく、正史での記述はそれほど多くありません。
性格も似たようなもので、荀彧に「顔良と文醜は将としての器はなく、武を頼りにするだけの者たち」と評されたのは前回も述べたとおりです。
官渡の戦いのとき、白馬津に派遣された顔良は、後方から奇襲してきた曹操軍に釣られて突出し、関羽に討ち取られてしまいました。
しかし曹操軍は兵力が少ないため、袁紹はすぐさま曹操を追います。
曹操が黄河を西に渡って陣営を築くと、白馬津から味方の兵糧輸送部隊が向かってきました。諸将はこれを報告し、
「周囲に敵の騎兵が多いため、すぐに引き返させるべきです」
といいます。
しかし荀攸は曹操に献策しました。
「引きあげさせてはなりません。敵を釣るための餌に使います」
そのゲームを知っている方がどれだけいるかわかりませんが、そうですね。弱い部隊で敵を誘って、隠れている味方で一気に叩く作戦です。MOBAゲームでも使われるテクニックですね。
そもそもRTSなどの戦略ゲーム自体が日本ではそこまで流行ってませんしね。好きな人は好きですが、全体で見たらまだまだユーザーは少ないかと思います。
話を戻しまして、袁紹軍の劉備と文醜は見事に釣られて、分散して兵糧輸送部隊に襲い掛かりました。相手が弱そうだったので陣形も無視し、手勢もわずか600ほどでした。
ゲームではありませんが、功を急いだのでしょうね。
兵糧輸送部隊に襲い掛かった劉備・文醜を、隠れていた曹操軍が一気に叩きます。
この奇襲によって文醜は討ち取られてしまい、劉備は敗走しました。
誰に斬られたかは不明ですね。乱戦の中で兵士たちに殺されたのでしょう。荀攸の作戦勝ちといったところです。
こうしてたった二度の戦闘で、袁紹軍の主力であった顔良・文醜が討ち取られてしまったのです。
「三国演義」においては、文醜は袁紹が公孫瓚と戦ったときに登場していますね。
文醜は公孫瓚をあと一歩まで追い詰めましたが、趙雲が現れて公孫瓚を救いました。
官渡の戦いでは、文醜は張遼・徐晃といった名将を手玉にとるほどの武力を見せます。
しかしそのあとで関羽があらわれ、3合も戦わないうちに「かなわない」と悟って逃げ出しました。そして追ってきた関羽に背後から首を斬られてしまいます。
今回はそんな文醜の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:85
武力:94
知力:25
政治:25
魅力:40
主義:我道
政策:鋒矢強化(Lv5)(鋒矢陣形の効果が増加)
親愛武将:袁紹、顔良
張遼(武力92)に勝ったことを評価されていますね。武力ランキングでは甘寧、龐徳と並んで6位です。
逆に統率のほうは、顔良(統率86)より1低い85になっています。
ちなみに文醜は、シリーズでは『三國志5』の武力97が最高値ですね。
顔良・文醜が強いぶん、関羽の強さが際立ったといえるでしょう。
個性について
驍将:自ユニットを除く特定範囲内の味方ユニットの攻軍が上昇(艦船、兵器以外)。
豪傑:一騎討ちが発生しやすい。
怒髪:特定範囲内の味方ユニットが壊滅すると、自ユニットの士気が上昇。
猪突:命令設定で、敵接近時「無視」、自主退却「許可」が選択不可。
直情:敵勢力の罠から受ける被害が増加。
周囲の味方ユニットの攻軍を上げる「驍将」があるので、味方に対してもよいサポートになります。
「直情」があるので、罠には気を付けたほうがいいですね。
陣形と戦法
鋒矢、雁行、錐行
顔良とおなじく野戦型ですね。城攻めは袁紹などに兵器を使わせるのがいいでしょう。
疾風迅雷:ダメージ+敵の攻軍ダウン。
突撃:ダメージ+敵の士気ダウン。
斉射:ダメージ。対拠点可。
大喝:敵の防御ダウン。
挑発:「挑発」付与。対拠点可。
おなじダメージ技ですが、顔良の「疾風怒濤」は敵の士気を落とすのに対して、文醜の「疾風迅雷」は敵の攻軍をダウンさせます。
「突撃」「大喝」などの士気・防御を落とす戦法もあるので、顔良と連携すれば大ダメージをあたえられるでしょう。
総評
文醜は、顔良と並ぶ統率・武力を持つ戦闘ユニットです。
味方ユニットの攻軍を上げる「驍将」や、敵の攻軍を下げる「疾風迅雷」があるので、顔良と協力して戦うことで相乗効果が得られるでしょう。
文醜・顔良とも野戦型なので、都市攻めのときには兵器持ちの武将を守りつつ、戦っていくのがいいかと思います。
次回は袁紹の参謀、田豊を予定しています。
↓次回出来ました。