『三國志14』武将能力:閻宇の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その253】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第253回目は、蜀の右大将軍である閻宇(えんう)についてお届けします。前回の羅憲は以下のリンクから。
人物について
黄皓に取り入っていた人物という評価ですしね。
閻宇、字は文平。荊州・南郡の人です。
馬忠(蜀)の後任として蜀南部を統治し、職務に熱心で、長年に渡って功績をあげました。
ただその威厳や功績は、馬忠にはおよばなかったといいます。
呉で孫綝が権力を握ると、朱績は呉国内が混乱して魏が乗じてくることを心配し、ひそかに蜀に書簡を送って、魏へのけん制を依頼しました。
蜀は右将軍(呉書では「右大将軍」ではなく「右将軍」)の閻宇を巴東の都督として白帝城に送り、5千の兵で守備をかためます。このとき、羅憲は副将に任じられました。
姜維と仲の悪かった黄皓ですが、姜維を廃して閻宇をその後任にしようともくろんでいました。
姜維は北伐を繰り返していたことから、国内では不満の声があがっていました。諸葛瞻・董厥らも姜維を召還して益州刺史にし、その軍権を奪うよう劉禅に上奏しています。
しかし姜維は黄皓のたくらみを疑い、成都に帰還することはありませんでした。
やがて魏が侵攻してくると、その防御にあたります。それからどうなったのかは不明です。
『三国演義』においては、黄皓にへつらっている人物として描かれています。手柄を立てるため、姜維にとってかわろうとしますが、魏の鄧艾が強いことを知ると沙汰止みとなりました。
今回はそんな閻宇の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:59
武力:61
知力:55
政治:60
魅力:20
主義:我道
政策:火計研究(Lv2)(火計の効果が上昇、LVで火罠解放)
親愛武将:黄皓
嫌悪武将:姜維
正史のほうで、馬忠の後任として頑張っていたのが評価されているのかもしれませんね。
シリーズでは、武力は70台までいったことがあり、それほど悪い評価は受けていない感じです。
個性について
功名:命令設定で、追撃「不可」、事後命令「退却」が選択不可。
『三国演義』では鄧艾を恐れたという話があるので、どちらかというと「小心」のような気もしますね。
陣形と戦法
方円、衝車
人手不足のときは都市攻めに加えてもいいかと。
火矢:発火。対拠点可。
罵声:敵の士気+攻軍ダウン。対拠点可。
野戦の陣形が「方円」ですし、兵器運用のほうが良い気がしますね。
総評
閻宇は、魅力は20と低いですが、それ以外は60前後あるので、バランス型の武将ともいえます。
個性は「功名」、戦法は「火矢」「罵声」のみですが、兵器として「衝車」が使えますので、都市攻めのサポートをするのもいいでしょう。
後期三国志はどちらにしろ人材不足になっていきますので、うまく使いこなすのがいいかと思います。
次回は孫峻です。