『Astrea: Six-Sided Oracles』評価は「圧倒的に好評」 レビューと感想ープレイヤースキル重視のダイスローグライト【Steam】

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ダイスを使ったデッキ構築型ローグライト『Astrea: Six-Sided Oracles』。

Little Leo Gamesが開発し、Akupara Gamesによって2023年9月22日にSteamで配信されました。

『Dicey Dungeon』とは違う感じニャ。

ルールはだいぶ違いますね。本作はどちらかというと『Slay the Spire』系のカード型ローグライトに近い形です。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。

 

どんなゲーム?

Astrea: Six-Sided Oracles

本作はダイスを使ったデッキ構築型ローグライトゲームです。

内容は『Slay the Spire』系ですが、カードではなくダイスを毎ターン転がし、その出目によって攻撃や回復をします。

本作独特のシステムとしては、ダイスの目には「浄化」と「堕落」があります。

「浄化」は自分を回復、もしくは敵にダメージを与えることができます。

「堕落」は逆に敵を回復、もしくは自分にダメージを与えます。

プレイヤーのHPは毎回のバトルで7HPと固定になっており、「浄化」「堕落」をどうやりくりするかがゲームの肝になってきます。

敵のHPがフルなら、最初に敵に堕落をつかって、そのあとに浄化をつかえばいいのニャ。

その手もありますが、本作の面白い点として、HPが減ると、減った量に応じた「徳義」という特殊技がつかえるようになります。敵にダメージをあたえり、ダイスを追加で1個振ったりといったものですね。

そのため、あえて攻撃を受けつつ、これら徳義をうまく利用して逆転したりといったことも可能。

HPが減れば強くなるのニャ。

「浄化」による回復や、「徳義」システムによって、運用素よりプレイングスキルが重要になってきますね。

またダイスは「堕落」の面が多いものほど、高い効果のあったりします。のようなダイスを選んで、あえてリスクを取りに行くというのもよいでしょう。

また「センチネル」という仲間もつけることができ、さまざまな効果を発揮します。

HPはバトル毎に回復するので、「ボス戦前にHPがほとんどなくて絶望」みたいな状況がないのがうれしい。

運用素よりプレイヤーの腕が試される作品となっています。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「圧倒的に好評(96%、730人中)」になっています。

いい評価ニャ。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

良かった点

・ランダム性の多いダイスを使いつつ、センチネルや徳義の能力で運用素を抑え込むことができる。

・ゲームバランスが良く、プレイヤーの腕次第で逆転も可能。『Slay the Spire』とも競い合える最高のデッキ構築型ローグライト。

・アートワークが美しい。

・敵を殺すのではなく「浄化する」というのが良い。

悪かった点

・初プレイ時はちょっとルールがわかりづらい。

・後半に行くと展開が単調になる。

・戦闘が長引きやすい。

・ダイスのアイコンが似たようなのばかりで視認しづらい。

ダイスの視認性の悪さは筆者も感じていましたが、慣れれば大丈夫とは思います。全体的には好評な作品となっています。

 

総評

ランダム性のある6面ダイスを使いつつ、浄化・堕落によるHPの綱引きや、徳義によって運用素を抑えたプレイが可能なため、変なイライラは起こりにくい作品になっています。

とくにHPが7固定ではじまるので、これまでのローグライトゲームのようなHP管理をしなくていいのもよいですね。

HPが少なくてもう無理みたいな、戦う前から絶望の状況にならないのニャ。

運とプレイヤースキルのバランスをうまくとった作品ともいえます。デモ版もあるので、興味のある方はプレイしてみるとよいでしょう。