『信長の野望・新生』武将能力:成田長親の評価は?【武将評価シリーズ・その95】
『信長の野望・新生』武将評価シリーズ第95回目は、石田三成から忍城を守り抜いた成田長親(なりなりたながちか)です。
映画で一気に有名になりましたね。それに合わせて顔グラフィックも映画の主人公っぽい人物に一新されています。
そんなわけで能力を見ていきましょう。前回の北条早雲は以下のリンクから。
人物について
天文15年(1546年)、成田泰季の嫡男として生まれました。
映画でも登場する甲斐姫(成田甲斐)は、長親の父の兄・成田長泰の子・成田氏長の娘ですね。
成田氏の家督は、甲斐姫の父・成田氏長が継いでいました。
長親の父・成田泰季はこれを支える立場として影響力がありましたが、長親はとくに功績もない凡人でした。
天正18年(1590年)、豊臣秀吉の天下事業として小田原征伐が開始されます。
北条氏に従っていた成田氏長は、小田原城を守るために出陣。
成田氏の本城である忍城は、長親の父・成田泰季が城代をつとめてこれを守りました。しかし手勢はわずか五百ほどで、住民をあわせても三千ほどです。
一方、秀吉に命じられて城攻めを担当する石田三成の軍は2万以上でした。
さらに成田泰季は老齢のため、急死してしまいます。甲斐姫と家臣たちが相談し、長親があとを継いで総大将となりました。
やがて三成の軍が到着します。降伏を呼びかけましたが、長親は応じません。
忍城の守りはかたいため、三成は堤を築き、水攻めをつかって落とそうとします。しかし堤が決壊するなどでなかなかはかどりません。『成田系図』では、長親の計略で堤を決壊させ、逆に敵陣に水を注いだとのことです。
けっきょく忍城よりもさきに、小田原城が落ちてしまいました。
長親は降伏しませんでしたが、小田原城防衛に行っていた忍城城主・成田氏長が戻ってきて説得し、開城します。成田氏長は領土を没収され、蒲生氏郷がその身柄をあずかりました。
甲斐姫が秀吉の側室になると、成田氏長には下野烏山2万石があたえられます。長親もついていきましたが、忍城籠城時に氏長から内通を疑われたことを知り、不仲になって奔走します。
氏長はのちに謝罪しますが、長親はこれを拒否。出家して尾張に隠居し、67歳で生涯を閉じました。
基本ステータスについて
統率:52
武勇:31
知略:54
政務:48
主義:中道
まあ、武将としてなにかしたわけでもないので、こんなものでしょう。
戦法・特性について
(戦法)
攪乱:敵部隊の体力低下。
(特性)
盛名:城主のときに配下武将の忠誠上昇。
防災:同一城に属するすべての郡で災害回避上昇。
「盛名」「防災」は地味につかえますので、城主として役立てていくといいかと思います。
総評
成田長親は、いわゆる凡将です。
ステータスはそれほど高くありませんが、「盛名」「防災」といったスキルがあるので、内政面で役立てていくのがよいでしょう。
次回は成田甲斐(甲斐姫)です。【追記】次回出来ました。以下のリンクから。