Steamのおすすめボードゲーム20選ー日本語化可能作品を中心に【ウインターセール跡地】
Steamのウィンターセール用に書いたのですが、ウィンターセールが終わってしまいました。
ただゲーム自体はおすすめのものです。セール時の価格をそのまま載せているので、現在価格と比べて購入時の参考にしてください。
ストラテジー系、ファンタジー系、可愛い系、ソロ・協力プレイ系、定番ボードゲーム系から、コストパフォーマンス重視で日本語化可能なものを中心に20本お届けします。
ちなみに本サイトでよく取り上げる『Twilight Struggle』ですが、残念ながらウィンターセールでは安くなっていませんでした。
ストラテジー系
Scythe: Digital Edition(60%OFF、820円、日本語有り)
日本名は「大鎌戦役」。第一次世界大戦後のヨーロッパを舞台とした架空戦記。メックと呼ばれるロボットが登場するスチームパンク的な世界観で、雰囲気からして最高です。プレイヤーは領土を広げて資源を獲得し、条件をこなすことで勝利点を得ることができます。最後に勝利点が一番多いプレイヤーの勝ち。戦闘を仕掛けることよりも、いかに効率よく動くかがゲームの鍵です。
Istanbul: Digital Edition(40%、606円、日本語有り)
日本でも知られているボードゲーム「イスタンブール」。プレイヤーは商人となって商品を仕入れて売ったりしつつ、さきに宝石を所定数集めたプレイヤーの勝ちです。いかに無駄な行動(無駄な移動)をしないかが勝利のカギになり、そういう意味ではさきほど紹介した『Scythe』と似ています。中毒性の高いゲームです。
Axis & Allies 1942 Online(50%OFF、1,025円、日本語無し)
現物を持っていたので、筆者的には思い入れのある作品。第二次世界大戦時の枢軸と連合の戦いをテーマにした対戦ボードゲームです。2~5人でプレイするゲームで、プレイヤーはアメリカ・イギリス・ソ連(連合側)か、ドイツ・日本(枢軸側)を選んでプレイします(同盟国どうしは戦えない)。準備が大変なので、デジタル版で遊べるのは嬉しいところ。日本語無しでも遊び方さえわかれば支障はないかと思います。
Blocks!: Richard III(30%OFF、1,799円、日本語無し)
バラ戦争時のイギリスを舞台にした2人対戦型ボードゲーム。バラ戦争時の実在の主要人物たちがコマ(ブロック)となって登場します。プレイヤーはヨーク家(白)かランカスター家(赤)のどちらかを選び、イングランドでの影響力(領土の多さではない)をかけて戦います。ルール自体は簡単ですし、そもそも非言語ゲームなので、日本語は必要ないかと。コスパはけっしてよくありませんが、存在自体を知られていないので、あえて書きました。
Eight-Minute Empire(50%OFF、310円、日本語有り)
8分間で遊べる『Risk』タイプの地域占領ストラテジーゲーム。ルールは簡単で、自分のターンでカードを引き、兵の補充や移動、占領をおこなっていきます。ちなみに現物でのじっさいのプレイ時間は、慣れるまでは8分以内は無理な気はします(考える時間もありますし)。短時間でさくっと遊べるストラテジーです。
ファンタジー系
Blood Bowl 2(75%OFF、670円、日本語無し)
エルフやドワーフ、ゴブリンなど、ファンタジー世界の登場人物たちがアメフトをするという一風変わったボードゲーム。「Warhammer」シリーズのスピンオフ的作品でもあります。観客席から魔法使いに攻撃させたり、審判を買収したりといったことも可能。チームマネジメントといったシミュレーション要素もあります。
Talisman: Digital Edition(75%OFF、180円、日本語無し)
ファンタジーボードゲームの古典的名作。筆者は現物をプレイしたことがありますが、準備がけっこう大変なので、PCでさくっと遊べるというのは嬉しいものです。プレイヤーは冒険者を一人選び、盤面を周回しながら能力を上げたり装備を手に入れたりして強化していきます。勝利条件は自分でいろいろカスタム可能。基本的には、盤面の中央にある王冠の間にたどり着いたプレイヤーの勝ちです。ワンプレイがけっこう長いのが難点。拡張セット(DLC)が多数あるのも特徴です。
Gremlins, Inc.(75%、420円、日本語有り)
サイバーパンクの世界で、グレムリンたちが覇権を争うすごろく型ボードゲーム。さいころを振らず、カードを出すことでコマを進めていきます(カードの左上にサイコロマークがある)。だいたいのマスがバッドイベント発生で、カード効果も相手に対する嫌がらせのものが多く、友達と遊ぶと友情崩壊する可能性もあり。独特な世界観のゲームです。
D&D Lords of Waterdeep(60%、592円、日本語無し)
ボードゲーム「アグリコラ」をファンタジーにしたような内容。プレイヤーは冒険者(戦士、盗賊、僧侶、魔法使い)を雇い、クエストを達成することでスコアを獲得できます。たがいを邪魔したりなどプレイヤーどうしの干渉が多いので、4~5人で遊ぶと楽しいですね。詳細は以下の記事を参照。
可愛い系
Heart of Crown PC(50%OFF、1,285円、日本語有り)
可愛いイラストが特徴の、デッキビルドカードゲームです。4人までプレイ可能で、さきに擁立した女王の戴冠式を成し遂げたプレイヤーの勝ち。基本的には「ドミニオン」とルールは変わりませんが、ゴールが明確なので、ゲーム展開がスピーディーなのがいいですね。やりこむ予定なら、拡張パックと合わせた「Heart of Crown PC Complete Set 」(58%OFF、1,521円)を購入したほうが、コスパ的にはいいかと思います。
100% Orange Juice(75%OFF、174円、日本語有り)
可愛いキャラクターたちが盤面をまわり、所定のノルマを達成するのが目的のすごろくゲームです。相手にバトルを仕掛けたり、トラップを仕掛けたりといったことも可能。ロングセラーのゲームで、100万ダウンロードを突破したとのことです。キャラクターを追加できるDLCがたくさんありますが、とりあえずはなにも入れずにプレイするのがいいかと。フレンドと遊ぶと盛り上がります。
Armello(60%OFF、792円、日本語有り)
ヘクスマップの上で、可愛い動物たちが王座をかけて謀略をめぐらせるデジタルボードゲーム。現国王は穢れによって毎ターンライフを失っていきます。勝利条件は、死期が来る前に国王(強い)を倒すか、マップ上に出現する精霊石を4つ集めるかです。王の死期が来てしまったらゲーム終了で、名誉ポイントが一番多いプレイヤーの勝ちになります。世界観の良いゲームなのでおすすめです。
Harald: A Game of Influence(76%、119円、日本語無し)
動物たちが村の威信をかけて争う2人用カードゲームです。さまざまなカードコンボによってスコアを取っていく一方で、相手のコンボをいかに崩すかというのも同時におこなわなければなりません。使われるカードは6種類だけなので、カード効果がわかれば英語でも問題はないでしょう。本作の遊び方については以下の記事を参照してください。
定番ボードゲーム系
Ticket to Ride(60%OFF、392円、日本語有り)
みんなで集まったときに遊ぶ定番のボードゲーム。各プレイヤーには配られたカードの表記通りに、2つの駅を鉄道で結ばなければなりません。駅どうしの距離が遠ければ遠いほどスコアは高くなりますが、そのぶん妨害されるリスクも増えていきます。高得点を取るために勝負に出るか、それとも安全策をとって短距離でスコア稼ぎをするかなどの判断が必要になってきます。安定した面白さのあるゲームです。
Steam: Rails to Riches(60%OFF、372円、日本語有り)
『Ticket to Ride』とおなじく鉄道ボードゲームですが、本作は線路を敷くだけでなく、貨物の輸送をすることでスコアを稼いでいきます。輸送時にはどのプレイヤーが敷いた線路でも使えますが、他人の線路を使ったばあいはその人にスコアが入ってしまいます。自分の敷いた線路を使ってスコアを取っていきましょう。本作は一時期配信中止になっていましが、めでたく復活を果たしました。
Carcassonne(60%OFF、404円、日本語無し)
もはや定番のカルカソンヌ。タイルを置いていって道をつなげたり、都市を作ったりして得点を稼ぐゲームです。ただし、前もって将来得点になりそうな道や土地にミープル(人型のコマ)を配置しておかなくてはなりません。先読み能力の試されるゲームです。拡張もDLCでたくさん出ていますが、個人的にはなにも入れないでプレイするほうが好きです。
ソロ・協力プレイ系
Chainsaw Warrior(89%OFF、54円、日本語無し)
知る人ぞ知る、60分でニューヨークを救わなければならない一人用ボードゲーム。カードをめくっていき、書かれているイベントをこなしつつ、最後にダークネスというボス敵を倒します。途中でアイテムなどを手に入れて、主人公を強化できます。難度は高め(というか運要素が高い)。コスパ的には54円とかなりいいです。日本語はありませんが、カードに書かれていることがわかればいい程度なので問題ないかと。詳細は以下のリンクから。
Pandemic: The Board Game(50%OFF、505円、日本語有り)
有名な協力プレイボードゲーム。世界に広がる疫病の治療方法を探し、人類を救うという内容です。能力の異なる4人のプレイヤーを使い、協力して疫病の拡大を防ぎましょう。ソロプレイするばあいは、4人を1人で操ることになります。そのほうが難度が低かったりしますが。みんなでやると熟練プレイヤーが指示を出しまくって、「もはやソロプレイ」みたいな状況になったりすることもあります。みんなで遊ぶときはアドバイスしないほうがいいかもしれません。
Shephy(60%OFF、200円、日本語有り)
羊の数を増やしていく一人用カードゲームです。1000匹まで増やせればクリアなのですが、バッドイベントカードが多くて一筋縄ではいきません。運要素も強めで、難度はかなり高いです。まあ、簡単にクリアできたら一人用ゲームの意味がないですしね。あまり本気になりすぎないように、空いた時間にちょっと遊ぶ感じでいいのではないかと思います。
Tabletop Simulator(50%OFF、990円、日本語無し)
ゲームと呼んでいいのかどうか微妙なところですが、テーブルの上で遊べる各種ボードゲームをPC上でシミュレートできる作品。Steamワークショップに数多くのボードゲームMODがあるので、ダウンロードしてプレイできます。自作も可能。ただしあくまで「ボードゲームをシミュレート」するゲームなので、AIはありません。プレイするばあいは対戦相手を探す必要があります。ある意味協力プレイゲームといえるでしょう。筆者的にはボードゲームを眺めているだけでも楽しいので重宝しています。
まとめ
ボードゲーム20選、いかがでしたでしょうか。
ボードゲームは人が集まらないと遊べないという問題があるので、AIが代わりに相手してくれるデジタル版は便利かと思います。
また重量級のボードゲームのばあいは、あらかじめデジタル版をプレイしておくと、じっさいに遊ぶときにルール把握がスムーズにできるでしょう。
ボードゲームはPCゲームとは違った魅力がありますので、気に入った作品があれば実物でのプレイもおすすめします。対戦相手がいない人はボードゲームカフェやボードゲーム同好会などを利用するといいでしょう。
それではよいお年を!