CK3初心者講座#5:戦争についてわかりやすく解説|Crusader Kings III

Crusader Kings IIICK3初心者講座

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Crusader Kings III(CK3)』の「CK3初心者講座」第5回目は、戦争についてお届けします。前回の記事は以下のリンクから。

 

開戦理由

コーエーの「三國志」シリーズや「信長の野望」シリーズと本作の違いは、戦争には理由が必要ということです。

コーエーの戦略ゲームは、そのあたりはあまり気にしなくていいのニャ。

世紀末でもないのに、理由もなく「ヒャッハー!」で戦いを仕掛ければ、周囲の国から批判を受けるのは現代社会でもおなじです。

遊牧民やバイキングプレイなら「ヒャッハー!」はできますが、少なくともお行儀のいいヨーロッパあたりでそれをやると、多くの人たちから批判を受けることになるでしょう。

どういう理由があればいいのニャ?

まず戦争には大義名分が必要です。「なぜ戦争するか」ですね。これがなければ、国民も周囲の国も納得させることができません。

三国志に登場する曹爽(そうそう。曹真の子)は、当時対立していた司馬懿に比べて実績が足りなかったため、実績作りのためだけに蜀に攻め込みました。当然、国内で大きな批判を受けることになります。

理由のない戦争は、国や本人にとって大きなマイナスとなってしまいます。

どんな大義名分があるのニャ?

たとえば領土の所有権継承権称号の権利など、いろいろな理由から大義名分を作ることができます。

理由がなければ、捏造することも可能です。「その領土は、昔は我が国のものだった」みたいなやつですね。

領土問題はだいたいそんな感じなのニャ。

『CK3』ではパークをアンロックすることによって得られる開戦理由もあります。

また宣戦布告においては「Prestige(威信)」や「Piety(信仰)」をコストとして消費することになります。

そういうのが必要になったのニャ。

それらが足りないばあいは、「Fame(名声)」や「Devotion(信心)」のレベルを消費することになります。

そっち減らすほうがコストが高いニャ。

 

兵種とパラメータ

戦争には開戦理由以外に、当然兵士が必要です。

本作では領土の農民たちを徴兵してたたかわせる「徴募兵」や、お金を払って雇う「傭兵」、すぐに戦争に参加させることのできる「常備軍」、ヒーローユニットとももいえる「騎士」、宗教戦争を無償で戦ってくれる「宗教騎士団」の5タイプに分けることができます。

徴募兵は戦争時だけ徴募するため、常時コストがかかるということはありません。しかしそのぶん兵としての練度は低く、また徴募してすぐに動けるわけではありません。

傭兵はコストがかかりますが、すぐに雇って戦わせることができます。短期的に使う兵士ですね。『CK3』においては、前作のように毎月お金を払うわけではなく、3年分を前払いする形に変更されました。

初期コストがかかるのニャ。

そのぶん、「急にお金が無くなって解散」みたいなことがなくなるので、運用はしやすくなるとは思います。文化ごとに1~3個の傭兵団が存在します。

常備軍は職業としての兵士たちです。徴募兵に比べれば練度は高く、戦争時もすぐに動くことができます。また兵種を自分でカスタムすることも可能です。しかし常時コストがかかってきます。

騎士はいわゆるヒーローユニットで、武力の高い封臣や廷臣が担当します。数は少なく、強さは個々人の武力に依存します。

宗教騎士団は、宗教戦争を戦ってくれる傭兵団といったところです。プレイヤーは騎士団を1つしか雇うことができません。自分の領土をあたえることで、新たな騎士団を創設することができます。彼らにとっては信仰がすべてなので、宗教戦争以外の理由では利用できません。

どれも一長一短なのニャ。

兵士にはさまざまな兵種があり、文化圏によって固有ユニットも存在しています。また兵種には特徴や、カウンターできる兵種も存在しています。

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上の画像は開発日記(2019年11月12日)からですが、長槍兵(Pikemen)のものですね。パラメータは右から「Damage(攻撃力)」「Toughness(防御力)」「Pursuit(追撃力)」「Screen(追撃に対する防御力)」をあらわしています。

追撃力ってなにニャ?

戦闘というのは、部隊どうしが死ぬまで戦うわけではありません。士気が落ちるなどしてあるていど勝敗が決してしまうと、敗走を始めます。「Pursuit」はこれを追撃して叩く能力ですね。「Screen」は追撃されたときの防御力です。

長槍兵のばあい、攻撃力と防御力はそこそこありますが、追撃する能力はありません。戦闘に勝っても、敵兵を大きく減らすことは難しいでしょう。

Counters」の項目を見ると、軽騎兵(light Cavalry)と重騎兵(heavy Cavalry)があります。長槍兵はこれらに対して強いということがわかります。

カウンターになる兵種にぶつけるのがいいのニャ。

また地形(Terrain)によっての有利不利もあります。長槍兵だと森林や山岳で有利に働きます。

そういう地形は、騎兵は苦手そうニャ。

じっさいのところ、軍はさまざまな兵種を混合したものになりますので、単純にカウンターがぶつけられるわけではありません。

しかし戦場の地形や、相手がどの兵種が多いかなどがあらかじめわかっていれば、それ対する対策は取れるでしょう。敵に騎兵が多ければ、こちらは長槍兵を多めにするなどです。

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攻城においては、兵器を利用することもできます。包囲戦は時間がかかるため、攻城兵器を使うことでその時間を短縮することができるでしょう。

大砲まで出てくるのニャ。

ただし兵器を持ち込んでも、野戦ではなんの役にも立ちません。軍編成のスロットが無駄になるだけなので、使いどきを考えたほうがいいでしょう。

また前作とおなじように、それぞれの軍には指揮官が1人います。指揮官には「山岳での戦いに強い」など特性があります。単純に指揮官の軍事力だけでなく、このあたりも考慮するといいでしょう。

 

戦闘について

戦闘は前作のように、「戦場の幅」というものがあります。

大軍を投入しても、山地などの狭い場所では全員が戦えるわけではありません。兵数が少ないばあいは、戦闘幅の小さな場所で戦うのが鉄板でしょう。間違っても平原で戦おうとしてはいけません。

狭いところで大軍に勝利するというのは、歴史上の戦闘でもよくあるニャ。

軍隊の強さは、「アドバンテージの差」としてあらわされます。戦場の地形、指揮官の能力など、いろいろな要素から産出されます。

たとえばアドバンテージが40の軍と10の軍が戦ったばあい、その差は30です。これが戦闘ボーナスとなります。

強いほうはより強くなるのニャ。

戦闘が始まると、前作のように毎日ダイスロールがおこなわれます。このロールにさまざまな補正がついてきます。

戦列にいる兵士の1人が倒されると、「死亡」か「敗走」のどちらかになります。敗走した兵士は戦闘後に戻ってきますが、死亡した兵士は戻ってきません。再補充が必要になります。

戦闘の勝敗が決定すると、次は追撃戦に入ります。ここでさきほどの「Pursuit(追撃力)」が高ければ、多くの敵兵を倒すことができるでしょう。

また追撃を受ける側は、「Screen(追撃に対する防御力)」が高ければ、戦闘に負けても被害を最小限に食い止めることができるでしょう。

追撃で討ち取っておかないと、またすぐに復帰されてしまうのニャ。

戦争で重要なのは、敵の城を占領することです。野戦にいくら勝っても、目的が果たせたとはいえません。

攻城戦は非常に時間がかかります。敵の城を包囲し、攻城の進捗度が上がるのをひたすら待たなければなりません。

攻城兵器などで城壁を破壊し、一気に突入して時間を短縮することもできますが、そのぶん自軍にも大きな被害が出るでしょう。

「無理に攻めて自軍が全滅」という事態は免れたいニャ。

『CK3』では、全領土を占領する必要はなく、要塞化された領土だけ占領すれば他の領土もすべて占領したことになります。

面倒な塗り絵をしなくてよくなったのニャ。

 

軍の移動について

『CK3』においては、軍は兵糧を持って移動することができるようになりました。

前作では、補給限界を超える兵数で領土に踏み込んだばあい、兵の消耗がおこっていました。

今回はまず兵糧を消耗し、それがなくなってから兵の消耗が起こるようになりました。

これで「通行しただけで、がっつり兵が減った」みたいなことはなくなるのニャ。

そうですね。前作ではわざと逃げまわって敵兵を減らすというプレイヤーチート的な技もありましたが、そういうのも使いにくくなるとは思います。

兵糧の補給は、自分の領土にいれば、その領土の補給上限まで自動的に補給されることになります。

それと渡河についてですが、前作のようにどこでも渡れるわけではなくなりました。渡れるのは浅瀬になっている場所だけです。

 

まとめ

戦争については、基本的な部分は前作と大きく変わりはありません。

ただカスタムのできる常備軍が戦争の中心となったり、傭兵のルールが変わったり(管理しやすくなったり)、騎士や宗教騎士団があったりなど、細かい部分での変更があります。

また兵糧を持ち運べることから、通過しただけで兵士が減ったみたいな不幸も減ることでしょう。

全体的には前作よりもわかりやすく、ライトユーザー向けにしようとしているのが伺えます。騎士の強さについてはまだ調整中のようなので、今後情報が出てきたときにでも追記します。

次回は領土と開発について予定しています。