『三國志14』武将能力:陸鬱生の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その213】|三国志14

2020年8月13日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

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『三國志14』三国志武将評価シリーズの第213回目は、陸績の娘の陸鬱生(りくうつせい)についてお届けします。前回の陸績は以下のリンクから。

 

人物について

陸鬱生は前回の陸績の娘で、張温の弟・張白の妻です。

陸績は孫権に仕えていましたが、率直な物言いが原因で孫権に煙たがられ、中央から追われて鬱林に左遷させられました。

前回あった話ニャ。

その鬱林で娘が生まれたので、「鬱生」と名付けられました。

そういう名前の由来なのニャ。左遷先の地名なのニャ。

陸績が亡くなると、陸鬱生は2人の兄弟(陸宏・陸叡)とともに故郷へ戻り、陸遜の弟の陸瑁に養育されました。

陸鬱生は幼いころから自らを曲げることなく、節操正しく生きていました。

13歳のころになると、張温の弟・張白のもとへ嫁ぎます。

しかし3ヶ月もしないうちに、夫とは死別してしまいました。

張温の回の話ですが、張温が蜀へ外交に向かったのち、蜀の政治を賛美したことで、孫権ににらまれます。張温の名声の高さを、孫権が恨んでいたとの説もあります。

孫権は本当に度量に問題があるのニャ。

張温の部下の曁艶(きえん)が人事で専横をおこなうと、孫権はそれに連座させて張温を失脚させました。

これに伴い、張温の弟の張白も左遷させられ、そこで亡くなってしまいます。

以来、未亡人となった陸鬱生は操を守り、有力者たちから再婚の使者が訪れても、承知することはありませんでした。

また困難な生活の中でも、陸鬱生は張白の姉妹たちを大切にし、信義を守りました。

姚信は陸鬱生の立派な行いを上奏し、「義姑」の号をあたえて表彰することで、人びとの生活態度を改めることができると述べています。このことから、中国では良妻の見本ともされていました。

しかし夫もすぐ死んでるし、政治にもいっさい絡んでいなくて、とくになにかしたわけでもない人物なのに、本作で武将として出てくるのニャ。

そのあたりは女性キャラを増やしたいという商業的な理由もあるでしょう。この手のシミュレーションゲームを買うのは、ほとんどが男性ですしね。

逆に「真・三國無双」シリーズは女性ファンが多いのでイケメンを増やしているニャ。曹休満寵は出てくるのに、いつまで経っても顔良文醜が出てこないのはビジュアル的な問題なのかニャ。

どうでしょう。

今回はそんな陸鬱生の能力を見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率:22
武力:33
知力:61
政治:50
魅力:67
主義:礼教
政策:政令徹底(Lv2)(命令書が増加)
父親:陸績

能力高すぎないかニャ? 知力や政治がどこから発生したのか意味不明ニャ。父親の陸績で知力65ニャ。なにげに、軍務に従事していた父親よりも武力と統率が高いニャ。

知力・政治・魅力は、平凡な文官ぐらいのレベルはありますね。『信長の野望』の姫武将も、そこらの武将より能力がやたらと高かったりします。女性キャラに活躍の場をあたえているのでしょう。

ちなみに初登場は『三國志11』です。そのときは知力71・政治70・魅力80ありました。

強いニャ。

 

個性について

寡欲:自身の俸禄が減少。

そしてブラック企業推奨の個性「寡欲」ニャ。

べつに誰かに仕えていたわけでもありませんしね。

 

陣形と戦法

陣形

方円、衝車

父親とおなじで「衝車」持ちニャ。

都市攻めの協力はできますね。

戦法

鎮静:状態異常解消。

「鎮静」だけニャ。

この手の文官タイプに戦法があるだけでも十分だとは思いますけどね。基本的には兵器運用のほうがいいでしょう。

 

総評

陸鬱生は文官タイプの武将です。知力・魅力は60台、政治は50台とそこそこ使えるとは思います。

個性は「寡欲」のみ、戦法は「鎮静」のみですが、兵器「衝車」を持っているので、都市攻めを手伝わせることも可能です。

とくに欠点もないので、人手が足りない都市の内政などを手伝わせるのがいいとは思います。

普通にサポート要員として使えるニャ。

次回は駱統(らくとう)です。