『信長の野望・新生』武将能力:太原雪斎の評価は?【武将評価シリーズ・その61】
『信長の野望・新生』武将評価シリーズ第61回目は、今川義元を陰で支えた黒衣の宰相・太原雪斎(たいげんせっさい)です。
当時人質だった徳川家康を教育したことでも知られていますね。
そんなわけで能力を見ていきましょう。前回の下間頼廉は以下のリンクから。
人物について
太原雪斎は臨済宗の僧です。明応5年(1496年)に生まれました。父は庵原政盛で、今川氏の重臣でした。
14歳のころに駿河富士山麓の善得院に入り、そののち京都の建仁寺で修行を積みました。
今川氏親は雪斎の秀才ぶりを知り、五男・今川義元の教育係を申し付けられます。しかし雪斎はこれを2度断ったといいます。
義元の教育係についてのち、氏親が亡くなり、今川氏輝があとを継ぎます。しかし子を残さぬまま亡くなり、その弟の今川彦五郎も突然死したことから、義元に継承権がまわってきました。
義元は北条氏綱の協力を得て、後継者争いに勝利しました。雪斎は軍事・政治の両面で義元を支えていくことになります。
天文6年(1537年)、雪斎は今川氏と不仲だった武田氏との関係改善に乗り出します。
しかしこれが理由で、武田氏と対立関係だった北条氏綱の怒りを買います。
ここで雪斎は、さらに上杉氏とも関係を結び、今川・武田・上杉の三方向から北条氏を攻めることとなりました。
この状況で北条氏綱が亡くなり、その子の北条氏康があとを継ぎます。
雪斎は氏康の才を知っていたのか、武田氏とともに北条氏と講和します。
こうして氏康は残った上杉氏8万を相手に、たった8千で勝利をおさめます。日本三大奇襲の一つ「河越夜戦」ですね。
織田信長の父・織田信秀が三河へ触手を伸ばしてくると、松平氏は今川氏へ救援を要請しました。そして人質として竹千代(徳川家康)を差し出します。
しかし家臣の裏切りにあい、竹千代は織田信秀に奪われてしまいました。
雪斎は総大将となって織田信秀と戦い、伏兵などをもちいて勝利します。
戦後、織田氏と今川氏のあいだで人質交換がおこなわれ、竹千代は今川氏にひきわたされました。雪斎は竹千代の教育係になったといいます。
天文23年(1554年)、雪斎は織田氏に対抗するため、武田・北条との「甲相駿三国同盟」を結成します。
しかし翌年、駿河長慶寺にて死去しました。享年60歳だったといいます。
基本ステータスについて
統率:90
武勇:60
知略:96
政務:95
主義:中道
武勇以外はすべて90越えですしね。
過去作だと統率が80台の時期が多かったですが、本作では90と、戦闘面でも高く評価されています。
戦法・特性について
(戦法)
不立文字:敵部隊の機動低下・攻撃低下。
(特性)
能弁:外交取次時の信用上昇増加。
用兵:敵部隊を挟撃中、自部隊の攻撃上昇。
能吏:街道に関する具申が可能。
「不立文字」は、文字や言葉で伝えられない教えであり、教育者としての雪斎をあらわれしていますね。
特性は「能弁」「用兵」「能吏」と、外交・戦闘・内政すべてそろった形になっています。
総評
太原雪斎は軍師型の武将です。
武勇以外はすべて90を超えており、戦闘・内政と全方向で活躍できます。
また「能弁」「用兵」「能吏」と、外交・戦闘・内政すべての特性を持っているので、さまざまな場面で力を発揮できるでしょう。
次回は片倉小十郎です。【追記】次回出来ました。以下のリンクから。