『信長の野望・新生』武将能力:鍋島直茂の評価は?【武将評価シリーズ・その37】

2023年2月13日武将能力評価信長の野望, 信長の野望・新生武将評価シリーズ

nabeshima naoshige

『信長の野望・新生』武将評価シリーズ第37回目は、竜造寺家に尽くした知勇兼備の将・鍋島直茂(なべしまなおしげ)です。

化け猫騒動の人ニャ。

それで有名になっている感じはありますが、武将としてもすぐれた人物です。

そんなわけで能力を見ていきましょう。前回の竜造寺隆信は以下のリンクから。

 

人物について

鍋島直茂は天文7年(1538年)、鍋島清房の次男として生まれました。

主君・龍造寺家兼が亡くなると、その孫である竜造寺隆信があとを継ぎます。

さらに竜造寺隆信の母が父・清房と再婚したことから、直茂は竜造寺隆信の義弟となりました。

義兄弟なのニャ。

直茂は竜造寺隆信を補佐し、竜造寺氏の主君である少弐氏を永禄2年(1559年)に滅ぼしています。

永禄12年(1569年)、大友宗麟が攻め込んでくると、竜造寺隆信を籠城させ、同時に安芸毛利氏に大友寮への侵攻を要請しました。

そして翌年には夜襲によって、敵の大将・大友親貞を討ち取ります。

大戦果ニャ。

竜造寺隆信が隠居して龍造寺政家が家督を継ぐと、直茂はその後見人となります。

そして運命の天正12年(1584年)。「沖田畷の戦い」において、竜造寺隆信が島津家久に討ち取られてしまうと、直茂はあとを追って自害しようとしますが、家臣に止められます。

直茂は龍造寺政家を支え、豊臣秀吉と通じて九州侵攻をうながします。

やがて島津氏は豊臣の大軍に降伏。龍造寺政家は肥前国を安堵され、鍋島直茂はそのうちの3万石余を下賜されました。

みごと復讐を果たしたのニャ。

朝鮮出兵では加藤清正に従って参戦。「関ヶ原の戦い」の3年前まで一度も帰国せず、ずっと朝鮮にとどまっていました。

「関ヶ原の戦い」では息子の鍋島勝茂が西軍に参戦しましたが、徳川家康側につくため、本戦が始まる前に撤退させています。

さらに家康への恭順の意を示すため、立花宗茂のいる九州の柳川城を降伏開城させました。

江戸時代に入ると竜造寺正家の子・龍造寺高房が幕府に、竜造寺氏の実権回復を申し出ます。

しかし幕府から、影響力のある鍋島家に禅譲するよういわれます。結果、龍造寺家の遺領を息子・勝茂が継ぎ、佐賀藩主となります。

直茂は竜造寺隆信への遠慮からか、みずから藩主になることはありませんでした。

元和4年(1618年)に病死。享年81でした。

当時としては長生きニャ。

このときの死因ですが、龍造寺高房の怨霊の呪いといわれています。

鍋島家に権力をとられてしまった龍造寺高房が自殺未遂をはかり、それが原因で病死してしまいました。

龍造寺高房の遺体は佐賀城下に埋葬されましたが、その亡霊が夜な夜な馬に乗って城内を駆けまわっているといううわさ話が広まりました。

ここから龍造寺高房の飼っていた猫が、化け猫になって直茂・勝茂親子に復讐をしようとする話に発展していきます。

直茂は耳の腫瘍で苦しんで亡くなったので、このことが化け猫や怨念の話に結び付いたのです。

「鍋島の化け猫騒動」ですが、これをもとにして新たな物語がつくられました。

鍋島勝茂のあとを継いで佐賀二代目藩主となった養子の鍋島光茂のころ、臣下の龍造寺又七郎が光茂の機嫌を損ねて惨殺されました。理由は「何度やっても又七郎に碁で勝てなかったから」です。

しょぼい理由ニャ。器が小さいニャ。

又七郎の母は、飼っていた猫に悲しみを語って自害します。

この猫が母の血をなめて化け猫となり、城内に入って光茂の愛妾・お豊の方を食い殺します。

そしてお豊の方に化け、夜ごとに光茂を苦しめました。

なんか自業自得感があるニャ。

その後、化け猫は忠臣の伊藤惣太・小森半左衛門に退治されるという話です。

いい話なのかどうかよくわからんのニャ。

 

基本ステータスについて

統率:88
武勇:82
知略:93
政務:83
主義:革新

想像したよりも能力が高いニャ。

知力は93もあって、他の能力も80以上ですしね。戦闘・内政、どちらの面においてもすこぶる優秀です。

初登場は「風雲録」でそのころから能力が高かったですね。「革新」だと武勇85、その他はすべて90台という高ステータスでした。

優秀な人材ニャ。

 

戦法・特性について

(戦法)
足止:敵部隊の機動低下。

(特性)
用兵:敵部隊を挟撃中、自部隊の攻撃上昇。

差配:合戦で積極的に味方部隊を救援。

作事:城下施設の建設効率上昇。

どちらかというとサポート系ニャ。

他の部隊と協力して戦う感じですね。

内政スキルとして「作事」もありますし、戦闘・内政どちらの面でも活躍できるでしょう。

 

総評

鍋島直茂は戦闘・内政のどちらの面でも優れた武将です。

知略は93あり、統率・武勇・政務も80以上の高ステータスです。

また内政特性の「作事」も持っているので、建設においてもどんどん活躍させていきましょう。

竜造寺家を支えるのニャ。

次回は島津歳久です。【追記】次回出来ました。以下のリンクから。