『信長の野望・新生』武将能力:松永久秀の評価は?【武将評価シリーズ・その27 】

2023年2月13日武将能力評価信長の野望, 信長の野望・新生武将評価シリーズ

matunaga hisahide

『信長の野望・新生』武将評価シリーズ第27回目は、戦国時代の名悪党・松永久秀(まつながひさひで)です。

悪そうな顔ニャ。ボンバーマンの人ニャ。

「日本史初の爆死」で有名になっていますね。漫画「へうげもの」の影響もかなり大きいと思います。

そんなわけで能力を見ていきましょう。前回の島左近は以下のリンクから。

 

人物について

松永久秀の出自については諸説ありますが、永正5年(1508年)に生まれたとされています。

三好長慶に仕えて才覚を現わし、やがて重臣となっていきます。

天文18年(1549年)、三好長慶が足利義輝細川晴元を近江に追放して京都を支配したとき、久秀はともに上洛して「弾正忠」に任官しました。

松永弾正ニャ。

足利義輝らが京都に攻め込んできたときには、これと交戦し、最終的には和睦しました。

永禄3年(1560年)には大和国を統一し、足利義輝から御供衆に任じられ、弾正少弼に任官します。

久秀は幕府と三好家の仲介役として立ち回っていました。また三好長慶からは、大和国の管理も任されていました。

有能なのニャ。

久秀の権力が拡大していく一方、三好長慶の弟・十河一存、三好実休、嫡男の三好義興が相次いで亡くなりました。そのため久秀による暗殺説もありますが、真偽は不明です。

三好長慶が亡くなると、甥の三好義継を、三好三人衆(三好長逸・三好宗渭・岩成友通)とともに支えました。

永禄8年(1565年)には三好三人衆らが軍勢を率いて上洛し、足利義輝を殺害する事件「永禄の変」が起こりました。

久秀の悪名が高まったのは、この殺害事件の首謀者だからといわれていますが、実際のところ、直接の指揮者は三好義継であり、久秀は事件当日も大和国にいたので参加していませんでした。

首謀者は三好義継で、久秀じゃないのニャ。

三好三人衆は次の将軍として足利義栄を担ぎますが、久秀は三好義継とともに足利義昭を担ぎました。

やがて対立し、いくさへと発展していきます。

久秀は、東大寺に陣をかまえた三好三人衆を襲撃し、このとき東大寺に火を放ったことからさらに悪名が高まります。

ただ「東大寺に火をつけたのは誰か」については諸説あり、ルイス・フロイスの『日本史』では「三好方のキリシタンによる放火」と記述されています。

それが本当だと久秀関係ないのニャ。

状況が不利になった久秀は織田信長の力を借り、三好三人衆を退けました。こうして久秀は信長に臣従するようになります。また三好三人衆とも和睦をしました。

しかし足利義昭が信長と不仲になったことから、久秀は三好三人衆らと結託して信長に反旗をひるがえします。

結果、三好三人衆は信長に敗れて自害し、久秀は降伏しました。

そののち、久秀はまたもや信長をうらぎり、上杉謙信毛利元就とともに打倒信長をめざします。

二度もうらぎったのニャ。

しかし久秀は劣勢になり、信貴山城に追い詰められました。

信長は久秀に、茶器「古天明平蜘蛛」を差し出して降伏するよう勧告しましたが、久秀は

「平蜘蛛茶釜と自分の首を信長に見せるわけにはいかぬ」

と返答し、茶器もろとも爆死したといわれています。

壮絶な死にざまニャ。

ただこれは後世の創作の可能性は高く、「平蜘蛛を叩き割ったあとに切腹」というのが実際のところかと思われます。

あの信長を二度も裏切っているにもかかわらず、まだ降伏のチャンスをあたえられるなど、捨てがたい人物だったのがうかがえますね。

 

基本ステータスについて

統率:86
武勇:72
知略:94
政務:90
主義:革新

能力高いニャ。優秀ニャ。

知略・政務は90台ですし、統率も80台ありますね。

「革新」までは統率が50~60台でしたが、史実だとけっこういくさをこなしているので、80台でも妥当とは思います。

 

戦法・特性について

(戦法)
平蜘蛛:敵部隊の兵力減少・体力低下。

(特性)
策謀:特殊な調略具申が可能。

数寄:家宝をまれに入手。

巧言:他勢力との交渉に関する具申が可能。

ユニーク戦法持ちなのニャ。優遇されてるニャ。

特性の方は内政関係ばかりになっていますね。

「数寄」持ちニャ。

この人物の数奇者は「へうげもの」で有名になりましたね。

 

総評

知略・政務は90台、統率も80台と能力が高く、オールマイティな強さを発揮できる武将といえます。

特性は内政向きのものですが、戦法にはユニークスキルの「平蜘蛛」がありますね。

なんにしろ優秀な人物なので、戦闘・内政の両面で活躍できるでしょう。

インテリヤクザ系の武将なのニャ。

次回は三好長慶です。【追記】次回出来ました。以下のリンクから。