『三國志14』武将能力:袁煕の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その130】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第130回目は、袁紹の次男の袁煕(えんき)についてお届けします。前回の高幹は以下のリンクから。
人物について
袁煕、字は顕奕(けんえき)。汝南郡・汝陽県の人です。
また妻は甄氏ですが、鄴が占領されたときに曹丕に取られてしまいます。
袁紹が公孫瓚を討ち滅ぼしたのち、袁煕は幽州の統治をまかされました。
また長男の袁譚は青州を、前回登場した袁紹の甥の高幹は并州を治めることになりました。
袁尚が亡くなると、袁譚と袁尚による後継者争いがはじまります。
しかし袁煕はこの後継者争いからは外されており、ただ自分の幽州を守るのみでした。
ところが、袁譚が曹操の力を借りて鄴を攻めさせ、袁尚が敗れて逃げたときに、袁煕は袁尚を受け入れました。
ここから袁煕も曹操との戦いに巻き込まれることになります。
弟思いといえば弟思いですね。
しかし袁煕がよくても、その部下で曹操と対立したくない者たちは、袁尚を受け入れたことを快く思っていませんでした。
やがて部下の焦触が、張南とともに反乱を起こします。
焦触は袁煕・袁尚を幽州から追いやり、みずからが幽州の刺史となりました。そしてのちに曹操に降伏し、侯の位を授けられます。
一方の袁煕・袁尚ですが、遼西の烏桓(烏丸)のもとへと逃げ込みます。
曹操は二人を追って、烏丸討伐の兵を挙げました。このとき、曹操に降伏していた高幹が、この隙をついて反乱を起こし鄴に攻め込んだのは、前回述べたとおりです。
一方の烏丸も、曹操との戦いに敗れます。
袁煕・袁尚は、今度は遼東の太守・公孫康のもとへ逃げ込もうとしました。
ここで曹操は、公孫康を攻めるまねはせず、軍を引き返そうとします。
ここで厳しい態度を見せれば、公孫康は袁煕らと手を組み、対抗してきます。
しかし手を緩めれば、公孫康はみずから袁煕らの首を取り、それを送ってくるに違いないと考えたからです。
公孫康のほうも、曹操に気に入られようと、袁煕らをだまして呼び寄せようとしました。
一方で袁尚も、公孫康をだまして兵を奪い取り、遼東を乗っ取ろうと考えていたのです。その計画を、兄の袁煕と相談していました。
袁煕・袁尚が遼東に到着すると、公孫康はあらかじめ用意していた伏兵で二人を捕らえました。
袁煕らは縄で縛り上げられ、凍てついた地面に座らされます。
袁尚が寒がって蓆(むしろ)を要求すると、袁煕は、
「首が万里の旅へ出かけるときに、蓆など必要はあるものか」
とたしなめました。こうして2人は処刑されたのです。
今回はそんな袁煕の能力について見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:66
武力:51
知力:68
政治:65
魅力:63
主義:名利
父親:袁紹
配偶者:甄氏
政策:兵器強化(Lv3)(井闌、衝車、投石陣形の効果が上昇)
親愛武将:甄氏
嫌悪武将:曹丕
そこそこ潰しの利きそうな能力ですね。
ちなみにシリーズの1のころは魅力89ありました。
1以降からは、現在のような平凡なステータスになっていますね。
個性について
動員:官職に加えて、指揮兵士が1000増加。
親烏:所属都市に所在していると烏桓が出現しない。計略「埋伏の毒」で烏桓が出現する。
工面:太守として所在する拠点内の兵士の兵糧消費が減少。
小心:命令設定で、敵接近時「攻撃」、自主退却「不可」、追撃「許可」が選択不可。
「親烏」「工面」といった使える個性があるのは強みですね。袁家3兄弟の中では、一番太守向きだとは思います。
陣形と戦法
雁行、井闌
味方のサポートや都市攻めのお供にといったところでしょう。
連弩:ダメージ+「足止」付与。対拠点可。
治療:負傷兵回復。
井闌:ダメージ。対拠点可。
「井闌」も持っているので、都市攻めで役立てていきたいですね。
総評
袁煕はバランス型の武将です。凡将ですが、武力以外は60以上あるため、内政・戦争とそこそここなせるでしょう。
また「親烏」「工面」といった太守として使いやすい個性があるので、烏桓が出現する地域をまかせるのもいいかと思います。
バッド個性も1つだけで、3兄弟の中では一番使いやすいとは思います。
次回は劉焉を予定しています。また諸葛亮や関羽の一族でもやったように、袁紹の一族の能力比較も予定しています。【追記】次回と袁紹の一族比較できました。