『三國志14』武将能力:夏侯惇の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その5】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第5回目は、曹操のいとこであり良き忠臣でもある隻眼の武将・夏侯惇(かこうとん)についてお届けします。前回の関羽は以下のリンクから。
人物について
夏侯惇、字は元譲(げんじょう)は豫州沛国の人です。
曹操や夏侯淵とはいとこ関係です。気性は荒く、14歳のころに学問の師を侮辱した者を殺したといいます。黄巾の乱のころから曹操にずっと付き従ってきました。曹操陣営の旧臣ですね。
隻眼になったのは、徐州での呂布討伐戦のときです。流れ矢が左目に刺さったことで視力を失ってしまいました。「三国演義」では「親からもらったものは捨てられぬ」と、自分の左目を食らいます。
今回は曹操軍の要ともいえる夏侯惇の能力について見ていきます。
基本ステータスについて
先の回で呂布や関羽を見てきたので、彼らと比べればいまいちかもしれません。しかし政治もそこそこありますし、使いやすい武将ではあります。
夏侯惇は「三國志」シリーズにおいて、武力の評価がコロコロ変更されて安定していませんね。
1のころは武力82で、『三國志2』になると一気に93まで上がりました。『三國志4』で武力96までいきましたけど、そこからは下り坂で、90前後で推移しています。
それと「夏侯惇と夏侯淵、どっちが強いか問題」みたいなのがあって、これもシリーズごとに違ってきます。
1のころの夏侯淵は武力92で、82の夏侯惇よりもだいぶ評価されていました。
しかし『三國志2』になると夏侯淵は武力90になり、夏侯惇のほうが強いことになっています。それからしばらくは夏侯惇のほうが評価されていましたが、『三國志10』以降は夏侯淵のほうが武力が高いですね。
本作では夏侯淵は武力91なので、夏侯淵のほうが強いです。統率も夏侯淵は92あります。
馬超と韓遂を破って、涼州を平定したことが評価されているのかもしれませんね。漢中の守りも任されていますし、功績としては夏侯淵のほうが大きいという判断なのかもしれません。
個性について
驍将:自ユニット以外の、周囲の味方ユニットの攻軍が上昇(艦船、兵器以外)。
求心:自ユニット以外の、味方ユニットの士気が低下しにくくなる。
怒髪:範囲内の味方ユニットが壊滅すると、自ユニットの士気が上昇。
柱石:都市に配置すると、全地域の治安が上昇しやすくなる。
癇癪:所属する拠点が「挑発」にかかると、その期間を延長する。
「求心」「柱石」は関羽も持っている個性ですね。都市に配置するのには適していますが、「癇癪」持ちなので挑発に弱いというデメリットも付加されてしまいます。
あと「驍将」は関羽の「神将」(自ユニット以外の、周囲の味方ユニットの攻軍・防御が上昇)の劣化版みたいなものですが、関羽が強すぎるだけなので、味方へのバフとしては良いものです。総合的には悪くはないでしょう。
陣形と戦法について
魚鱗、鋒矢、方円、鶴翼
鶴翼が使えるので、占領しつつの進軍がしやすいです。構成的には関羽と似たような感じですね。
豪気衝天:味方の士気アップ+敵の行軍ダウン。対拠点可。
奮戦:ダメージ。
鯨波:味方の破城アップ+敵の行軍ダウン。対拠点可。
大喝:敵の防御力ダウン。
罵声:敵の士気ダウン+敵の行軍ダウン。対拠点可。
「奮戦」以外は、敵へのデバフ技ですね。「豪気衝天」は拠点に対しても効果があるので、都市攻撃にも使えます。
敵の行軍をダウンさせるものが多いので、集団戦や都市攻めでは威力を発揮するでしょう。戦争のサポート役としても活きてくる能力の持ち主です。
総評
呂布や関羽などといった超一級の猛将と比べると地味な感じですが、政治も含めた総合的な能力は高いので、潰しの利く武将ともいえます。魅力も88と高めです。
また「豪気衝天」などの敵の行軍ダウンや味方の士気をアップさせる戦法や、「驍将」「求心」など味方にバフをあたえる個性も持っているので、戦争時の集団戦では力を発揮できるでしょう。
都市の管理や、味方へのサポートもできる良将といえます。
次回は趙雲を予定しています。
↓次回出来ました。