『三國志14』武将能力:顔良の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その98】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第98回目は、文醜とともに袁紹に仕えた猛将・顔良(がんりょう)についてお届けします。前回の司馬炎は以下のリンクから。
人物について
顔良は文醜とともに並び称される、袁紹陣営の猛将です。正史での記述はそれほど多くはありません。
曹操と袁紹が正面衝突することになった「官渡の戦い」においては、孔融は荀彧に、
「顔良と文醜は三軍をおおう勇士であり、勝つことは難しい」
と忠告しています。しかし荀彧は、
「あの二人に将としての器はなく、武勇を頼りにするのみです。一度のいくさで生け捕ることができましょう」
と答えました。
袁紹陣営のほうでも、沮授が顔良の猪突猛進な性格を心配していました。
袁紹は顔良を白馬津に派遣し、曹操軍の劉延を攻撃させようとします。沮授は、
「顔良は武勇にすぐれていますが、せっかちな性格です。彼ひとりにまかせるのは危険です」
と袁紹を諫めました。
しかし袁術は聞き入れず、顔良を郭図・淳于瓊とともに白馬津に派遣してしまいます。
曹操軍の荀攸は敵の数が多いのを知り、まともにぶつかると勝てないことから、「敵の背後をついて、突出してきた兵を各個撃破する」策を献じました。
曹操はそれに従い、袁紹軍の背後を奇襲する様子を見せると、顔良は驚いてすぐに迎撃に向かいます。
突出してきたところで、曹操は関羽と張遼を先鋒にして迎え撃ちます。
関羽は顔良の旗印を見つけると、馬に鞭を打ち、大軍のまっただなかに突入しました。そして顔良を刺し殺し、その首を取って戻ってきたのです。
「三国演義」のほうでは、顔良は曹操軍の宋憲・魏続を討ち取り、徐晃を敗走させるといった活躍をしています。
しかしそののちに、関羽に一刀で斬り殺されています。
「三国演義」の弘治本(嘉靖本)の注では、劉備が顔良に関羽の特徴を教え、「自分が袁紹陣営にいることを伝えてほしい」と頼んでいました。
いくさのときに、顔良は関羽を見つけると、劉備との約束を守って、戦わずに話しかけようとしました。
しかし関羽は問答無用で斬り殺したといいます。
「あ、関羽どの。劉b――」ザシュ!(斬り殺される効果音)
みたいな感じだったのニャ。
戦場で話をしている余裕はなかったのでしょうね。
今回はそんな顔良の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:86
武力:93
知力:40
政治:32
魅力:51
主義:我道
政策:魚鱗強化(Lv5)(魚鱗陣形の効果が増加)
親愛武将:袁紹、文醜
徐晃(武力90)に勝っていることから、この数字になったのでしょう。武力ランキングでも太史慈・黄忠と並ぶ7位ですね。
統率も86と高く、戦闘ユニットとしては申し分ない能力です。
ちなみに1のころは武力89でした。だんだんと評価されてきた形ですね。
個性について
威風:特定範囲内の敵の士気を低下しやすくする。
豪傑:一騎討ちが発生しやすい。
果敢:自ユニットが「足止」にならない。
猪突:命令設定で、敵接近時「無視」、自主退却「許可」が選択不可。
癇癪:自ユニット、太守として所在する拠点が「挑発」にかかっている期間を延長。
正史ではこれが理由で各個撃破されて、関羽に殺されてしまいましたしね。また「癇癪」もあるので、挑発には弱いです。
「威風」「豪傑」があるので、武力を活かして戦っていくのがいいでしょう。
陣形と戦法
魚鱗、鋒矢、錐行
機動力重視型ですね。普段は「魚鱗」でいいとは思います。
疾風怒濤:ダメージ+敵の士気ダウン。
奮戦:ダメージ。
大喝:敵の防御ダウン。
攪乱:敵の機動ダウン。
罵声:敵の士気+攻軍ダウン。対拠点可。
「疾風怒濤」は猛将らしいダメージ技で、さらに敵の士気をダウンさせる効果もあります。敵の士気を落ちやすくする「威風」との相乗効果が期待できるでしょう。
相手を弱らせて叩くことができるので、攻撃力は数字以上に上がるでしょう。
総評
顔良は武力も高く、本作においてもトップレベルの猛将です。
固有戦法「疾風怒濤」や、敵の士気が落ちやすい「威風」があるので、ステータス以上の力を発揮していくことができるでしょう。
ただ「猪突」や「癇癪」といったバッド個性があるため、「挑発」などで釣られてしまうとばあいによっては面倒なことになります。
ひとりで戦わず、文醜など仲間とともに連携していきましょう。
次回は相方の文醜を予定しています。
↓次回出来ました。