『三國志14』武将能力:関平の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その77】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第77回目は、関羽の長男である蜀の将・関平(かんぺい)についてお届けします。前回の程昱は以下のリンクから。
人物について
関平に関する記述は、正史「三国志」にはあまりありません。
字も不明です。民間の伝承では「坦之(たんし)」とされていますが、本当かどうかはわかりません。
関羽の長男とされ、弟には関興、それと「三国演義」「花関索伝」などの創作に登場する架空の弟・関索がいます。【追記】関羽の子や孫については「関羽と子孫たちの能力比較」の記事を参照。
そうですね。関羽が五関を突破して劉備に再会したときに、関定という老人の屋敷で世話になっていました。
関定には二人の息子がおり、兄の関寧は学問を、弟の関平は武術を学んでいました。
このころ関羽には子がいなかったことから、劉備の仲立ちで18歳の関平をもらいうけることになったのです。
そもそもそういう記述がありませんしね。おそらく本当の子だったとは思います。
「三国演義」のこのあたりの流れはすごく好きですね。強い武将たちが劉備のもとにどんどん集結してくるのが、読んでいて楽しいです。
史実においては、関平は関羽に従って荊州で呂蒙と戦いました。敗れて捕らえられたときに、父子ともども処刑されています。それぐらいしか記述がありませんね。
逆に記述が少ないことで、物語的には自由に動かせる登場人物ともいえます。
「三国演義」では荊州に夏侯惇が攻めてきたときに、劉備の養子の劉封とともに諸葛亮の火計を実行し、勝利に導きました。
赤壁の戦いののち、周瑜が劉備を抹殺しようともくろみましたが、関平は劉封とともにそれをはばみました。劉備の蜀攻めのときも、関平と劉封はともに従軍していますね。
関羽の襄陽攻めでは、徐晃や丁奉と戦ったりなどの活躍を見せています。やがて関羽とともに捕まり、斬首になるのは史実とおなじです。
現在では関帝廟に、周倉とともに祀られることが多いですね。
今回はそんな関平の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:77
武力:82
知力:68
政治:60
魅力:76
主義:王道
政策:鶴翼強化(Lv4)(鶴翼陣形の効果が上昇)
父親:関羽
親愛武将:関羽、関銀屏、周倉、趙累、劉封、廖化
けっこう高いパラメータだと思いますね。猛将の子のステータスは、本シリーズでは基本的にあまり高く設定されていないですしね。
ちなみに1のころは武力は77でした。80台になったり70台になったりと、評価が定まらない感じですね。『三國志7』だと74です。
「三国演義」ではけっこう活躍しているので、武力は80台でも問題ないかと思います。
個性について
一心:自ユニットが攻撃を受けたさいに士気が低下しにくくなる。
不屈:兵站切れしたさい、自ユニットの士気が低下しにくい。
調練:訓練担当官に任命すると士気が上昇しやすい。
すべて士気に関わる個性ですね。「調練」は内政で役立つでしょう。
陣形と戦法
魚鱗、鋒矢、鶴翼
野戦陣形のみなので、「魚鱗」か「鶴翼」といったところでしょう。
忠勇義烈:ダメージ+味方の士気アップ。
鯨波:味方の破城アップ+敵の攻軍ダウン。対拠点可。
牽制:敵の攻城ダウン+敵の破城ダウン。
駆逐:ダメージ。
「忠勇義烈」はダメージをあたえつつ、味方の士気をアップさせます。
「鯨波」「牽制」もあるので、攻めと守りでも役に立つでしょう。
総評
関平は、戦闘ユニットとしては中のちょっと上といったところです。
ダメージ+士気アップの「忠勇義烈」や、「一心」「不屈」「調練」などの個性によって高い士気を保つことができるでしょう。
戦場に出して関羽をサポートさせたい武将です。
次回は関平の相方、劉封を予定しています。
↓次回出来ました。